何でもかんでもつい後回しにしてしまう、新しい習慣を身につけようと思っているけどうまくいかない、という人に、今回はちょっとしたトリックを紹介していきます。

鍵となるのは“2分”という時間。海外では“Two-Minute Rule”、つまり“2分の法則”と言われています。たった2分で何ができるの? と思う方もいるかもしれませんが、非常に短い時間だからこそ応用しやすい方法なのです。

元来の2分の法則

生産性向上コンサルタントDavid Allenの著書「Getting Things Done」において、この“2分の法則”が紹介されました。

それは、「もし2分以内に終わるタスクならば、今すぐ片付けちゃいなさい」というもの。

かなり切羽詰った状況に置かれていなければ、「2分」というのはたいした時間ではありません。「2分以内で終わる」と思えば、先延ばしにしても今やってもあんまり変わらない気になりますよね。その気持ちをうまく利用し、仕事をこなしてしまいましょう。

メールの返信や手元にあるファイルの整理など、重要度が低いからといって先延ばしにしがちなものを「たった2分で終わるのだから、先に片付けてしまおう」と、考えることがポイントです。

例えば、授業終わりに課題プリントが配られたとして、それに目を通したときに「2分くらいで終わるぞ」という目処が経てば、こなしてしまいましょう。仕事の場合も同じです。資料に目を通しておいてください、と言われて、その資料が数枚であればすぐに終わらせれるはず。

2分というほんのわずかな時間でできることですから、何か他の作業中であっても、比較的簡単にねじ込ませることもできるのではないでしょうか?

こうすることによって、細々としたタスクを大量に溜め込む、という失敗を回避できます。

adobestock_50909143

hiraisama-ec
45日でTOEIC®260点アップ! ベンチャー企業CTOが取り組んだ『時短型英語学習』
人気記事

さらに進化した2分の法則

前述したTwo-Minute Ruleは広く知られるようになり、今や多くの人が実践しています。その中の1人、作家、写真家であるJames Clear氏は、元のやり方をさらに発展させ、新たなやり方を生み出しました。

彼のTwo-Minute Ruleは「もし新しい習慣を身につけたいのであれば、その習慣は2分以内に収まるものにするべし」というもの。

2分以内に収まることなんてそうないのでは、と思いますよね。彼のTwo-Minute Ruleの面白いところはここです。

例えば、毎日45分走るという習慣を身につけたいとします。「45分走る」を習慣づけようとすると荷が重いですよね。ここで、「毎日2分でランニングウェアに着替え、ランニングシューズを履く」ということを習慣にしましょう。これで一気に簡単になりますよね。

もちろん、ランニングウェアとランニングシューズを身につけて終わり、というのは考え難いですから、自然と外へ走りに出かけるでしょう。

「45分走る」というのにはもう一段階ありますが、2分の習慣を実践することによって“毎日外で走る”という習慣が身につくことになるのです。

「毎朝数学の問題を3題解く」という習慣を身につけたい方は、このようなずっしりとのしかかる習慣を目標に掲げるのではなく、「朝起きて数学のノートに時間と日付を記録する」という習慣に置き換えるのはどうでしょうか。気持ち的に楽ですし、数学のノートを開けて机に向かっているので、必然的に数学の問題を解くことになるでしょう。

2分という荷の軽い事柄に落とし込むことによって、本来の大きな目標にぐっと近づくことができるのです。ためらわずにできる段階を作り出すのが、この新たな“2分の法則”のポイントです。

***
2分というのは非常に短い時間で、とっつきやすいと感じる人も多いでしょう。そこをうまく利用することによって、ささっと仕事をこなしたり、新しい習慣を身につけたりすることができます。

たった2分、されど2分。ぜひ2分という時間を大事にし、実践してみてくださいね。

Wikipedia|デビッド・アレン
Lifehacker|Use the Two Minute Rule to Stop Procrastinating and Get Things Done
James Clear|How to Stop Procrastinating by Using the “2-Minute Rule”
James Clear|About James Clear