同じ時間に起きて、同じような仕事をし、同じ時間に寝る、という繰り返しの毎日。なんだか退屈だな、何か楽しいことないかな、と日々の生活に物足りなさを感じている、という人は多いのではないでしょうか。

何か変化が欲しいとは思っても、仕事で忙しい毎日の中では、趣味のために時間を割くことも難しいでしょうし、新たな人付き合いを始めるのもそう簡単なことではありませんよね。

今回は、大きなチャレンジをしなくてもほんの少しの工夫で、退屈な日々を変化に富んだものに変える方法をお伝えします。

なぜ「毎日が同じような日々だ」と感じてしまうのか?

就職したての時期や、部署が変わったばかりのとき、あるいは家を引っ越した直後。このように新しい生活が始まったばかりの時期は、誰でも毎日新鮮なことの連続でわくわくするでしょう。しかし、ある程度時間が経つと、毎日が退屈な1日の繰り返しだと感じるようになってしまいます。いったいこれは何故なのでしょうか。理由は2つあります。

1つ目、かつ最大の理由として挙げられるのは、「慣れ」。何事も、始めたばかりの頃は刺激的に感じられ、わくわくするもの。しかし続けるうちに次第に慣れてルーティンになり、日常生活の一部として認識されてしまうのです。この「慣れ」は止められるものではありません。

2つ目の理由は、「今日もまた同じような1日だった」と何回も考えてしまうことによる刷り込み効果。昨日と今日で、たとえ似たようなことをしたのだとしても、実際には、考えたことも感じたことも違うはずです。それなのに、「今日も昨日と同じ1日だった」と大雑把にまとめてしまうことで、代わり映えのしないつまらない日々だというイメージが脳に刷り込まれてしまうのです。

以下では、これらの理由にひとつずつ向き合い、退屈な毎日を乗り越える方法を探っていくことにしましょう。

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「同じような日々」を変える方法

「退屈な1日の繰り返しだ」と思ってしまう最大の理由である「慣れ」。これを撃退するには、生活に新しい要素をどんどん取り入れていくことが必要です。

「新しいことをどんどん取り入れる」と聞くと、とてもハードルが高く難しいことのように感じてしまうと思います。実は、必ずしも大きなことにチャレンジする必要はありません。大切なのは、小さな変化を自分で意識的に作っていくことなのです。

毎朝買っているコーヒーの種類を別のものに変えてみる、いつもよりも早めに行動してみる、定型業務の手順を差し支えない範囲で少し変えてみる、ぼんやりと過ごしがちな通勤電車内でたまには本を読んでみる、といったちょっとしたことで構いません。少しの変化でも、ルーティン化された毎日にとっては十分な刺激になります。

「退屈だな」と思っているうちは、何かを始める勇気や気力がないことも多いでしょう。ですからまずは、小さなところから変化を取り入れて、前向きな気持ちを取り戻してみてください。そうしたら、もっと大きな変化を取り入れたくなると思います。やりたいこと、行きたい場所、目標などを紙に書き出して、生活に張り合いを持たせてみましょう。

また、毎日が退屈だと感じる時には、人との関わりを積極的に持つことが大切です。普段あまり会わない人に会ったり、いつもとは別の人とランチに行ってみたりすると、新鮮な気持ちを味わえますよ。知らない世界や馴染みのない世界を知る機会になるので、おすすめです。

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「今日も同じような1日だった」と感じなくなる方法

上で述べたように、同じようなことをしていても、昨日と今日では、実際に行ったことも考えたことも、少しは違っているはずです。その「昨日とは変わっている点」を実感できれば、「今日もとくに変化のない1日だった」と考えることは少なくなるでしょう。

しかし、ささいな行動の違いに気づくことや、仕事をしながら考えたこと・思ったことをしっかり覚えておくことは、意外と難しいもの。特に、考えた内容というのは目に見えるものではないので、人はすぐに忘れてしまいます。そのため、「似たようなことをしていても、実際には今日は昨日とは違うことをやったし、異なる考えや感情を持ったのだ」ということを、自分で認識できなくなってしまうのです。

「今日は決して、昨日と同じ退屈な1日ではない」ということを実感するために有効なのが、日記を書くことです。日記には、その日の行動だけにとどまらず、考えたこと、感じたことをありのままに書いてみてください。自分の行動や感情のちょっとした変化にも気づくことができるはずです。

特に、ささいなことでも良いので、嬉しかったことやうまくいったことを記録すると、毎日がより楽しいものに感じられるでしょう。「いつもより書類が早く仕上がった」「クレームをうまく処理できた」といったようなことを思い出しながら「楽しい1日だった、良い1日だった」と振り返ることができれば、前向きな気持ちになりますし、日々の退屈さに悩まされることはなくなるはずです。

もし書くべき内容が何も思い浮かばないときは、「同僚と話していて面白いと思ったこと」とか「街を歩いていて面白い看板を見つけた」といったようなことでも構いません。同じような毎日に少しでも変化を見出すことができれば、それでじゅうぶんですよ。

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「慣れ」が避けられないものである以上、毎日が同じような退屈な1日の繰り返しだと感じるのは、ある程度仕方がないと言えます。しかし、行動に小さな変化を取り入れたり、考え方や感情の変化を認識したりすることで、ルーティン化された毎日を張りのある日々に変えることができます。最近毎日同じでつまらないな……と思っている人は参考にしてみてください。

(参考)
総務省消防庁|第2章 心理学の理論を用いた「慣れ」の除去
日経ウーマンオンライン|「ルーティンワークばかりの、変化のない毎日にもう限界!」の処方箋
STUDY HACKER|日記を書く効果とは?わたしがオススメする理由と続ける3つのコツ
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