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「英語が聞けない」を克服! 外国人上司と仕事するまでに。TOEIC®でも900点獲得。

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STUDY HACKER発の英語のジム StudyHacker ENGLISH COMPANY。言語習得の科学『第二言語習得研究』に基づくトレーニングでこれまでにもたくさんの方が英語の実力を向上されてきました。



今回は、有楽町スタジオでこの6月までトレーニングをご受講いただいた、石田貴子さんと担当の濱田トレーナーにインタビューしてきました。

石田さんはマイクロソフト社でご勤務されていて、米国本社とのメールのやりとりや、電話会議、研修等日常的に英語を使う必要があったものの、英語のリスニングに課題を感じ不便さを感じておられたそうです。そんな石田さんもENGLISH COMPANYの短期集中トレーニングを経て、お仕事でも外国人の上司とともに活躍できるほどに上達。TOEIC®スコアも900を超え、その実力の伸びは決して主観的なものではなさそうです。

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90日のトレーニングの詳細を伺ってきました。

リスニング攻略のための科学的トレーニング

——早速ですが、石田さんが今回英語のトレーニングを始められたきっかけや、その時の課題などについてお聞かせいただけますか?

石田さん:外資系企業に勤めているのですが、アメリカの本社とのやりとりに加えて、最近では日本の拠点内でも英語を使わなければならないことが増えてきました。以前に比べても、どの部署も英語なしには仕事がしにくいという状況なんです。ENGLISH COMPANYに来たときはTOEICのスコアも700点台でしたし、同僚や上司の話す英語も、大枠は聞けるけれど細かいところがわからないという状態でした。スピーキングでも、なかなか言いたいことが口からでてこなかったんです。

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自分なりに参考書を読んだり、ひたすらリスニング教材を聞き込んだりということをしていましたが、思うようにできるようにならなくて。それでENGLISH COMPANYの体験授業を受けてみて、「これまでの方法とまるで違う、これならできるようになりそうだ」ということで、スタートしました。まずは聞き取ることからきちんと鍛えていきたいと考えていました。

——リスニングをのばしていくことを最初の課題とされていたということですね。濱田トレーナーはそこを強化するためにどのようにアプローチされたのでしょう。

濱田トレーナー:リスニングはざっくりと言うと「英語の音を聞き取る」ということなのですが、細かくいうと、①音そのものを聞き取る→②聞いた音を意味的に理解する→③意味を短期的に頭に残しておく、という順番で処理されています。

初期のころに、石田さんはシャドーイングでたいへん苦戦していらっしゃいました。音読ではスラスラ言えるのですが、音声に合わせようとすると途端に早口になったりところどころ抜けてしまっていたんです。

(編集部注:シャドーイングとは、音声を聞きながら1、2語遅れで音声の後を追いかける練習方法。影(シャドー)のように音声を追いかけることから、こう呼ばれる。)

石田さん:そうですね。最初はとても大変だったのを覚えています。

濱田トレーナー:これはつまり、ご自身の読み方とネイティブの読み方に差があったということです。聞けたとおりに言えていないということも言えます。ですから、まずは「聞けない=言えない」部分の音を発見して、スピードはゆっくりでも良いので繰り返し音をコピーして口に出していただきました。

——どんな音が聞けない音なのでしょう。

濱田トレーナー:石田さんの場合、いわゆる教科書的な正しい音はほぼ聞き取ることがお出来になっていたのですが、「音声変化」のある場所が正しく聞き取れなかったことが多かったようです。ネイティブが自然に英語を話す時には、発音しやすいように一部の音が脱落したり、前後の音が連結したり、弱く読まれることによって違う音のように読まれたりということが起こります。これを音声変化と呼ぶのですが、これには一定のルールがありますから、それを押さえて練習していけば比較的楽に聞き取れるようになるんです。

石田さん:移動時間などに音源を聞いて、聞き取れなかったところをルールと共に確認して練習するということをしていました。

濱田トレーナー:こういう、細かい音の理解が上級者への壁になることは実は少なくありません。細かい音を聞き取るための練習としてはディクテーションという、音を聞いてそれを書き取るという練習方法がとても有効です。

——リスニングのプロセスの3段階①音そのものを聞き取る→②聞いた音を意味的に理解する→③意味を短期的に頭に残しておくのうち、①の「音そのものを聞き取る」ということを初めに押さえておくということですね。

濱田トレーナー:そうです。いろいろなトレーニングの方法があるのですが、何をどのタイミングで行うかということがとても重要なんです。ディクテーションだけやり続けてもいけないし、ついていけない状態のままシャドーイングにこだわるのも非効率です。言語習得のプロセスを考えた上で、その方の段階に応じてトレーニングの方法を考えることが時間短縮につながります。

2ヶ月の休会期間にしてもらったこと

——途中お仕事がお忙しくて、2ヶ月の長い休会をはさまれたとか。その際にやっていただいたことがあるそうですね

石田さん:そうですね。アメリカへの出張などが多く入っていて休会が長くなってしまったのですが、その間はシャドーイングと単語学習をとにかくやるように言われていました。

