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受験シーズン本番となりました。この時期になると、「あれもやってない! これもやってない! 」と切羽詰まった気持ちになるものです。特に数学では、この時期に解けない問題に出くわすと余計に焦ってしまいますよね。

しかし、合格に必要なことは非常にシンプル。基礎的な知識を自由に使いこなせる力があればいいのです。

東大や京大などの難関大であっても、合格に必要なのは結局のところ基礎力です。入試でいう基礎力とは、教科書に載っている公式などの簡単な事項のことではありません。入試で合否を分けるような問題は、大抵の場合、基礎事項や定石のいくつかを組み合わせて解く問題です。受験に求められる数学の基礎力とは、手持ちの知識や定石から、出題者が問いたいものはどれなのかを見抜き、それを組み合わせとて解いていく能力だと言えます。

そのような定石を問う問題は、これまで受験対策に使ってきた標準的な問題集にほぼ網羅されています。この時期になれば、問題集は一通り解き終わっているはず。勉強する中で蓄えた「知っている」だけの知識を、「使える」知識にする方法を紹介します。

「あれも、これも」はNG。問題集と模試を徹底的に復習しよう

入試直前期に欲張って新たな問題集に手を出すのは、お勧めしません。まず、本番直前に、未知の事項を問う問題に当たるのは、精神的に大きな負担になります。加えて、応用問題に挑戦とばかりに難問奇問に挑み、基礎の確認がおろそかになると、思わぬ抜けから本番で失点してしまうということも起きかねません。自分が信頼できる問題集を決めて、最後の最後まで活用しましょう。

模擬試験の問題の活用も大変重要です。受験生の皆さんは、これまでたくさんの模擬試験を解いたと思いますが、徹底的に復習してきたでしょうか。模擬試験の問題は、出題者が、受験生にどんな知識を身につけさせるべきかを考えに考えて作り上げたものです。ですから、ある単元における必須の知識が問われているケースがほとんどです。模擬試験も、問題集と同様に徹底的に反復し、使える知識として定着させましょう。模擬試験をきちんと復習していない、という人は、さっそく復習に取り掛かってくださいね。

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時間を圧縮して問題演習に取り組もう

同じ問題集を漫然と繰り返していたのでは意味がありません。僕が提唱する勉強法では、解く時間を短縮していくことをお勧めしています。

最初は解くのに30分かかる問題があったとしたら、その問題の解法を徹底的に頭に叩き込み、何度も訓練して、5分ほどで答案を書くことができるようにしましょう。

最初は難しく感じるかもしれません。しかし粘り強く取り組んでいけば、問題を見た瞬間に、解答の形や解き方、式の展開等が思い出せるようになり、反射的に手が動くようになります。そのレベルにまで達すれば、受験会場にも自信をもって入ることができるでしょう。

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最後まであきらめない気持ちを大切に

「直前期は暗記科目しか伸びない」とよく言われます。しかし、上記で紹介した方法なら、英語・数学・国語のような暗記以外の科目であっても得点力を最後まで伸ばすことは十分可能です。

本番までの日数が少なくなるにつれて、もうできることは何もない、などと思ってしまいがちですが、それは正しくありません。実力は、勉強すればするほど伸びていきます。ましてや、本番直前というプレッシャーを感じた状態であれば、学習効率は普段と比べ物にならないほどに高くなるでしょう。直前期こそ、有効な勉強法を取り入れることで最後まで力を伸ばし続けるチャンスなのです。

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いかがでしょうか。
数学の問題を解く知識は、知っているだけでは十分ではありません。使える知識が増えていくと、数学の問題が意外なほどシンプルに思えてきます。そうなれば、受験対策としては万全です。あれもこれも手を出すのではなく、これらのスマートな勉強法を活用して、最後まで頑張ってください。


京都大学経済学部所属。栃木県立宇都宮高校卒業。ウインドサーフィン部に所属。風を追い求め日々琵琶湖に通っている。アラビア語がマイブーム。