記述問題にはこの1冊

現代文の記述対策問題集に悩んでいませんか?この「上級現代文Ⅰ」は、50~100字の記述問題からなる、本格的な論述型問題集です。手をつけ始める学年は問いませんが、ある程度のボキャブラリーや文を構成する力が必要なので、よほど現代文の実力がある人を除けば高2後半~高3あたりが一般的だといえます。また、解答が詳しいので、自学自習におすすめの1冊です!

無理のない構成

本書は現代文の記述問題のパターンを「言い換え」「内容説明」「理由説明」「表現」の4つに大別しています。それぞれのパターンの中では、①概要…解答の際、どのような作業をすることになるのか、②例題…紹介された解答法を使って試しに解いてみる、③実践問題…問題の中で慣れて、解答法に習熟、という構成です。

国公立大学や難関の私大では、やや難度の高い問題が出題されますが、それを解く実力が養えるように無理のない構成となっています。

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看護学部を卒業後、医学部受験に挑戦。卒業後わずか1年で合格を勝ち取った「教科書レベル」からの挑戦
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モノトーンですっきりとした表紙

また、本書を手にして目が付くのは、その落ち着いた表紙ではないでしょうか?参考書のデザインが中身のクオリティを必ずしも反映しているとは限りませんが、その落ち着きこそが本書の実力を物語っているとも言えそうです。

もう答え合わせには悩まない。「セルフチェック」コーナー

現代文の勉強をする上での1つの壁は「答え合わせ」です。何を基準に採点をすればいいのかわからない、という経験はありませんか?

しかし、本書はそんな悩みにもしっかり対応できています。まず、解答ページを見ると、60字程度の設問から300字程度のまとめ問題まで、ただ模範解答を載せているだけでなく、それを解答要素ごとにパート分けし、そのパート1つ1つについて採点基準を示してくれています。

また、本書の気配りはこれにとどまらず、さらに「採点の現場から」というコーナーでは、別の表現での解答や、「この解答だと半分、0点…」などの答案を紹介し、1人で現代文を解く人にどこまでも寄り添っています。学校や予備校で現代文を見てくれる人がいない、というような場合には非常に便利なはず。

使い方

タイトルこそ「上級」ですが、使い方は普通の現代文の問題集と変わりません。まず問題文を通読し、設問を付属の解き(付属の解答用紙をコピーすると何度も問題が解けます!)、解き終わった後で解答・解説を読んでいくという流れ。ただし、前述のように、本書は解説が非常に丁寧で、たとえ記述問題でも、自分で書いた答案を自分で細かく採点することが出来ます!本書では物足りないという人は、姉妹編の「上級現代文Ⅱ」もチェックしてみてください。