難関国公立大の骨太な文章を読み切る力を手に入れよう

最初の一冊に選んでしまうとこてんぱんにされてしまう可能性大! 難易度は旧帝大(東北大、九州大、名古屋大、など)を中心とした難関国公立大学のレベルです。
記述・論述問題であっても、選択肢が与えられていても、本文を正しく読解する力こそが現代文の実力です。極めて当たり前の話のように聞こえますが、ここが現代文の勉強の本質であり、最も難しいところです。本書を通じて、付け焼刃では身につかない読解力を養い、どんな難関大の問題でも読み解いてしまいましょう。

現代文との闘い方を知る

本書は3部構成になっています。第一部では現代文を読み解く際キーになってくる言葉の理解を促し、第二部では評論・小説それぞれの文章の読み方を、第三部では入試問題頻出のテーマで実際に問題演習を行います。ある程度現代文の問題演習を積んできた人であっても、重要語句の講義を受けたり、文章の読み解き方を教わったという人は少ないのではないでしょうか。本書ではいきなり問題演習に取り掛かるのではなく、現代文と闘えるだけの下地を整えることにも重点を置いています。現代文と格闘するには自分で考える力が欠かせません。公式として事細かに方法論を伝えるのではなく、自分の読み方を振り返り、問題点を見つけて改善していくよう、自分で考えることを促しているのです。

admin-ajax
看護学部を卒業後、医学部受験に挑戦。卒業後わずか1年で合格を勝ち取った「教科書レベル」からの挑戦
人気記事

問題演習で文章の読みつなぎ方を体得

先述した通り、本書は解法パターンを列挙するのではなく、文章との格闘の仕方を示しています。覚えなければいけない要素はほとんどありませんが、しっかり考えていないと何も身につかない本でもあるのです。小手先の技術ではなく真の実力を養成することを目的としており、どう読めばよいか、どう読みつないでいくかに焦点を当てています。しかし、全体の解説ではそれらは数ページにしかなりません。評論・小説の例題1問ずつと問題13問で個々の問題を取り組んでいく過程で、徹底的に読み込んで詳細に解説します。これだけの問題演習を積むことでようやく、第二部で示された文章の読みつなぎ方が身についてくるのです。

「解法のヒント」や「知の扉」も秀逸

本書はコラムも秀逸です。解法のヒントでは本書の問題だけにとどまらず、類似問題にも応用できる解法が学べます。設問パターン別の問題を解いていくにあたっての原則となるものなのでしっかり押さえておきましょう。知の扉は問題に関連する番外コラムですが現代文でよく問われるテーマを扱っており、知的関心領域を広げる手助けをしてくれます。参考図書も記されているので、読書が進むことも間違いなし。日頃から読書で文章を読む癖がついていれば、長文でも抵抗なく読むことができるようになります。

解答の根拠を解説できるようになるまで

1日1題ずつ丁寧に取り組んでいきましょう。問題を解く時に文章を読むだけでなく、解説を読みながら文章を精読していく必要があります。第一部、第二部の評論編・小説編それぞれ1日かけて3日。問題13題で1週16日計算です。2周目は問題部分を解き直すことにすれば2周1ヵ月で終えることができます。2周目以降はただ問題を解くだけではなく、解答の根拠を解説できるレベルにまで到達することを目標にしましょう。