受験勉強を開始したばかりの人に

受験国語のテキストで、何を使えば良いかわからない人におすすめです。時期としては受験勉強初期に使用することをおすすめします。問題形式がセンターの選択問題と似ているため、センター対策としても使えます。難関大には対応していません。受験勉強初期には時間がかかっても良いので読解に重点をおき、基礎的読解力を養いましょう。センター直前の対策として使う場合は、限られた時間の中で正解にたどりつけるように集中して取り組むと良いと思います。

bunto_book_badge読解力養成に特化し、堅実に解く能力を養う

読解に重点をおいた参考書です。第一部「典型問題編」と第二部「演習問題編」から成り、「典型問題編」では、テーマ毎に5つの問題文が選ばれており、「演習問題編」では文学、社会、随想等、10のジャンルに対し、2つずつ問題文が設定されています。
問題文を分析的に読み込み、文章間、語句間に見出せる関係性から、客観的に答えを出していくことに特化しています。

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bunto_book_badge読解力育成のための洗練されたレール

「典型問題編」では各文章に4、5問が設定されていて、漢字、語句の意味、穴埋め、読解など万遍なく出題されています。記述問題もありますが比較的少なめです。この問題集を使用する目的は、あくまで読解力養成です。そのため、問題文を正確に読み込み、文脈や語句の関係性を把握することを重視すべきです。問題が正解だったかどうかはあまり重要ではなく、本文がどのような構成で書かれているか、主張は何か、「対比」「類似」「原因→結果」等を正確に把握することが大切です。解説には本文がそのまま載っており、マーカーで因果関係、読むべきポイント等、重要なところが一目瞭然となっているため、理解不足なところを簡単にチェックすることができます。
「演習問題編」では6、7問が設定されており、解答の本文解説は「典型問題編」より少なめです。こちらは確実に正解にたどりつけることがポイントになります。本文、設問ともに「典型問題編」より増加しているため、より実践的な構成となっています。解答、解説を読んで自分の読み込みがどこでずれていたかに注意すると、新たな気付きに出会うことができ、良いと思います。問題に取り組む上で読解のブレが自然となくなっていくことでしょう。

bunto_book_badge二次試験対策には向かない

論述がほとんどなく、選択問題が中心なので、二次試験対策向けではありません。特に、難関大学の二次試験を想定している人は早々に切り上げるべきでしょう。問題文の選定自体は各ジャンルから受験に出やすい作品を選んであるので、良い文章に触れ合う機会を得ることができます。しかし、その点では評論集、課題文集等に一歩劣るところがあるため、割り切って使う必要があります。また、二次試験の現代文は各大学ごとに過去問対策をし、照準を合わせていくことが必須であるため、一度この問題集を解き終えてしまったら、何回も繰り返しトライする必要はないでしょう。

特徴のところにもあげましたが、「典型問題編」は丁寧に読み込み、「演習問題編」では確実に正解にたどりつくことを念頭に置いて取り組みましょう。解説をよく読んで、自分の読解が、設問者の意図を読み取れているかに注意です。なるべく受験勉強の初期にやって、回数より一回の質を高くして取り組むことが重要です。何度も解きなおす意味はないでしょう。