入試を超えた英文解釈力を身につけるために

英文解釈の基礎を身につけた人で、京大などレベルの高い本格的な英文和訳を出題する大学を志望する人、あるいは入試レベルを超えた英語圏での教養を身につけたい人が、高度な英文解釈力・和訳力を身につけるために使用するとよいでしょう。ある程度英文解釈力がある人が本格的な受験対策の一環として受験直前期まで使用するのに適しています。

古典的な英語の名文がズラリと並ぶ

巻頭と巻末の見返し部分には、本書で採録されている英文の著者の写真が並んでいます。そこにはバートランド・ラッセル、サマセット・モーム、ヴァージニア・ウルフ、アインシュタインなどの文豪や偉人たちがズラリと並んでいます。この本では歴史的な英語の名文が多く収録されているのです。その分、英文のレベルは非常に高く、中途半端な覚悟で手を出すと後悔することになるかもしれません。一方で、この一冊をやり通せば英文解釈力はもちろん、英語圏文化の教養をも身につけることができます。将来的に英語圏で活躍したい、英文学を学びたいという人には入試を超えた実力を養い、さらに進んで原書に進むきっかけとなるでしょう。

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苦手だった英語でほぼ満点を取って国立千葉大学医学部に現役合格した話。
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この英文が読めれば、もはや読めない英文はない?

初期10日、中期10日、後期10日に分かれており、初期には50問、中期と後期にはそれぞれ30問の問題が割り当てられています。しかし、割り当てられた問題の質と量から言って10日ですべての問題を解き切るのは不可能でしょう。もし10日間で充分に手ごたえを感じながら解き進めることができるとしたら、この問題集をやる必要がないくらいの、相当な実力がすでに身についています。この問題集に出てくる英文は、構造も複雑で語彙レベルも高く、また和訳に苦心するような内容が多いのです。確実に解き進めていけば、あなたの構造把握力はすでに最高レベルに達していることでしょう。あとは語彙がきちんと分かればほとんどの英文が読みこなせるはずです。

1題ずつ丁寧に納得いくまで解き切ろう

あまり無理な計画を立てて短期間で仕上げようとしない方が良いでしょう。1日に数題ずつを目標として、1題ずつじっくりと取り組みましょう。未知の単語や熟語があればしっかりと調べ上げ、英文の構造をよく考えて、和訳をしてみるとよいでしょう。できれば何通りかの和訳を考えてみて、最も自然なものはどれか考えてみるのもよいと思います。この段階で、英文の構造がよく分からなければゆるがせにしないで、学校の先生に質問に行くなど1題ずつを徹底的につぶしていきます。また模範の訳は非常に完成度が高く格調が高い和文になっていますが、ここからも学ぶことは多いはずです。どうしてこんな訳になっているのか考えながら取り組めば、高度な訳出力を身につけることができるでしょう。