本当はもっと早く終わらせたいのに、いつも集中力が続かない……。勉強や仕事において、このような悩みを持っている方はいませんか。じつは筆者自身ももともと集中力がなく、時間と生産性が見合っていないことに幾度となく自己嫌悪を抱いてきました。

そんな筆者が、この状況を打破するべく “ポモドーロ・テクニック” を実践してみました。これは、25分の作業時間と5分の休憩時間を1セットとした、生産性を上げるための時間管理術のこと。実際に試してみたところ、シンプルに「作業時間が短縮された」のはもちろん様々な効果やメリットを実感しましたので、その内容を詳細にリポートいたします。

“ポモドーロ・テクニック” で、3時間かかっていた課題が50分に!

筆者は特に、気の進まない課題など、自分のモチベーションが上がらないタスクでとてつもない時間をかけてしまいがちです。そのため今回は「やらなければいけないけれどもあまりモチベーションが上がらないレポート」でポモドーロ・テクニックを実践してみました。

内容は、大学で課された1,200字の課題レポート。これぐらいの分量の場合、だらだらとやり続けて3時間もかかってしまうということもざらにありました。そんな筆者がポモドーロ・テクニックを実践してみたところ、いつもの3分の1以下、なんと50分でレポートを完成させられたのです!

なぜここまで生産性を高めることができたのでしょうか。筆者がポモドーロ・テクニックを試してみて実感した効果を、以下に記したいと思います。

kishimotosama-ec
15年以上のブランクから3ヶ月でTOEIC845点! 英語を身につける最速の方法と、いま英語を学ぶ理由。
人気記事

ポモドーロ・テクニックで得られる4つの効果

1. 集中していない時間がない

“25分間” という短い時間設定で作業を進めた結果、「集中していない時間がなかった」ということに気づきました。というのも筆者は、“2時間” のように時間単位で目標を立てると、たいてい途中で集中力が切れてだらだらモードに入ってしまう傾向にあったのです。

しかし今回の25分間の時間設定の中で感じたのは「常に集中していた」ということ。このように短時間で作業を区切ることによって、集中力が発揮されない “無駄な時間” が最小限になったのです。

2. 時間への不安がなくなる

「25分間」という決められた枠組みの中で作業を行なうため、終わりが見えにくい「できるまでやり続ける」という思考から、「とりあえず25分間は頑張ればいい」という前向きな思考に切り替わります。これにより、いつ終わるのかわからないストレスから解放され、作業がしやすくなったという利点を感じました。

また「25分でこれだけ進んだ」という “時間に対する生産性” も目に見える形で現れるため、「時間をうまく使えていない」と自己否定に陥ることも解消されたように思います。

3. 休憩から作業に戻りやすい

いつもならば、いったん休憩に入ってしまうと完全に脱力してしまうため、もう一度そこから集中し直すのは困難でした。

しかしポモドーロ・テクニックの場合、作業を行なう25分間は比較的短時間であるため、多少の余力を残した状態で休憩に入ることができます。そのため、休憩後の作業に取りかかりやすいという利点を感じました。

4. 次回以降の作業時間の目処を立てやすくなる

何度かポモドーロ・テクニックを続けていくと、自分が一度にこなせる作業量や作業にかかる時間の目処を推測できるようになってきます。「25分間で自分はこれぐらいのタスクができる」と把握しておけば、あらゆる場面でタスクの計画を立てやすくなりますね。

ちなみに、上記のためには、1回1回の作業量や作業時間をどこかにメモしておくのがおすすめですよ。

tried-pomodorotechnique-02

ポモドーロ・テクニックを使いこなすコツ

ポモドーロ・テクニックの効果がわかったところで、ここからは実際に行なう際のコツをいくつか書いていこうと思います。

1. 必ずタイマーを使用する

ポモドーロ・テクニックを行なうにあたって非常に重要だと感じたのは、タイマーを使用することです。なぜならばタイマーを用いることで、“作業25分+休憩5分” という時間の枠組みが強調され、「時間内に行なう」という意識を強めることができるからです。

普通の時計の場合、タイマー機能がないものが多く、また25分後に鳴るという緊張感もありません。また自分自身が時計を見て25分が経過したかどうかを確認しなければならないので、時計を確認する面倒くささやストレスがあります。

一方でタイマーを用いれば、時計を見る手間も必要なく、25分経てば音が鳴るという適度なタイムプレッシャーを感じることもできますよね。これが集中力の維持になおさら役立ちますから、ぜひ時計ではなくタイマーを使うようにしましょう。

2. 休憩最後の1分間には瞑想を行なう

今回は合計50分という比較的短い時間だっため、休憩を終えてから作業に取りかかるのはそれほど苦ではありませんでしたが、これを何セットか重ねると疲労もたまってきます。そのため、少し疲れてきたと感じるようなときは、次の作業に取りかかる前の準備として瞑想を行なうことをおすすめします。

瞑想には、思考の機能を司る前頭葉を活性化させる働きがあります。休憩最後の1分間は、目を閉じて自分の呼吸に意識の焦点を向けるなどしましょう。頭がリラックスし、集中して作業に取りかかり始めることができるようになりますよ。

***
今回のポモドーロ・テクニックは、 勉強だけでなく、タスク処理やアイデア出しの際などでも使える有効なテクニックです。集中力が続かないと悩んでいる方は、ぜひ一度試してみていかがでしょうか。

(参考)
StudyHacker|ポモドーロ・テクニック
ニコニコ動画|メンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」
PRESIDENT Online|疲れた脳をデフォルトに戻す「集中瞑想」のやり方