言語習得の科学『第二言語習得研究』に基づき英語学習を効率化、短期間でたくさんの人の英語力を大きく上げてきた「英語のパーソナルジム ENGLISH COMPANY」 今日も、多くの受講生の方がそれぞれの英語学習に励まれています。

今回は、そんな中から、四谷スタジオで90日のトレーニングを終えられた野崎麻紀子さんと、担当の春山トレーナーにインタビューしました。野崎さんは2歳の双子のお子さんの育児のまっただ中。フルタイムのお仕事もこなしながら、英語力の大幅アップを成し遂げました。TOEIC®のスコアも200点アップの815点まで上昇したそうです。

1日に1時間程度、それも細切れ時間の合計が1時間、という状況下でどのように大きな英語力アップが可能になったのでしょう。その秘密に迫ります。

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TOEIC®スコアは200点アップ!

とにかく時間がない。「学習の生産性」をあげるために。

——この度はお疲れ様でした。非常にタイトなスケジュールの中での大幅アップ、見事ですね。本日はよろしくお願いします。

野崎さん:ありがとうございます。よろしくお願いします。

春山トレーナー:よろしくお願いします。

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野崎さん

——まず初めに、野崎さんが今回英語を学ぼうと思われたきっかけ、動機についてお聞かせいただけますか?

野崎さん:会社で担当しているプロジェクトで、英語を使ったコミュニケーションや会議などをする機会が増えてきていました。社内には英語ができる日本人もいますし、自分もそうなりたいと考えて英語の学習を始めようと考えました。業務状の切迫した必要性に後押しされた、というのがやはり大きな理由でした。

春山トレーナー:外国の方とのやりとりも多いとお話しされていました。英語学習を続ける上で、学んだことを実際に試せるという良い環境でしたね。

——まだ小さな双子のお子さんもいらっしゃって、勉強時間にもかなり制限があったことだと思います。意識されたことはありますか?

野崎さん:まとまって勉強時間がとれる、という機会はほぼありませんでした。実際に英語に取り組めるのは、主に移動時間などの細切れの時間だけでした。あとは、二人が寝付いてから時々……。基本的にはスキマ時間を継ぎ合わせてなんとか1日に1時間確保するというような状況だったんです。きついスケジュールでしたが、90日なら走り切れそうだと思ってスタートしました。

春山トレーナー:特にお忙しいことはわかっていましたから、無駄な学習をしなくて済むように、的確に課題を発見することを意識しました。時間当たりの学習の生産性をいかに向上させるか、ということを考えたときに「やらなくていいことはしない」ということが大前提となります。そのためには、できるだけ細かく正確に野崎さんの課題を発見し、それに合ったトレーニングメソッドを都度ご提案していく必要があります

——不要なことをいくら効率的にやったところで、生産性はあがりませんね。

春山トレーナー:課題の発見が粗いと、対策がずれてしまいかねません。毎日何時間も時間をとれるならそれも悪くないと思いますが、物理的に時間の制約があるのですから、無駄をそぎ落としたメニューをご提案したいと考えていました。

大雑把にしか聞けない理由は「機能語」が聞けないせい。対策は?

——では実際のトレーニングの中身についてお聞きします。最初の頃は、どんな課題がありましたか?

春山トレーナー:ある程度の長さの英語の音声を聞いた際に、理解が大雑把で、内容の細かい部分が聞き取れていなかったんです。更に細かく観察していくと、前置詞や代名詞などの「機能語」と呼ばれる単語を聞き落としていることが原因の一つだとわかりました。機能語は、弱く短く発音されたり、そのせいで他の語とくっついてしまったりと、聞き取りにくいことがよくあります。ただ、機能語が聞き取れなければ文の意味を取り違えてしまいます。

野崎さん:聞こえてくる単語から、推測で意味を補ってしまっていました。会社で外国の方とお話しする時は、こちらから質問して、それにリアクションしてもらう、という状況が多いので推測がつきやすいのですが、文脈のない話だと理解ができないというのは悩みのひとつでした。

春山トレーナー:ここでたいせつなのは「大雑把にしか意味がとれない」ということが課題なのではなく、それを細分化した「機能語がきけていない」ということが最初の課題であるということです。「大雑把にしか意味がとれない」というのは、表面的な現象に過ぎないのです。

——現象を細分化して、ほんとうの課題を見つけ出すということですね。

春山トレーナー:その通りです。「機能語が聞き取れない」ということを解決するために、英語ネイティブが発音する際の「音声変化のルール」をまずは明示的にお伝えしました。ネイティブは発音する際に音を”崩して”発音します。前後の音が繋がったり、一部の音が脱落したり、別の音にかわってしまったりということが起こるのです。そしてこれらの音声変化が、機能語が聞き取りにくくなる大きな理由です。

大量の英語を浴びて自然に音声変化のルールに自分で気づき、身につけるという方法もありますが、時短を考えればまずはルールを明示的にお伝えして、覚えていただいた方が効率的です。しかもそのルールはたったの5つしかありません。

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春山トレーナー

——なるほど、大雑把にしか聞けないのは、機能語が聞けないからで、それは音声変化のルールをおさえることで解決する。ということですね。どのようにルールを抑えていったのでしょう。

