忍術コラム、第7弾!
今日の忍術は「水月の術」です。
この忍術は、おとりを使って敵の心を奪い、隙をつくって攻撃する、というもの。
「水月の術」という忍術の名前は、猿が水に映った月を本物の月と間違えることに由来しています。

この忍術を勉強にどう活かすかが本題……ではありません。
この忍術に引っかからないようにすることが、このコラムのテーマです。

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badge_columns_100171「ひっかけ問題」は忍術である

センター試験では、複数の選択肢から正解を選ばせる形式の問題が出ます。
その選択肢がくせもの。
明らかに間違っている選択肢もありますが、注意して読まないと誤って選んでしまう、いわゆる「ひっかけ問題」が出題されることも多々あります。
これは、出題者が「水月の術」を使っているということです。
出題者は、ひっかけの選択肢という「おとり」を使って受験生の心を奪い、正しい選択肢から目を逸らすように仕向けています。
しかし、この忍術を知っていれば、忍術に引っかかることも少なくなるでしょう。

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badge_columns_100171「水月の術」への対策

1:「ひっかけ問題」の特徴をつかむ
特徴をつかむための一番の近道は、過去問を解くことだと思います。
特徴を人から聞いて知ったつもりになっていても、実際にひっかからないとは限りません。
過去問を解き、経験を積むことで、だんだんひっかからなくなっていきます。

2:「出題者は忍者だ」という心構えで臨む
実際に問題を解く際に、出題者は受験者をひっかけようとするものだ、という心構えで試験に臨みましょう。
意識するかどうかの差が結果にあらわれます。
ひっかけ問題に慣れてくると、「あ、この選択肢は出題者がひっかけようとしているんだ!」と気づき、忍術を見破った喜びを味わうことができます!

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badge_columns_100171企業が仕掛ける忍術

「水月の術」が使われているのは、センター試験だけではありません。
世の中の、あらゆるところで使われています。

たとえば、こんな経験はありませんか?
・全然買うつもりはなかったのに、スーパーマーケットで試食をして、つい買ってしまった
・「無料」でゲームを楽しむつもりだったのに、つい課金してしまった

これ、忍術ですよ!「水月の術」にひっかかっています!
スーパーマーケットで美味しそうにみえる試食は、消費者に商品を買わせるための「おとり」。
課金型ゲームの「無料」という言葉は、「無料」という言葉に弱い消費者にダウンロードさせるための「おとり」。
もちろん、購入や課金をしたとしても、幸せだと思えたら、それで全く問題はありません。
でも、「買うつもりがなかったのに買っちゃった」と後悔したり、課金が止まらなくなって、予算以上のお金をつぎ込んでしまったりしている人は、「水月の術」にひっかかっていると言えます。
マーケットでも忍術が使われていることを想定していれば、「おとり」に気づくことができ、無駄な消費が抑えられます。

忍術を学ぶメリットは、自分が使えるようになることだけではありません。
忍術を知っていれば、相手が使うことも想定できるため、対策をすることが可能になるのです。
ぜひ、忍術を学んで賢い忍者になりましょう!!


東京大学文学部行動文化学科社会学専修課程。ノートルダム清心高校卒業。大学ではセクシュアリティについて勉強している。忍者が好き。服のセンスとユーモアのセンスがほしい。