勉強に疲れたときには「フワーァ・・・」とあくび。
テストの結果に落ち込んだ時に「ハァ・・・」とため息。
思わずしてしまうこれらの仕草、何となく悪いイメージがありませんか?
実は健康に良いということが生物学的に分かってきているのです。

badge_Columns_100あくびは脳の冷却剤

どんな役割を果たしているのか様々な憶測が飛び交い、これまで謎に包まれていたあくびの正体。
アメリカのメリーランド大学のゲイリー・ハック氏は、あくびの機能に関してこれまでに無い簡潔な結論を提唱しました。
ハック氏によると、あくびによって鼻内部の仕切り壁が大きく拡大・縮小し、脳に空気を送り込んでその温度を下げる効果があるといいます。
共同研究者のブリンストン大学ギャラップ氏の実験では、動物と人間の両方においてあくびの直前には高かった脳内の温度が、あくび後に低下するという結果が出ています。
人間の脳はコンピューター内部のように温度に敏感であり、脳が効率よく機能するためには低い温度を保たなければいけません。

勉強中のあくびは敵ではなく、脳をフル回転させる準備だと言えます。大きく口を空けてあくびをしましょう。
大きなあくびをした後は、口をキュッと引き締めて勉強に励みましょう。

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badge_Columns_100ため息でストレスが逃げていく

「ため息をつくと幸せが逃げていく」と、あまりため息をつかないように言われたことがあるのではないでしょうか。
しかし、実はため息はとても良い健康法なのです。
ため息をつくときにお腹に手を当ててみて下さい。
「ハァ・・・」と同時にお腹がへこんでいくのを感じるはずです。
つまりため息をつくとき、私たちは自然と腹式呼吸をしているのと同じなのです。
腹式呼吸によって横隔膜が上に伸び、筋肉が刺激されます。
自律神経活動のバランスを整え、リラックス効果があるそうです。

逆に自律神経が乱れたり、イライラしているときは呼吸が浅くなっています。
ストレスを抱えたまま勉強を続けるよりは、一旦ため息をついてリフレッシュしてみるといいのではないでしょうか。
ポジティブなことを考えながら意識的にため息をつくと、心身ともに良い効果が得られるはずです。

参考

National Geographic「あくびが出るのは脳を冷やすため?」
「*呼吸法は腹式呼吸!*」http://www.misson-spirit.net/kokyuhou.html
曽 紅・川島徳道(2012),「『順式腹式呼吸法』が心拍変動と不整脈と自律神経に及ぼす機能評価24例」(研究発表論文),第33回生命情報科学シンポジウム.


東京大学文科一類所属。東大寺学園卒業。現在は一般社団法人Bizjapanにて海外戦略と国内渉外を担当。とにかく面白いことが好き! 教育問題全般に興味あり。