日常英会話を短期間でマスター! 東大生が実践していた、ちょっと変わったふせん活用法。

新しい言語を勉強するとき、あるいは英語力をもっと深めたいと思ったとき。皆さんならどのように始めますか? 参考書を買ってきて文字から学ぶ人もいれば、映像を使って目と耳から学ぶ人もいるかと思います。 しかし、日本にいるだけでは会話の部分はなかなか学べません。 実際に話す相手や環境が存在すれば良いのですが、そうもいかないのが現状です。

今回はこれを打破する斬新な勉強法を紹介します。

 

日常生活で用いる

 

よくある手法が、勉強中の言語を日常生活で使ってみるということです。 例えば英語を学んでいるあなたが料理をしているときに、“I’m opening the fridge(冷蔵庫をあける)”、”I have to squeeze this lemon(このレモンをしぼらなきゃ)”などと考えたり口に出したりすることが大切です。

実生活でその言語を用いることによって、参考書からは学べないその言語の表現を身につけることができます。 特に英語に関して言えば、日本の教育のおかげで「どのように言えば良いか」はすこし考えれば大体わかるようになっているので、あとはアウトプットを繰り返して瞬時にその表現を出すことを鍛えれば良いでしょう。

 

付箋に単語やフレーズを書いて、日常生活で用いる

 

斬新なのはここからです。 上の方法では、知っている単語や言い回しならすらすら出てきますが、知らない単語を使わなくてはならない場面ではその都度調べなくてはなりません。結局それが面倒くさくなり、単純な文章ばかり繰り返すことになりがち。

例えば、「電子レンジで2分間かぼちゃを温めよう」と言いたいときに、「電子レンジ」「かぼちゃ」「温める」という3つの単語がわからなかったら戸惑いますよね。そんな時に役に立つのが付箋です。 あらかじめ電子レンジに、”microwave(電子レンジ)”、”heat up(温める)”、”defrost(解凍する)”、”reheat leftovers(余り物をチンする)”など、その物体に関連している単語を付箋に書いて貼っておけば、使いたい表現がすぐに出てきます。

かぼちゃの場合は、冷蔵庫にラップして包んであるものの上から“pumpkin(パンプキン)”と“plastic wrap(サランラップ)”の二枚の付箋を貼っておきましょう。 今回は便宜的に英語でやっていますが、この勉強法はもちろんどんな言語でも応用することができます。

 

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思い立ったらとにかく付箋を貼る

 

付箋の活用法はこれだけではありません。自分の部屋を見回してみて、目につく物体があったらとにかく付箋に単語を書いて貼りましょう。 その物体そのものの名詞だけでなく、物体の用途や使い方、特徴なども書くと一石二鳥です。

私はスペイン語を勉強している時、扉に「扉」「開ける」「閉める」「押す」「引く」「白い」「大きな」「狭い」という単語を貼り、開閉するたびに「私は白くて背の高い扉を押して開けた。ちょっと狭いからもう少し広めのものが欲しい」とブツブツ言っていました。 また付箋を貼る場所としておすすめなのは服です。

服からは数多くの形容詞を学べる上に、「いつ」「どこで」「誰と」「どのように」「買った」「貰った」など、様々な状況を組み合わせて文章を作ることが出来ます。

 

付箋を剥がしていくことが課題

 

付箋を見ながら毎日繰り返しその言語に触れていると、ある日完全に暗記して付箋が必要なくなる時があります。さあ、そのときが来たら付箋は思い切って剥がしてしまいましょう。

本来日本語であれば付箋の必要なく物体の情報を表現し、あなたとその物体との関係も説明することができますね。同様に、付箋の存在がなくともその言語で説明出来るようになれば、あなたはその物体に関連する表現を覚えたということになり、成長したことを身を以て感じることができるでしょう。

最初は部屋中付箋だらけだったとしても次第にその数も減り、最終的にはすべてなくなるわけです。付箋の数が減るにつれてあなたはその言語をマスターしていくことになるので当然自信にもなります。 成長具合を実感しにくい言語の勉強において、このように目に見えて自己の成長がわかるのはモチベーションを保つ上でも非常に大きなことです。

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外国人が身の回りにあまりいない日本では、他の言語を学ぶのは難しいものです。しかし、そんな困難も工夫によっては簡単に乗り越えられてしまいます。 皆さんも本気で言語を学びたいのであれば、今日家に帰ったらそこら中に付箋を貼ってぶつぶつその表現を使いまくってください。 その付箋がなくなる頃には驚くべき成長がなされていること間違いありません。

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