暗記って面倒でたいへんですよね。できればスキマ時間でささっと終わらせてしまいたいものです。
スキマ時間を考えるとき、やっぱり使えそうなのは通勤や通学に使う時間ではないでしょうか。

今回は、この通勤・通学の時間に一工夫することで、暗記が圧倒的に有利になる、ある研究をご紹介しましょう。

badge_Columns_10010分歩いた後は、記憶力は25%アップする

アメリカ・イリノイ大学のCarlos R. Salasらが、こんな実験をしました。

被験者は6秒間表示される名詞30単語を覚えます。
まず、被験者は10分間、歩くか、もしくは美しい自然の風景の写真を見るかの、どちらかの作業をしました。
その後、被験者はもう一度、10分間歩くか座るかしました。

Aグループ 歩く→覚える→歩く→確認テスト
Bグループ 写真を眺める→覚える→写真を眺める→確認テスト
ということですね。

結果、Aグループ(歩いたグループ)はBグループより25%良い結果が得られました。
覚えた後は、歩いていても写真を眺めていても結果は変わらないそうです。

つまり、「覚える前に歩くと、覚えやすくなる」ということですね。
Carlos R. Salasらによると、歩いた後には人はより覚醒して、それが記憶力を向上させるのではないか、ということです。

ただし、これは短期記憶に関する実験です。これだけで、成果があがる!とまでは言い切れません。

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badge_Columns_100繰り返し覚え直そう

たとえ短期の記憶であれ、それを何度も繰り返せばだんだん定着してきますね。
通学や通勤は毎日するものですから、「徒歩の間は何かを覚える」と決めておくことでいつのまにかたくさんのことを覚えていたということもありますね。すこし違いますが、自転車通学中に工夫をして英単語を3000語覚えてしまったという人もいるようです。

さらに、歩くことには、眠気覚ましや気分のリフレッシュの効果もあります。
通学時だけでなく、椅子に座りっぱなしで、疲れたときに散歩したり、家のなかをぐるぐる歩きまわるのだって効果的。
京大卒芸人の宇治原史規さんも、高校生のときは、歩きまわって単語を覚えていたそうです。
(菅広文著『京大芸人』より)

いかがでしょうか?
歩くだけで記憶力をアップさせることができるって、ちょっとオトクだと思いませんか?
少しだけでも、歩く距離を増やしてみてはどうでしょうか?

参考:さいころニュース「歩いた後は、記憶力が向上する」
BPS Research Digest “Why you should go for a brisk walk before revising”