StudyHacker発の「英語のパーソナルジム」、StudyHacker ENGLISH COMPANY。2015年のサービスリリースから約2年半、次々にオープンした9つのスタジオで多くの方が学ばれています。

今回は、恵比寿スタジオでのご受講を終えられたばかりの廣野まゆこさんと、担当の亀井トレーナーに話を伺いました。廣野さんは、トレーニングの90日で英語力が大きく向上、それを裏付けるようにTOEIC® でも約200点アップの920点を獲得されました。

——よろしくお願いいたします。短期間での英語力大幅アップ、おめでとうございます。お仕事でもその成果が活きているとお聞きしています。本日はよろしくお願いいたします。

廣野さん:ありがとうございます。よろしくお願いします。

亀井トレーナー:よろしくお願いします。

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90日でTOEIC®も920点に! リスニングは満点でした。

文法と単語が苦手。英語を正しく読むための「知識不足」を感じていた。

——まずはじめに、廣野さんがENGLISH COMPANYを受講しようと思われたきっかけを教えていただけますか?

廣野さん:もともと仕事で英語を使いたいと思い、自分でも4,5年勉強していたんです。それで、だんだんわかるようになってきて、TOEICでも700点台までは伸ばせたのですが、そこからなかなか上にいけなくて。そんなときに Twitter で話題になっているのを見かけて受講を始めました。

——ご自身で学習されていた時には、どんなことに取り組まれていたのでしょう?

廣野さん:webでニュースやコラムなどを読んだり、オンライン英会話を受講したりしていました。発音の練習などにも取り組んでいました。
単語や文法の力が足りないと感じてはいたのですが、単語帳はひとりでは続かないし、文法はネイティブの先生に聞いても「そういうものだよ」という風にしか教えてもらえなかったりして。それに、そもそも質問が伝わらないこともありました。たとえば「これはどこからどこまでが副詞句なんだろう」と思って聞こうとしても、うまく伝わらなかったのです。

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廣野さん

——なるほど、単語や文法の知識に不足を感じていらっしゃったのですね。その課題は、亀井トレーナーから見ても同様のものでしたか?

亀井トレーナー:そうですね発音はとても良くて、リスニングもよく出来ていらっしゃいました。一方で、単語の知識や文法の体系的な知識が不足していたせいで、正確性に欠けてしまっているという印象でした。文脈からなんとなくストーリーを読み取ることはできていても、細かい部分があやふやだったり。

廣野さん:そのとおりですね(笑) 実は高校生のころ、あまりまじめに英語の勉強をやっていなくて……(笑) 大人になってから英語の勉強をやり直したんです。大人になってからも、あまり「勉強」という感じがしない発音や英会話などを中心に勉強していました。ですから、文法は苦手で……。

——そういった課題に対して、亀井トレーナーはどう対応されたのでしょう。

亀井トレーナー:文法知識がネックになっていたものの、あまり「勉強」という感じがするものはお好きでないということでしたので、文法をイメージで捉えていただけるように「認知文法」というものをベースにしたオリジナル教材を使用して文法学習を進めていきました。

——認知文法とはどんなものですか?

亀井トレーナー:簡単に言うと、「ネイティブが世界を捉えている方法」をもとにした文法理解の考え方です。一般的に、日本の学校での英語教育では「訳読」といって、英語を日本語に訳して理解するという方法が採られます。be動詞 + ing がきたら「〜している」と訳す、というようなものですね。当然ですが、ネイティブはそんな風に、日本語に訳して理解しているわけではなくて、文をみたらパッとイメージで解釈をしているはずですよね。そのネイティブが頭の中で行っている方法を、図などを使って理解してもらい、パターン練習をしてもらうことで定着させていきました。

トレーニングの開始時に、今回の英語学習の目標をお聞きしたんです。その時に、お仕事で使われているドキュメントの一部を拝見したのですが、決して易しいとは言えないレベルでした。知識なしで、フィーリングで読むことができないようなものだったんです。

お仕事で英語のドキュメントを読むということであれば、特に正確性が大切です。なんとなくの雰囲気で拾い読みをするというわけにはいきません。正確に読むためには、知識が揃っている必要がありますから、まずは単語や文法という知識を入れていっていただきました。

廣野さん:文法をきちんと学ぶことで読み方がロジカルになりました。開発系の仕事をしていて、技術的な英語を読むことが多いんです。以前は主語が長かったり、文構造が複雑だったりすると読めなくなることもあったのですが、今では、同僚が読めない部分を教えてあげられるようになりました。特に、品詞を見分けたり、その役割を理解したりすることによって文構造を正しく把握できるようになり、誤読が減りました。

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亀井トレーナー

亀井トレーナー:単語テストや、文法知識の*自動化トレーニング、品詞の判別トレーニングなどを行い、知識をしっかり固めることである時点からぐっと読み方が変わりましたね。
(*自動化とは、意識や注意を払わなくても自由に素早く知識を運用することができる状態のこと)

廣野さん:それから、これは少し不思議だったのですが、知識をきちんと入れたことで、ディクテーションの完成度も上がってきました。

——ディクテーションというと、英語の音を聞いてそのまま英語を書き取っていくリスニング系のトレーニングですね。文法などの知識が増えることでディクテーションが上達するのは確かに不思議な気がします。

亀井トレーナー:私たちが日本語を聞き取るときでも同じことなのですが、そもそも言葉を聞くときには、音だけではなくて文脈や、文法知識などを援用しながら聞いているんです。文法知識が自動化してくると、たとえば「ここは he と聞こえた気もするけれど、この場所には文法的に目的格が来るはずだから him が来るはずだ」と一瞬で判断出来るようになるんですね。

廣野さん:だから、知識が増えるとリスニング力もあがるんですね。

——知識面以外にも取り組んだことはありましたか?

