晴れた日は外で勉強しよう! 東大生が「ソト勉」を試してみた。

Smiling student

勉強場所をどこにするか。学生だけでなく、社会人にとっても大きな問題です。

特に社会人の方は塾や学校の自習室が利用できません。どこに行くか考えるのが一苦労、なんて方もいるのでは?

そんな迷える勉強難民のみなさんに提案です。太陽の下、野外に出て勉強しませんか?

今日は新しい勉強の形。「ソト勉」の提案です。

意外に楽しい!野外で勉強すること

屋外のテラスに腰掛け、洋書片手に物憂げにペンを回す……。ジブリ映画の一幕にでも出てきそうなシーン。やっぱり、屋外で勉強するのって、おしゃれなイメージがありますよね。

実際に筆者が体験してきました。場所は東京大学の駒場キャンパス。食堂の前にあるテラス席です。

天気は晴れ。風も強くなく、絶好の勉強日和。ここで二時間ばかり勉強してみました。ふむふむ。

勉強してみて思ったのが……気持ちいい!!

かなり爽快でした。ほどよく風が当たり、なんだかいい気分。日もポカポカとしていて、暖かかったですし。あまりに快適で、眠くなっちゃうかなーなんて思ってたんですが、周りの人目や雑音のおかげでそこまで眠くもならず。 結局一睡もせずに勉強を終えました。筆者にしては快挙です。

さらに感じたのが、明るさ。自分は目が悪いので、屋内の照明はいつも若干暗いなぁ…目が疲れるなぁ…と思うことが多かったんですが、今回はそんなことありません。自然の照明が手元を明るく照らしてくれ、超快適でした。

【結論:屋外での勉強は、すばらしい!!】

Smiling businesswoman sitting in a classic city park

科学的にも証明された、ソト勉の魅力!

……とここでコラムを終了してもよいのですが、これではただの日記。Study Hackerらしく、科学的な効果もご紹介しましょう。

1,雑音に囲まれて集中力アップ!

外じゃうるさくて集中できないじゃん…なんて思う人も多いかも。でも、実は違うんです。人間、ある程度の雑音下の方が集中できる、ということが様々な研究によって明らかになってきています。

イリノイ大学のラヴィ・メータ教授によると、「適度なBGMとしての周りのおしゃべりは効果的」なんだとか。教授は、図書館のような完全に静寂が保たれているところでは、創造的な思考は阻害されると語っています。特に、車が通り過ぎるくらいの音量(約70デシベル)が最も効果的とも。これ、割と大きな音ですよね。まさに屋外のガヤガヤがちょうどいいのかも。

2,日光を浴びて気分晴れ晴れ!

勉強すると気分がなんとなく重くなる…なんて人も多いかもしれません。カウンセラーの大美賀氏によれば、「日光は人間の精神状態に大きく影響している」とのこと。日光を浴びると脳内でセロトニンと呼ばれる物質が分泌され、精神を安定させてくれるんだとか。セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれる物質で、気分を明るくしてくれる効果があるんです。外で勉強すれば、日光を浴びて気分が明るくなり、ルンルン気分で勉強できますね。

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いかがでしょうか。真夏にならない今のうちに。外に出て勉強してみては?


東京大学理科二類所属。県立浦和高等学校および駿台予備校出身。小さいころから自然や生き物に関心を持ち、高校時代に読んだ福岡伸一の「生物と無生物のあいだ」に刺激をうけ、分子生物学を志す。テニス歴6年。AKB48の大ファン。

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