勉強や仕事に忙しい毎日。皆さんは普段、“ぼーっとする時間” を取れていますか?

数時間後に迫るプレゼン、数日後に迫る試験、数週間後に迫る納期。「ぼーっとするなんてとんでもない」「時間は一時も無駄にしてはならない」という信念のもと、脳を常にフル稼働させている方も多いのではないでしょうか。

しかし、頭の中を空にして “ぼーっとする” ことには、勉強や仕事の能率を高めてくれるすごい効果があるのです。その効果を解説するとともに、いざ “ぼーっとする” ための方法について詳しくお伝えしていきます。

“ぼーっとする” ことの効果

そもそも “ぼーっとする” とは、心がどのような状態になっていることを指すのでしょうか。これについて月読寺住職の小池龍之介氏は、「意識が具体的な “何か” への興味を失っている状態」と伝えています。

皆さんも、心身が疲弊するなか大変な仕事をやり終えたときや、長期に渡る試験期間が終わって緊張が解けたときなどに、放心したような気持ちになったことはありませんか。周囲の物事に対する興味が(ごく自然に)取り除かれ、頭の中が空っぽになる。これこそが、“ぼーっとする” 本来の状態なのです。

しかし残念なことに、インターネットやスマートフォンの普及により、私たち現代人は「常に何かに興味を持たざるをえない」生活を送っているため、心が休まる時間がありません。周囲から入ってくる情報をほどよく遮断することで、心をリラックス・リフレッシュさせてあげる必要があるのです。

また、ぼーっとすることには創造性を高めてくれる効果もあります。ぼーっとすることで「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの脳内分泌が高まり、脳を最適な覚醒状態(頭がすっきり冴えた状態)にしてくれるからです。

「考え」や「言葉」にとらわれすぎて思考回路がマンネリ化している場合、ボーッとし切ることは、特効薬になるでしょう。浮かんでくる考えをボンヤリ流すままにするとは、習慣化している思考回路に対してボーッとして、興味を落としてしまうことともいえます。

(引用元:東洋経済オンライン|休日に「ボーッとできない」を乗り越える方法

「良いアイデアが欲しいのに、なかなか出てこない」と焦っているときこそ、適度にぼーっとしてみましょう。普段の自分とは少し違う考え方に出会いやすくなりますよ。

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“ぼーっとする” 方法

ここまで、ぼーっとすることの効果をお伝えしてきましたが、いざぼーっとしようと思っても、なかなか難しいものですよね。ぼーっとしているつもりが、途中で別のことが気になってしまったり、心の中に湧き出てきた言葉にとらわれてしまったり……。そこでここからは、上手にぼーっとするための具体的な方法をいくつか紹介していきます。

1. 外を飛んでいく風船のイメージを持つ

上手にぼーっとするには、どんな考えや感覚も気にしないで放っておくのが重要です。そのためのイメージの仕方として「お風呂の窓の外を飛んでいく風船」を想像してみましょう。

大変だった1日の終わりに、お風呂に入ってのんびりしている。その浴室の窓がすりガラスであると想像してください。ぼーっとしていてもいろいろな考えが湧き上がってきてしまうものですが、それらひとつひとつを「窓の外を浮き飛んでいく風船」と見なしてしまいましょう。すりガラス越しですから、色ぐらいはわかっても、風船の具体的な大きさや形はわからないはず。

このように「なんか窓の外を飛んでいるな」ぐらいの距離感で自分の考えを眺められれば、浮かんできた考えや感覚も気にならなくなりますよ。

2. 集中瞑想を行なう

StudyHackerの記事「現代人は脳を使いすぎ。疲れ脳を癒やす『集中瞑想』の技術」で以前お伝えした「集中瞑想」という方法も、脳の疲れを取り除いて適度にぼーっとするには効果的です。やり方は以下の通り。

1. 何かひとつの対象に注意をむける
2. 対象に意識を向けてゆっくり息を吐いたり吸ったりを繰り返す
3. しばらくして意識が散漫になってきたら、その状況を素直に受け入れ、再びゆっくり対象に意識を戻す

(引用元:StudyHacker|現代人は脳を使いすぎ。疲れ脳を癒やす『集中瞑想』の技術

自分の呼吸や雨だれの音など、単調で刺激の少ないものに意識の対象を向けましょう。続けているうちに、頭の中に要らない考えが浮かんでくることもあるかと思います。焦らずにゆっくりと意識の対象を戻してあげることで、瞑想状態をキープできるはずです。

3. 耳を温める

心療内科医の熊野宏昭先生によれば、ぼーっとするには耳を温めるのが効果的なのだそう。耳の中を温めることで副交感神経が刺激され、リラックス効果が得られるのだとか。

具体的なやり方は、指先でつまめる程度の大きさの綿を耳の中に入れて、5分間目を閉じるだけ。静かで落ち着ける場所を選んで、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

***
勉強や仕事に忙しいからこそ、たまには “ぼーっとする” ことも大切です。心身が疲れたり、良いアイデアが思い浮かばないと思ったら、一度 “ぼーっとする” 時間を作ってみてくださいね。

(参考)
東洋経済オンライン|休日に「ボーッとできない」を乗り越える方法
Rhythm|幸福感を高めるセロトニン!医学博士がわかりやすく解説(基本編)
StudyHacker|現代人は脳を使いすぎ。疲れ脳を癒やす『集中瞑想』の技術
IROIRO|【ぼんやりのススメ】正しくボーっとすることで得られる効果がスゴイ!