亀井トレーナー:音声知覚のブラッシュアップにも取り組みました。他の方に比べると音声系はお得意ではあったのですが、それでも音読の際に余計な r の音が入ったり、過剰に母音が入ってしまったりなどの小さなクセがあったんです。発音の正確性をあげることで細部を聞き取れるようにしたら、さらに伸びそうだと感じました。

それから、ネイティブが英語を話す時に起こる「音声変化」と呼ばれる省エネ型の発音のルールを明示的にお伝えすることで、発音がずいぶん良くなり、それに伴ってリスニング力も向上しました。

音声変化のルールの中でも、「弱形」(重要でない単語が短く、弱く発音されるルール)や、「ら行化(弾き音化)」(母音に挟まれた t や d が日本語のら行のような音になるルール)を苦手にしていらっしゃいましたので、特にその部分に力を入れました。

廣野さん:あれは苦手でしたね、どうやって言ってるのかわからなくて、口の中を見せてもらったり(笑) でも、なんとなく感覚でつかんでいた音の変化を知識として学ぶことで発音が上達して、リスニングが楽になりました。

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文法を学ぶと読むのが遅くなった!? その解決策は。

——文法をしっかり学ぶことで、リーディングスピードがむしろ遅くなってしまった時期があるとお聞きしています。なぜそんなことが起こってしまったのでしょう。

亀井トレーナー:わかる部分が増えて、「きちんと」内容を把握しようとしていたからだと思います。

廣野さん:それまでは、なんとなくの感覚で飛ばし読みしていたんですよね。それで、正確には理解出来ていなかった。

——スピードを取り戻すためにどんな風に取り組まれたのですか?

亀井トレーナー:特に取り組んでいただいたのは、音読です。遅くなってしまったのは、読みながら文法事項に意識が割かれてしまうことで、読むのが止まってしまったり、ひどい時には「返り読み」と言って、さかのぼって読み直してしまうということが起こっていたのが理由なんです。

声に出して文を読めば、読むのが停滞してしまった箇所はすぐにわかってしまいます。スムーズに読むためには、意味をイメージでつかみながら、頭から理解していく必要がありました。

——知識が深まったからこそ、細かいところに目が行くようになってしまったということですね。でも、それがなければ次のステップにはいけない。

亀井トレーナー:音読とあわせて、シャドーイングにも取り組んでいただきました。実はシャドーイングには2つの種類があります。1つは、音だけを真似していく「プロソディー・シャドーイング」というもの、もう一つは音を正確に追いながら意味も理解しようとする「コンテンツ・シャドーイング」というものです。

廣野さんはENGLISH COMPANYに来られる前から、ご自身でプロソディー・シャドーイングには取り組まれていらっしゃいましたから、これをコンテンツ・シャドーイングに変えていく練習にも取り組んでいただきました。もうこの頃には、先ほどお話しした発音のクセやエラーがずいぶん改善されていましたから、発音にリソースを割く必要がなくなり、意味にフォーカスすることができるようになっていたのです。ですから、意味をイメージしながら読むこともできるようになってきました。

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トレーニング風景

途中は村上春樹で息抜きを。

——ずいぶんハードに取り組まれたのではないかという印象です。途中つらいことなどありませんでしたか?

廣野さん:仕事が忙しい時期には、なかなか英語に手が付けにくいときもありました。楽しんで読めるような、村上春樹の英訳版を紹介していただいたり、New Yorkerの記事を勧めていただいたりして、ただ英語から離れるのではなくうまく力をキープできるように配慮いただきました。

亀井トレーナー:廣野さんのその時、その時の課題をきちんと見つけて、その課題に対して特に有効なメソッドをこちらで選んで取り組んでいただきました。「シャドーイングが良いと聞いたから、ひたすらシャドーイングをやる」「ディクテーションが好きだから、そればかりやる」というのでは、余計に時間がかかってしまうんです。社会人なら誰にでも忙しい時期はあるのですから、闇雲に時間を確保するのはプラスにならないと思っています。

廣野さん:ほんとうに。やるべきことをきちんと示してくれたのはとても大きなことでした。文法や単語を軽視してしまっていたし、発音も我流になってしまっていた部分がありましたが、無理のないタイミングでやるべきことを提示いただいたので、短期間で力が付いたのだと思います。

亀井トレーナー:廣野さんには、その時にできるものの中で高いレベルのパフォーマンスを求め続けましたが、毎回それに応えてくださり結果的にTOEIC®でも920点という高得点がとれました。途中お忙しい時期もありましたが、決められたメニューはきちんとこなしてくださったことで結果がでたのだと思います。

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第二言語を習得する、ということに正面から取り組む「第二言語習得研究」という学問——。
忙しい社会人が、できるだけ無駄なく効果的に学ぶことをサポートするためには、学問的な知見に裏付けられた、「学習の方法」についての知識が役に立ちます。いま目の前にある課題を乗り越えるには、どんなトレーニングメソッドが有効なのか、そしてそれは何故なのか。社会人にとって時間が貴重なものだとわかっているからこそ、ENGLISH COMPANYのパーソナルトレーナーは最短距離を提示します。

ENGLISH COMPANYは現在、関東に7スタジオ(四谷、恵比寿、有楽町、品川、神田、新宿、横浜)・関西に2スタジオ(京都/四条烏丸、大阪/梅田)で展開しています。
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