「毎日勉強を続けられない」
「勉強をする気が起きない」
学生だけでなく、資格取得のために勉強している社会人の皆さんの中にも、こう思っている人は多いのではないでしょうか?

普通、勉強のやる気はなかなか持続しないものです。でも、もし勉強法をほんのちょっと変えるだけで「明日もやろう」、「続けよう」と思えるようになったら素晴らしいと思いませんか?

「ツァイガルニク効果」を応用した勉強法をすれば、そのようなことが可能になるかもしれませんよ。

ツァイガルニク効果って?

ツァイガルニク効果とは、達成できなかった物事や中断している物事に対し、人間が達成した物事よりも強い記憶や印象を持つという心理現象のことを指します。

テスト前にたくさん詰め込んだ知識が、テスト期間が終わると同時に忘れてしまったことはありませんか? これは、何かを「やり遂げなければならない」と感じた時の緊張状態が終わった瞬間に無くなり、そのやるべきことを忘れてしまうからです。

人間は、緊張状態を解消することで、過去のやるべきことを忘れ、新たなことを達成するための準備をします。逆に言えば、物事が途中で中断されることで緊張が続いた状態になり、その記憶や印象が脳に強く残ることになるのです。

確かに、何かが中途半端で終わっていると、モヤモヤしてそのことがずっと気になりますよね。実際に脳は、未達成の事柄が今後作業の再開をする可能性があるということで、脳内の長期記憶領域に情報を残す判断をしているそうです。

この心理現象を逆手にとり、わざと物事を中断させて記憶を出来るだけ長く脳にとどめさせることが、勉強において非常に有効になります。

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ツァイガルニク効果を応用した勉強法

ツァイガルニク効果を応用した勉強法はとてもシンプル。ただ単に、勉強を“中途半端”なところでやめるだけでいいのです。

例えば、問題集や参考書を使って勉強するとき、単元ごとや○章ずつなどと区切りのいいところで止めず、“もう少しで終わる”というところでやめましょう。
このようにすれば次の日に、モヤモヤとして「あとちょっとだけ残ってる部分をやろう」というインセンティブが沸きます。次の日に新たな単元を始めるよりも、格段に勉強に取り掛かりやすくなるのです。

このとき、人間は「まだこの単元は終了していなくて、忘れてはならない」と認識するため、勉強した記憶が残りやすくなります。前にやった内容を思い出しながら次回勉強していくようにすれば、さらに知識が定着することでしょう。

この勉強法は、暗記物にも応用できます。例えば、歴史などを覚えるときに、年代ごとや時代ごとで覚えるのではなく、3/4ぐらいの中途半端なところで中断しましょう。

参考書や問題集の時のように次の日までとはいかなくても、暗記の場合は内容がシンプルなため、ある程度の時間をおいて再開させても有効です。

このようにキリの悪いところで勉強を終わらせていき、記憶を出来るだけ長く留めさせましょう。

ツァイガルニク効果で得た知識を更に定着させるために

ツァイガルニク効果で得た知識を定着させるためには、日ごろの生活の中でもちょっとしたことを気をつける必要があります。

1番大切なのが、良い睡眠です。
最近では、寝る前にパソコンやスマホを触る人が多いですが、これは厳禁です。それらの機器に含まれるブルーライトなどは、メラトニンという睡眠に大事なホルモンの分泌を抑制し、寝つきを悪くしてしまいます。

そのせいであまり眠れなければ、海馬で取り込んだ情報をしっかりと長期記憶域に残すことができません。せっかく得た知識を忘れないためにも、寝る前の電子機器の使用は控えましょう。

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いつもの勉強法をちょっと変えるだけで、脳に記憶が長く定着するなんて驚きですよね。この方法はいつでも誰でも簡単に出来る方法だと思います。勉強に行き詰まりを感じている皆さんは、この機会に一度試してみてはいかがでしょうか?

(参考)
Gooヘルスケア|心理学用語「ツァイガルニク効果」Zeigarnik effect
マイナビニュース|勉強したいのに集中できない! 勉強するためのコツとは?
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