記述式対策はいつからでも早くない

本書は、現代文で記述問題が出題される国公立二次試験の対策を対象としています。分量的にはセンター試験が終わってから集中して取り組んでも充分間に合いますが、記述式や大学別の模擬試験を受ける前の春休みや夏休みの段階で取り組むのがおすすめです。解法を習得し、定期的に過去問や問題集を使って演習するようにしてください。

記述式で培った国語力は、マーク式問題はもちろん、他の分野の問題にも効果を発揮します。早め早めの対策を心がけましょう。

解答の正誤にこだわらない、楽しく読める解説付き

問題演習の際に、一問一問の正誤ばかりを気にしてしまうことはありませんか? 演習で重要なのは、解答の正誤ではなく、その解答を導き出したプロセスの正誤です。

参考書の中には説明口調で頭に残らないような解説にとどまっているものも少なくありませんが、本書は講義型の参考書ということもあり、問題に関する知識背景の説明も充実。楽しみながら読めるため、国語に苦手意識のある方でも無理なく続けられる参考書となっています。

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看護学部を卒業後、医学部受験に挑戦。卒業後わずか1年で合格を勝ち取った「教科書レベル」からの挑戦
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答案作成のプロセスを丁寧に解説

考え方から解答の組み立て方まで、答案作成のプロセスが丁寧に説明されています。記述問題では解答例とまったく同じように書けていることはほぼなく、合っているのか間違っているのか、どれくらい部分点があるのか自分で判断するのは難しいと思います。

しかし、本書ではどのポイントを押さえていればいいか、また解答に至るプロセスが示されているので、どこでつまずいたのかが明確に分かるようになっています。6題という多過ぎない適度な問題量に、豊富だけれども読んでいて苦にならない解説があり、途中で挫折することなく取り組めるようになっているのです。

すべての問題に応用できる論理的解法

論理的解法だからすべての問題に応用できるというのがポイントです。多くの問題集はその問題に対する解説となっている場合が多く、違う問題では応用できないことがあります。

対して、本書では、こういう時はこうというように、論理的な読解の基本ルールが整理されているので、違う問題にも冷静に対応できる力が養われます。現代文に関するものはもちろんですが、他の教科であっても同様です。記述式の書き方、論理的な思考方法は現代文以外でも役に立つ情報ばかりでしょう。

取り組み方も書かれているので安心

本書には、利用方法まで丁寧に書かれています。

(1)自力で別冊の問題を解く
(2)じっくりと解説を読み、解き方を照らし合わせる
(3)解法のプロセスを再現して繰り返す

これで論理的解法を習得したところで、問題演習を繰り返し実践力をつけていく。1日1題解いても1週間で終わる内容ですから、1周目は国語週間を作ってまとめて取り組んでしまうのがおすすめ。その後は過去問に挑戦しながら、国語力をブラッシュアップしていきましょう。