——これにはどんな意図があるのでしょう。

濱田トレーナー:休会される頃にはシャドーイングがずいぶんスムーズになっておられたんです。ですから、ひきつづきまとまった英語のインプットの量を確保していただきたいなと思っていました。

言語習得には「大量のインプットと少量のアウトプット」が有効だという説があって、これはとても広く支持されているんです。アウトプットというのは、ただ音読するとかシャドーイングするというようなことではなく、自分の頭にある「意味」を言葉にするということです。

たくさんインプットして、その上でアウトプットを行えば、「こういう風に言いたいけど言えない」とか「こんな風にいま自分は言ったけどこれは正しいのかな」とかいろんな気づきが生まれます。これを専門的にはNoticingといってインプットの質や精度を高めてくれるんですね。せっかくアメリカに行かれてアウトプットの機会があるのだから、会話などで得られる断片的な文だけでなく、まとまった文の形でのインプットをしていただくことで習得が加速するんです。

石田さん:休会中にするべきことが明確だったので、お休み中にもレベルアップしていました。休会明けしばらくしてから、アメリカのスタッフが来日する機会があったんです。彼らををアテンドして、一緒にディナーをしたのですが、「あなたの英語はとてもきれいだ」と言われてうれしかったのを覚えています。

多忙なビジネスパーソンが短期間で実力アップできた理由

——期間中、とてもお忙しかったと聞かれています。どのように学習をされたのでしょう。

石田さん:出張の多い仕事ですし、他にもスキーのチームに所属している関係で週末はスキー合宿などもあったんです。平日の夜2時間が基本的な英語の時間でした。

濱田トレーナー:時間をできるだけ短縮するために、課題に的確にアプローチすることを意識しました。効果の薄いことに取り組む時間は削りたいので、ご自宅でのトレーニングについても、語彙、シャドーイング、文法、オーバーラッピングなどいろいろなことをバランスよくやっていただくというよりは、スタジオでのトレーニングセッションの結果や様子を受けて、効果のあがりやすいものを重点的に行うようにご提示していました。

——時間が少なくても効果があがるように、無駄を省いてトレーニングを効率化したということですね。

石田さん:そうですね。それから、スキマ時間にすることをあらかじめ決めておくことで、時間を確保するということも印象的でした。

濱田トレーナー:GRIT CARDといって、時間の利用を可視化するツールがあるんです。あらかじめ毎日のスケジュールをお聞きしておいて、朝晩の移動時間だとか、出勤前の時間、帰宅後の時間などの使い方を計画するんです。LINEでのサポートと組み合わせるととても効果がでるんですよ。

石田さん:いまでも大事に持ってますよ(笑) 小さな時間でも、積み重ねると大きいなものになりますよね。時間管理のコツみたいなものをつかめた気がします。スキマ時間を活用するには場所の制約を受けないことも重要ですので、音源などは、Microsoft OneDriveというクラウドサービスにファイルを入れてデバイスに依存せずにいつでも学習できる準備をしていました。シャドーイングはお風呂で行うのがお気に入りでしたね(笑)

——3ヶ月のトレーニングを終えられて、具体的な変化はありましたか?

石田さん:社内では通訳なしで英語で仕事をするのがあたりまえになりましたし、英語が苦手な人を英語面でサポートできるようにもなりました。また、いまは外国人の上司と毎日英語を使って仕事をしています。

3ヶ月のトレーニングを通して、たとえばリスニングのコツに「音声変化」を覚えるということがあるんだとか、そういう英語学習についての考え方のようなものも学べましたし、細かいスキマ時間の活用なども目からウロコで「やればできるんだ」と感じました。

——これから英語を身につけようとされる方にアドバイスをお願いします。

石田さん:闇雲にやっても成果はでないと思うんです。「細かい音を聞き取る」とか「全体を素早く把握する」とか、達成すべきターゲットを決めて効果的な手法をやることで効果がでやすくなります。自身の勉強の方法を振り返って、見直すべきだと感じます。

——濱田トレーナーはいかがでしょう。この3ヶ月の感想を教えてください。

濱田トレーナー:この3ヶ月を終えられて、石田さんは昇進をされたり、スキーでも自己ベストを出されたり、節目となるようなことがありました。次々と目標を達成される石田さんとご一緒することで、とても刺激をいただきましたし、トレーナーとしてとてもしあわせでした。TOEICの目標も900と言われていたのをきっちり900点とられてくるあたり、感動して思わず声が出たほどです。

石田さん:あれは本当にうれしかったです。ありがとうございました。

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科学的に、無駄を省いて、効果的に。

たくさんの目標を抱えるビジネスパーソンにとって、英語の習得にばかり時間を割くことはできません。科学的知見に基づくトレーニングとプランニングで彼女はすぐれた「英語人材」になりました。

ENGLISH COMPANYは、第二言語習得研究という “言語習得の科学” に基づいて的確な学びのプロセスを提供しています。関東3スタジオ(神田、新宿、銀座)、関西3スタジオ(京都/四条烏丸、大阪/梅田、兵庫/神戸)で展開しています。(2022年12月現在)

完全オンラインでもトレーニングをご受講いただけます。人が集まる場所を避け自宅で本格的な学習をされたい方、スタジオが無い地域にお住まいの方は、是非お気軽にご相談くださいませ。



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