勉強に励んでいるビジネスパーソンや学生の皆さん。覚えることが多くて苦労していませんか?

英語学習での英単語はもちろん、文系科目・理系科目を問わず、勉強には常に暗記が付き物。専門的な資格試験ともなれば、覚えるべき項目の数はさらに膨れあがり、内容もより細かくなっていくことでしょう。効率良く暗記できるコツって、何かあるのでしょうか。

そこでこちらの記事では、これまでにStudyHackerで公開された記事の中から、東大生や京大生がおすすめする「記憶術・暗記術」に関するコラムを厳選して8つまとめてみました。“勉強のプロ” とも呼べる彼らが実践する暗記のテクニックとは? 彼らはどんな記憶術をおすすめしているのか? 詳しく見ていきましょう。

【1】知らない人は損してる? 英単語をラクラク暗記できる「分解記憶法」

市場のグローバル化が進む昨今。英語を勉強することは、学生だけでなくビジネスパーソンにとっても必要不可欠な時代となりました。その英語力の根幹を担うのが単語力。漢字の意味がわからなければ日本語の文章を読みこなせないように、英単語を知らなければ、英文を正しく読み進めていくことはできません。

とはいえ、英単語の勉強はちょっと地道な作業です。日本語の意味を見て、発音やアクセントを確認して、例文に目を通して……。効率的に暗記を進める方法があれば、ぜひ知っておきたいものですよね。

そこでおすすめなのが『分解記憶法』。英単語は「接頭辞(先頭につき、単語の意味を拡張する)」「語幹(単語の意味の根幹を成す)」「接尾辞(品詞を決定する)」の3つから成ります(※例外もあります)。これらに分解する視点を持っておくことで、英単語が覚えやすくなるのはもちろん、英単語の意味も推測しやすくなるのです。

例:destruction = de-(分離)+struct(組み立てる)+ -ion(名詞化)= 破壊

こういった法則を少し理解しておけば、単語暗記の効率もグッとアップするはずです。

知らない人は損してる? 英単語をラクラク暗記できる「分解記憶法」

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【2】○をつけるだけで漢字も英単語もラクラク暗記! 『つがわ式記憶法』とは。

漢字や英単語を思い出せるようになる方法として「つがわ式記憶法」があります。これは、『世界最速「超」記憶法』の著者 津川博義氏が考案したものです。

例えば、ある難しい漢字を覚えたい場合。間違いやすく覚えづらそうな箇所のみに焦点を当て、そこに〇をつけます(例:「菩提樹」の「菩」という漢字について、つくりの下の部分は「日」ではなく「口」であるため、「口」に〇をつけておく)。あるいは英単語のスペルを覚えたい場合。カタカナの発音とスペルを対応させながら〇で囲っていきます(例:miracle(ミラクル)という英単語について、「mi」と「ミ」、「ra」と「ラ」、「c」と「ク」、「le」と「ル」というふうに)。

「なんとなく覚えているけれど、正確かと言われると自信がない……」
そんな方におすすめの、暗記の “正確さ” を補ってくれるメソッドです。

○をつけるだけで漢字も英単語もラクラク暗記! 『つがわ式記憶法』とは。

【3】記憶術のプロたちに学ぶ「イメージ化+場所法」でなんでも覚えてしまう方法

何か覚えたいものがあった場合、それ単体で覚えようとするのは非効率。どうやら、何かと “関連づけて” 覚えるのが効率的なようですよ。

例えば、「視覚的なイメージ」と結びつける方法(例:ペリーの開国要求 → ペリカンが大きく口を開けている)。単純な文字情報は左脳記憶が刺激されるのに対し、視覚的なイメージは右脳記憶が関与します。脳全体を使うことで、暗記が手助けされるのです。

また『場所法』も非常に有名です。場所や空間の記憶が長期記憶に残りやすいことを利用し、覚えたいことを、頭にイメージした部屋の中に配置していくのです。ちなみにこの方法は、紀元前の古代ローマ人がすでに行なっていたのだそう。2000年間受け継がれてきた記憶のテクニック、試してみてはいかがでしょうか。

記憶術のプロたちに学ぶ「イメージ化+場所法」でなんでも覚えてしまう方法

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【4】『関連記憶』を刺激しよう! しりとりで歴史を得意科目にした東大生の裏技。

ある東大生ライターが歴史を勉強するために取った方法で、たいへんおもしろいものがあります。名づけて「歴史しりとり」。名前からも想像がつく通り、友だちと一緒に、歴史用語のみを使ってしりとりをしていくというものです(加えて、その歴史用語の簡単な説明もしなければなりません)。

