頑張って勉強しているのに、いまひとつ成果が出ない。勉強時間はたっぷりとっているし、参考書や問題集選びも慎重にやっている。スキマ勉強とかノート術とか、いろいろ工夫してはいるけれど、勉強の効果が上がらない。そんなふうにお悩みの方は多いことでしょう。

努力して勉強した成果をよりアップできる方法があります。それは「瞑想」。

みなさんは、瞑想をしたことがありますか。瞑想と聞けば、どこかの修行であるかのようなイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。ですが近年、瞑想が学習をする際に役立つと世界で注目されつつあるのです。

今回は、取り組めばきっと勉強へのよい効果が期待できる「瞑想」について、詳しくお伝えしたいと思います。

短時間の瞑想で記憶力が上がる

瞑想をしたことのない方にもオススメなのが、「マインドフルネス」。これは、呼吸を整え、身体の一部分に意識を集中させることによって、心を無にして何も考えない状態にする瞑想法。Googleやインテルなどの社員研修で取り入れられていることや、スティーブ・ジョブズ氏も実践していたことでも有名です。

実は、このマインドフルネスには記憶力をアップさせる効果があることが分かっています。米ハーバード大学の研究で、16人の被験者を対象に1日30分のマインドフルネスの習慣を8週間続けさせたところ、学習や記憶能力、感情の制御などをつかさどる脳の部位の機能がアップしたことが明らかになりました。

マインドフルネスであれば、座禅の修行のように難しく考えることなく、いつでもどこでも行うことができるという手軽さがあるので、簡単に習慣付けることができますね。1日30分という短時間でいいのも魅力です。

普段から地道にコツコツと、毎日30分のマインドフルネスを続けてみてはいかがでしょうか。きっと勉強に大きな効果が得られるでしょう。

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瞑想が生み出すシータ波は、学習効果を上げる

瞑想をしている時、脳からはシータ波という4~8Hzの脳波が出ています。シータ波が出ると、脳は潜在的に「ワクワクしている」「興味を持っている」という状態になるのだそう。ですから、脳からシータ波が出ている状態で勉強に取り組めば、より積極的に取り組むことができるようになるのです。

「暗記物は寝る前に」とよく聞きますよね。寝る前の暗記が効率的なのは、記憶は寝ている間に整理されるからだ、と言われています。

なんと、シータ波は、眠りにつく前にも出ているのだそう。寝る前に学習すると効率が良いというのは、シータ波の観点からも理にかなっているのかもしれません。

瞑想をすれば、寝る前でなくても自分の好きな時にシータ波を脳内で生み出すことができるということ。効率良く学習したいなら、ぜひ瞑想を取り入れて、勉強の効果を最大限アップさせましょう。

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瞑想で心を落ち着け、集中力アップ

米マハリシ経営大学の脳研究ディレクターであるフレッド・トラヴィス博士が、大学生を瞑想を行うグループと行わないグループとに分け、脳の状態を比較する実験を行いました。すると、瞑想を行ったグループは、標準的な脳の測定値で高いスコアを取り、交感神経反応の減少と眠気の減少が見られたと言います。交感神経反応が減少したというのは、感情のバランスがとれ、イライラが軽減したという意味です。

それに対し、瞑想を行わなかったグループでは、脳機能の分裂や交感神経反応の増加が見られたそうです。これは、不安や思い煩い、短気の増大に加えて、注意力が散漫になり、思考の混乱を引き起こす可能性がある状態になったことを示しています。

この実験結果からは、いかに瞑想がストレス発散に好影響を与えるかについて知ることができます。イライラして注意力が散漫になり、頭の中が混乱してしまっては、集中して勉強に取り組むことなどできません。落ち着いた精神状態で勉強するためにも、瞑想を実践してみましょう。

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瞑想を取り入れることによって、より効率的な学習ができるということがお分かりいただけたと思います。みなさんも、ぜひ毎日の習慣に瞑想をプラスしてみてください。

(参考)
IRORIO|科学者も認めた“2ヶ月で学習・記憶能力が上がる”瞑想法とは?
TM wave|瞑想は学生の学習能力を高め、集中力を増し、ストレスを低下させる
One|脳波をいつでもシータ波状態に出来れば奇跡が起こる!
日経ウーマンオンライン|ジョブズも実践 「マインドフルネス」ってどんな効果が?