StudyをHackするという名前の通り、『第二言語習得研究』という言語習得の科学を用いて学習法をHACKすることで、学習生産性を圧倒的に上げてきた英語のパーソナルジム StudyHacker ENGLISH COMPANY。

今回は、英語で行われる大学院の講義の聞き取り、議論への積極的な参加などの目的でENGLISH COMPANYのトレーニングを受けられ、わずか2ヶ月で大きな英語力アップを実現した新井奈々さんと、担当の池田トレーナーにインタビューを行いました。新井さんは、2ヶ月目に受験したTOEIC®でも約200点アップの935点を獲得、その英語力の伸びを客観的な数字でも示されました。わずかな期間での急上昇にはどんな秘密があったのでしょう。詳しく話を伺います。

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わずか2ヶ月でTOEICスコア200点アップ! 935点のハイスコアに。

——まずは英語力の大幅アップおめでとうございます。本日はよろしくお願いします。

新井さん:ありがとうございます。よろしくお願いします。

池田トレーナー:よろしくお願いします。

——まずはじめに、今回新井さんが英語を集中的に学ぼうと思われた理由やきっかけを教えて頂けますか?

新井さん:これまで仕事で大変多忙な生活を送っていましたが、大学院に通うことになり仕事の量をセーブしました。その関係で、学習にあてる時間をとることができる時期でした。また、大学院では英語で行われる講義や、それにともなう英語ディスカッションなどもあり、もう英語から逃げられないなと(笑)

——これまでもご自身で英語学習には取り組まれていらっしゃったのでしょうか。

新井さん:リスニングに課題を感じていたので、BBCのPodcastを聞いてみたり、シャドーイング関連の参考書を読んでみたりはしていましたが継続するのがなかなか難しくて……。ただでさえ忙しい生活の中で、いま自分が取り組んでいる方法が正しいのかどうかわからないまま続けるのはつらいことでしたね。

リーディングは受験勉強でも取り組んで来ましたから、時間をかければ読むことはできました。でも、リスニングだけはどうすれば伸びていくか分からなかったんです。

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新井さん

リスニングができない「ほんとうの理由」を探る

——リスニングに課題を感じていらっしゃった。池田トレーナーからみて、受講当初の新井さんの課題はどこにありましたか?

池田トレーナー:たしかに、リスニングでは初めて聞くようなものだと3割程度しか内容を理解できていらっしゃらないという状態でした。ただ、パーソナルトレーナーとしては、「リスニングが苦手」という現象から、ほんとうの課題、つまり「なぜリスニングを苦手としていらっしゃるのか」という深い原因をさぐって、それを解決する必要があります。

——表面的な現象の中から、解決すべき課題を発見するということですね。それはどんなことだったのでしょうか。

池田トレーナー:理由は二つありました。一つは音声知覚、英語の音そのものを聞き取ることができていないということ、もう一つは文を読むスピードがゆっくりであるということでした。

新井さん:英語の音を聞き取るために、音声変化のルールを押さえましたよね。アプリも使って進めて行きました。

池田トレーナー:ネイティブが英語を話すときには、言いやすいように音をつなげたり、一部の音を変形させたり、脱落させたりします。このような変化を音声変化と言います。これはいくつかのルールを覚えれば、比較的簡単に身につけることができます。ENGLISH COMPANYでは、この音声変化のルールを学ぶためのスマホアプリ『Listening Hacker』も開発していますので、それを使ってトレーニングをしていただきました。

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新井さん:Listening Hackerを使ってトレーニングすることで、短期間で英語の音を聞き取る力が付きました。

池田トレーナー:音声変化のルールを覚えていただいた後は、音声知覚をより確かなものにするために、*1オーバーラッピングや、*2プロソディシャドーイングの際に、音声変化を特に意識して真似して発音していただいていました。2ヶ月目くらいまでは音の聞き取りが課題の時期でしたから、ホームプログラム(宿題)でもスクリプトに音声変化を書き込んでもらってそれを私がチェックし、音を確認しながらご自宅で実践練習をするというサイクルを回していきました。
*1英語モデル音源と同時に発音を行うトレーニング
*2英語モデル音源を聞いて、少し遅れて自分でも発音するシャドーイングというトレーニングのうち、音声にフォーカスした方法

課題にピンポイントで対応、学習時間を短縮する

——ご自宅でやっていただくホームプログラム(宿題)に関しても、課題に対応させていくということですね。

池田トレーナー:課題に対応させないと、いたずらに勉強時間は延びてしまいます。大量に宿題を出してそれをやっていただければ、そのどれかが課題にヒットして英語力が伸びるかもしれません。トレーナーが励まして、大量の宿題をこなしてもらうことも可能でしょう。でも、それでは生産性は上がりませんよね。数時間やるにしても、生産性を上げた上で取り組むべきです。

——確かに。文を読むスピードが遅いということについては、どう対応されたのでしょう。

池田トレーナー:新井さんは大学受験時にしっかりと英語を勉強していらっしゃったので、複雑な文構造の文を見るといったん文を最後まで見てから、訳しながら読む、いわゆる「返り読み」をしてしまうという癖がありました。実力の割に黙読のスピードが遅かったんです。