「〇〇をしながら覚えた」といった関連記憶が記憶の定着を助けるとともに、しりとりをする中で生まれた様々なエピソード(例:「そういえば、A君が応仁の乱についてあんな解説をしていたな」)なども、記憶の定着にひと役買ってくれることでしょう。

ひとりではできない方法ではありますが、身近な場所に勉強仲間がいるのであれば、試してみる価値はあると言えそうです。

『関連記憶』を刺激しよう! しりとりで歴史を得意科目にした東大生の裏技。

【5】記憶の鍵は “結びつき” 。暗記に効く、音と香りと肌触り。

画像と関連づける、場所と関連づける、エピソードと関連づける。ここまで、関連記憶を活用する方法をさまざま紹介してきましたが、聴覚や嗅覚や触覚といった “五感” を使うのも、記憶には良いようです。覚えた内容を取り出しやすくするために、記憶には「取っ手」をつけてあげましょう。

例えば、聴覚や触覚を使う方法としては「音読と写経」が挙げられます。声に出して読みながら紙に書き出していくことで、ただ文章を黙読するだけでは得られない「音」と「動き」の情報が加わります。

また、嗅覚を使うのならば「アロマ勉強法」。皆さんも、畳のにおいをかいだときに、ふとおばあちゃんの家を思い出したといった経験はありませんか。そのような効果を意図的に生み出すことができますよ。

記憶の鍵は “結びつき” 。暗記に効く、音と香りと肌触り。

【6】暗記効率をラクに高めるスーパーテクニック。「カラーBATH」と「マインドマップ」って?

参考書やテキストに素直に沿って勉強を進めると、「時系列ごと」「範囲ごと」が当たり前かもしれません。しかし「カラーバス」を使って “新しい軸” で勉強内容をとらえれば、暗記効率がぐっとアップするかもしれませんよ。

例えば、Aという要素を軸に設定する場合。参考書内の至るところに散らばっているAの関連項目を、ひとつにまとめてみましょう。参考書の順番の通りでは気づけなかったことに気づけるなど、新しい発見が得られるかもしれません。

そして、この方法を実行する際は、あるひとつのテーマから線を伸ばしてつなげていく「マインドマップ」を用いると良いでしょう。詳しいやり方は、こちらの記事をご確認くださいね。

暗記効率をラクに高めるスーパーテクニック。「カラーBATH」と「マインドマップ」って?

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【7】勉強に使わないなんて損! 東大生が『夜寝る前の30分』を英単語学習にあてて感じた、驚きの効果。

私たちの脳は、入ってきた情報を一時的に「海馬」と器官にストックします。その後 “大脳新皮質” へと移すことで、記憶を定着させていきます。この記憶の定着は睡眠を開始した直後から始まるため、実は「寝る直前には暗記がおすすめ」というセオリーは、記憶定着のための戦略として非常に理にかなっていることなのです。

とはいえ、「理論上はそうであっても、実際のところはどうなの?」と感じる方もいるかもしれませんね。そんな方のために、現役東大生のライターが、夜寝る前の30分間を実際に英単語学習に充ててみてくれました。

その結果は、なんと「思った以上の効果の高さに驚かされた」とのこと。具体的にどんな効果を実感したのでしょうか? 勉強の成果はどんな形で現れたのでしょうか? 記憶のコツや寝る前暗記の注意点についても詳しく書かれていますので、よろしければこちらの記事をお読みください。

勉強に使わないなんて損! 東大生が『夜寝る前の30分』を英単語学習にあてて感じた、驚きの効果。

【8】たった40秒で効果抜群! 記憶量を飛躍的に高める『40秒復習法』

覚えたことを忘れないための方法を考えるうえで、こんな興味深い研究結果があります。

英サセックス大学の実験によると、『何かを記憶した直後に40秒間の復習』をしただけで、2週間後に記憶できている情報が飛躍的に多くなるということが明らかになっています。

(引用元:StudyHacker|たった40秒で効果抜群! 記憶量を飛躍的に高める『40秒復習法』

特に、覚えるべき項目がたくさんあって時間に追われているときなど、私たちはつい先へ先へと焦って勉強を進めがちです。でも実は、ちょっと立ち止まって “たった40秒間の復習” の時間を設けてあげるほうが良いなんて、驚きですね。勉強の進め方を考える、良いヒントになるのではないでしょうか。

たった40秒で効果抜群! 記憶量を飛躍的に高める『40秒復習法』

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脳の仕組み、記憶の仕組みをしっかりと生かせば、「覚えられない」なんて悩みも解消できそうな気がしてきませんか?

この記事でご紹介した暗記術・記憶術を、ぜひ普段の勉強に役立ててくださいね。