梅雨が開けて、いよいよ本格的な夏が始まりましたね。
夏休みに入った学生さんたちはもちろん、社会人の皆さんはまとまった休みが取りやすくなり、夏を満喫することでしょう。

そんな待ちに待った夏をただ単に楽しむだけではもったいない! せっかくなら、周りに「お!」と思われるような科学的な見方をしながら、夏の風物詩を楽しみませんか? 今回は、夏にぴったりのちょっとした科学ネタを紹介します。

【初級編】夏の星空

夏休み中、キャンプをする予定はありますか? 最近では、手軽で快適に過ごせるキャンピングスタイル“グランピング”が流行し、気軽にキャンプを楽しめるようになってきました。

自然豊かなキャンプ場であれば、普段より一層、星がキレイに見えると思います。この時「星がキレイ」だけで終わらず、もう一歩踏み込んで星座を観察してみませんか?

まず外せないのが「夏の大三角」です。
・はくちょう座のデネブ
・わし座のアルタイル
・こと座のベガ

夏の大三角を見つけるにあたって、はくちょう座から探すのがおすすめ。白く輝く天の川の中に、とりわけ明るい5つの星が十字架をなしていたら、それがはくちょう座です。はくちょう座から天の川に沿って南の方に注目すると、2つの明るい星が天の川を挟んで見つかるでしょう。それらがこと座のベガとわし座のアルタイルとなります。

夏の大三角以外にぜひチェックしたいのがさそり座。さそり座の心臓に位置するアンタレスという一等星はユニークで赤色に光っています。この他にもたくさんの夏の星座があるので、いろいろな星座を調べながら、夏の夜空を楽しんでみましょう。

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【中級編】虹

夏の天気は、多くの虹を生み出します。雨が降った後にすぐに晴れると虹ができやすいので、夕立後は虹がかかる好条件です。太陽とは反対側、つまり東の空に注目してみてください。

虹の中には複数の色が見られますよね?
虹が発生するメカニズムは少々難しいのですが、簡単に説明すると、各色の光の屈折率の違いによって複数の色が見えるということです。「波長が短い光ほど屈折率が大きい」というのがキーポイント。つまり、虹で見られる色の順番は、光の波長の順番と一致しているのです。

外側から「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」ですが、波長の長さの順番もこれと同じです。この7色に限定すると赤色の光の波長が1番長く、紫が1番短いことになります。

もし、虹が見えたら実際に色の順番を確認してみてくださいね。

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【上級編】花火の炎色反応

もうちょっと難易度を上げてみましょう。最後はクライマックスにふさわしい花火についてです。
色鮮やかな花火を生み出しているのは“金属の炎色反応”と呼ばれるもの。金炎の中に金属を入れるとその金属に特有の色を示します。

そんな金属の色の多様性を利用して作られたのが夏の夜空を彩る花火なのです。では、それぞれの金属は何色を生み出しているのでしょうか。みなさんに馴染みのある金属をピックアップしました。
・銅=青緑
・ナトリウム=黄色
・カルシウム=橙

打ち上がる花火を見て、どんな金属が使われているのか調べてみると面白いかもしれませんよ。

***
このように私たちの周りにはサイエンスがたくさん潜んでいます。小さいことも注目してみると良い勉強になるでしょう。科学の知識を取り入れて、今年の夏は昨年とはちょっと違った楽しみ方をしてみませんか?

(参考)
スタディスタイル 自然学習館|夏の星座
仕事で得する天気の雑学|【教えたくなる!】虹が現れるために必要な3つの秘密、知っていますか?
松江地方気象台|