春山トレーナー:明示的にルールをお伝えした後は、Dictationというトレーニングを行いました。これは、英語を聞いてそれを紙に書き取るというシンプルなメソッドです。Dictationを行うことで、野崎さんが聞き取れていない音を見つけ出すことができます。

——Dictationは未定着のルールを発見するために行うということですね。

春山トレーナー:そうですね。ルールを抑えてしまった後は「オーバーラッピング」や、音を意識した「プロソディー・シャドーイング」と言った練習を重ねていきました。これは、覚えたルールを自動化するためのものです。自動化というのは、特にそこに意識を払わなくても素早く正確に処理ができるようになる状態のことです。

野崎さん:トレーニングを初めて1ヶ月くらい経った時に、TOEIC®の公式テストを受験したんです。たった1ヶ月くらいなのでそこまで期待していなかったのですが、ポンと100点くらいスコアが伸びて、驚くと同時にモチベーションもあがりました。スキマ時間の学習でこんなに伸びていくのかと。特にリスニングは大きく伸びていましたし、仕事でも重要なスキルでしたから、優先的に伸ばしていきたいと考えていました。

春山トレーナー:TOEIC®のスコアが特に必要ないという方でも、英語力、この場合は特に課題だったリスニング力を数値として可視化できたことには意味があったと思います。なんとなくできるようになったという主観的な感想だけでは、やはり正確さの面で問題がありますね。現状把握が正確であればあるほど、アプローチが的確になる可能性も高まります。

もう一つの課題は文法の「自動化」

——リスニング以外にも課題はありましたか?

春山トレーナー:リスニングは「英語の音を聞き取ること」と理解されがちですが、実際には「聞くこと」に加えて、「瞬時に理解すること」が求められますよね。そういった意味で、理解のスピードを改善する必要がありました。

野崎さん:知っている文法項目でも、すぐに出てくるという状態ではありませんでした。リスニングで文章を聞く際でも、そこで一瞬遅れてしまって理解が追いつかなくなってしまうということがありました。

春山トレーナー:日本の学校での一般的な文法指導は「訳読」といって、日本語に訳すための文法を習います。「be動詞+過去分詞 で『〜される』と訳しましょう」というようなものです。ですが、このように一度日本語に直してから理解していると、当然時間がかかってしまうものです。

そこで、ネイティブの世界の捉え方(認知のしかた)をベースにした、「認知文法」という文法の考え方を用いてこれまでの文法知識をいちどアップデートしていただき、その後、それを「型」として瞬時に使えるようにパターンプラクティスというメソッドを用いて自動化を促していきました。

野崎さん:トレーニング前にちょっと早めにスタジオに来られた時などに、よく練習していました。トレーニングの終盤では、難しめのレベルの文法事項でも瞬間的に口にできるようになりました。また、英語の問題集の文法問題に取り組んだことも効果があったと感じています。

春山トレーナー:文法を軽視する方もいらっしゃいますが、文法をきちんと学ぶ時間を取った方が結果的に時間の短縮になりますね。ただ、やはり地道な勉強という印象がありますから、タイムトライアル的な要素をいれるなど、精神的な負担がかからないような工夫も行っていました。

野崎さん:文法問題自体の正解率もあがっていきましたし、文法が自動化していくことでリーディングスピードも速くなりました。英語のメールを読む際にもとても役に立っています。

春山トレーナー:最終的には、初めて聞く英語の文章でも、かなり正確に内容把握をされていました。後半には文章そのもののレベルをかなりあげていたのですが、それでも9割くらいは理解できる状態にまでなられました。

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3ヶ月を振り返って

——この3ヶ月を振り返って、感想や、これから英語学習をされる方へメッセージがあればお願いします。

野崎さん:この3ヶ月、英語を学習するための心強い「味方」を得たという感覚でいました。仕事で分からない英語の表現があっても、これもすぐにできるようになると思えました。それまでのように「ああ、今日は(英語を使う)会議か……」と憂鬱にならずにすみました(笑)拠り所になってくれましたね。

実際に、TOEICでも一応の目標としていた800点もクリアできましたし、どう学習していけば良いのか道筋も見えた気がします。
時間もありませんでしたが、スキマ時間に何をするか決めて、真面目に続ければ効果がでます。3ヶ月で大きな進歩ができたことは私にとって大きなことでした。

春山トレーナー:特にお忙しい方でしたので、「時短型英語学習」というENGLISH COMPANYのサービスの本質に忠実に、こだわってやってきました。効果をお感じいただけて、ほんとうにうれしく思っています。

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社会人の英語学習。仕事をしながら、家庭内での役割を果たす。そんな大人が英語学習のためにとれる時間は、実はそう多くはありません。だからこそ、重視すべきは学習の効果を高め、できるだけ短い時間でより多くの成果をあげること。

1年、2年分の学習の “成果” を90日で達成する。
ENGLISH COMPANYのサービスの本質は、英語が身に付くということではなく、英語が「短期間で」身に付くということです。
第二言語習得研究という「言語習得の科学」が、根拠に基づいた学習生産性の向上をサポートしています。

現在、ENGLISH COMPANYは関東7拠点(四谷、恵比寿、有楽町、品川、神田、新宿、横浜)、関西2拠点(京都/四条烏丸、大阪/梅田)で展開しています!

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