新井さん:たしかに、「主語はこれで、この節がこの名詞にかかって……」という風に、自然と考えてしまっていました。正しく訳すように教えられてきたので(笑)

池田トレーナー:もちろん正しく訳す能力が全くの無駄だというつもりはありませんが、少なくとも文を早く読むためには阻害要因になってしまいますよね。ですから、その癖を取ってしまうことを意識しました。つまり、「読むのが遅い」という課題をさらに細かく見ていくと、「返り読み」をしてしまうということが原因だということがわかったということです。ですから、解決すべきほんとうの課題は「文を前から読むことができない」ということですね。

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——かなりピンポイントになりましたね。それを解決するために、どのように取り組まれたのでしょう。

池田トレーナー:まずは文法の捉え方を変えるところから始めました。学校では、たとえばbe動詞+ingがくると「〜している」と訳しなさい、と習います。こういう方法は、要するに翻訳をするための文法ですね。一方で英文をぱっと瞬間的にネイティブのように理解しようと思うと、ネイティブが捉えているような方法で英語が描く世界を捉えなければなりません。こういった視点で研究された「認知文法」という文法の考え方があるのですが、新井さんには認知文法を使って文法の捉え方をアップデートしていただきつつ、「パターンプラクティス」という文法の型を身につける練習で、英語を訳さずに理解する感覚を身体に沁みこませていただきました。
それが身に付いたあとは、文を意味のかたまり(チャンク)ごとに区切る練習など、こちらも課題の移り変わりに合わせてトレーニング方法を変化させていきました。

新井さん:聞くとき、読むときに「返り読み」をしないよう意識していました。英文を捉える時に、前から前からイメージを付け足していく感覚が身に付いていくと、リーディングスピードが上がっていくのがわかりました。実際にTOEICなどでも、以前は文を最後まで読み切ることができなかったのですが、余裕をもって全てを読めるようになりました。

池田トレーナー:期間中盤には黙読は2倍くらいのスピードになっていたと思います。

英語がストレスなく聞き取れるように。

——音を聞き取れるようになり、文を理解するスピードも早くなったことで、克服したかったリスニングのスキルはあがりましたか?

新井さん:これはもう確実にあがりました。それに、リスニングの時に疲れなくなりましたね。自然に聞いていられます。BBCのPodcastで6分くらいの音声が流れてくるのですが、お話として楽しめるようになりました。もちろん、大学院の講義でも英語のストレスを感じることがなくなりました。

池田トレーナー:訳して理解することから、イメージ化して内容を把握できるようになったことで、内容を頭にとどめておきやすくなったんだと思います。訳しながら理解し、かつ内容を覚えておくというのはとても負荷の高いことです。疲れなくなったのも、長くても楽しめるようになったのも脳のリソース(ワーキングメモリーと呼ばれる作業領域)の問題ですね。

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——課題発見をして、効果的なソリューションを当てはめていくことで短期間での成果を実現しているのですね。いま、トレーニング期間を終えられて、感想を教えていただけますか?

新井さん:ENGLISH COMPANYのトレーニングでは、宿題が大量に出て、長時間かけないとこなせないというわけではありませんが、課題にピンポイントでストイックに向き合っていくところなど、スポーツジムで追い込んでいるような感覚でした。筋トレ的な要素を感じました(笑)「これをやればできるようになる」とわかっている方法でやれるので、実際に効果もでますし、続きました。

池田トレーナー:いま筋トレ的なもの、とおっしゃっていただいたように、私としてはきちんと課題発見をした上で「これをこうすると良くなります」とか「この課題を解決すると、次はこれに取り組めます」と先を見越してご案内していました。それを着実にこなしていただいたことが、今回の最短での効果に繋がったと思っています。

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最後に池田トレーナーが言ったように、ENGLISH COMPANYのトレーニングで「時短」が実現するのは第二言語習得研究にもとづく正確な課題発見と、課題ありきのトレーニングメニューのデザインがあるから。
いまの課題はなんなのか、それをクリアすれば次の課題はなにになるのか、そしてそれぞれの課題にもっとも”効く” トレーニングはどんなものなのか。毎回のトレーニングでそれを見定めて、正しい方法をお伝えするからこそ、学習の生産性は向上します。

「3ヶ月だから耐えられる」とか、「短期間だから頑張れる」とか、そんな精神論的な話ではありません。StudyHacker ENGLISH COMPANYというサービスが始まって3年弱たった今、当初は90日程度かかっていたレベルの英語力アップが60日ほどで達成出来るケースが増えています。う時短を達成するか、学習の生産性をどう向上させるかということに、英語のパーソナルトレーナーのチームは取り組んでいます。

ENGLISH COMPANYは現在、関東に8スタジオ(四谷、恵比寿、有楽町、品川、神田、新宿、横浜、池袋)・関西に2スタジオ(京都/四条烏丸、梅田/大阪)で展開しています。
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