「試験勉強がなかなか続かない」
「資格のための勉強をしていても途中で力尽きてしまう」
そんな学生や社会人の皆さんは多いのではないでしょうか? 特に、受験や国家試験の勉強などはやらなければいけないことが多すぎて、なかなか根気がいるものだと思います。どんなに頑張っていても、先の見えない勉強を毎日継続していくのはとても難しいことですよね。

そんな時におすすめなのが、勉強で「成功体験」を出来るだけ得るようにすること。成功体験を繰り返していくうちに、自分の自信へと繋がり、やる気も沸いてくるので勉強を続けるにはとても効果的です。

そもそも成功体験とは?

勉強をしていてもっとも楽しいと思える瞬間はどんな時ですか? 問題が解けたときや勉強の成果が出たときではないでしょうか。

ここでいう成功体験とは、この「楽しい」と思える瞬間を、達成すべきハードルを一時的に下げることで作り出し、モチベーション向上につなげていくことを指します。

勉強する上で、モチベーションの維持は非常に重要です。
文教大学の調査によると、小中学生の算数・数学の嫌いな理由は、「難しい」からというのが圧倒的に多いそう。「難しい」、「解けない」という感情は個人のやる気を削ぎ、勉強を続けていく上で障害となってしまいます。

また、この感情が続けば、たとえ解けそうな問題でも、どうせ自分には無理だろうと思ってしまい、失敗体験のスパイラルに陥ってしまうでしょう。これを防ぐ為に、成功体験をすることがとても重要なのです。

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浅田真央さんも実践! できることだけやってみるという方法。

まず、成功体験をする上で最も重要なのが、失敗を失敗だと思わないようにすることです。

例えば、テストで前より点数が下がってしまったとしましょう。ここで、「あぁ、失敗した」と思うのではなく「平均点よりは良かった」などと物事を前向きに考えるのです。

数学でいえば、「自分は証明問題ができない」と思うのではなく「計算問題なら出来る」と思うようにしたり、「暗記が苦手」だと感じても、「苦手なのではなくやってないだけ」と考えを転換していくことが大切。このように、ネガティブなことをポジティブに変えていくことで、勉強に対する苦手意識を減らしていくことが出来ます。

また、自分が必ず解ける簡単な問題を解くことも、成功体験を得るもうひとつの方法です。たとえ易しい問題でも、「解けた」という実感による幸福度は得ることが出来るはず。このように、解ける経験を何度か積むことで「自分は出来るんだ」と認識するようになり、自ら勉強や問題にどんどん挑戦していくようになります。数をこなせばそれだけ知識も増えていき、いつしか難しい問題も解ける力がついていくでしょう。

フィギュアスケートの浅田真央選手も、この成功体験を取り入れた練習法を実践しています。浅田選手は、過去に不調だった時、高難易度のトリプルアクセルをあえて練習で飛ぶのをやめ、得意の二回転のジャンプを練習し続けることで調子を取り戻したそうです。

このように、まずはできることからやってみることが勉強継続への第一歩となります。

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成功体験はあくまで “きっかけ作り”

成功体験を行う上でよく陥ってしまう問題は、物事を肯定的に捉えようとするあまり、物事の否定的な部分を全く見なくなってしまうことです。

物事を前向きに捉えることは確かに大事ですが、同時になぜその失敗が起こってしまったのか、原因を考えることもまた重要なことです。

また、簡単な問題を解く際も必ず難易度を徐々にステップしていかなければなりません。いつまでも易しい問題を解いていても、手応えがなくなってきますし、実力が付きませんよ。

成功体験は、勉強を継続させていくためのきっかけ作りとし、くれぐれも成功体験ばかりを追い求めないようにしましょう。

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このように、成功体験をしていくことは勉強の続けていくためのモチベーション向上へと繋がります。みなさんも勉強に行き詰った時は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?

(参考)
文教大学 越谷キャンパス|資料<アンケート結果の調査と分析>
NHK ONLINE|「勉強が続く! 根気の秘策」
All About|3日坊主がやめられる「根気」を身につけるには?