現代文が苦手な受験生に

本書は現代文をはじめて学ぶ高校1、2年生や、現代文が苦手な受験生の基礎固めのために、最初の1冊目としておすすめです。最初から入試問題に着手しないところや問題レベルは入門編と言えますが、本書の特徴である問題文の解説などを駆使してマスターするところまで行くと、しっかり受験レベルにまで立ち向かえる実力が。現代文学習のはじめの1冊としながら、かなり中身の濃い問題集となっています。

「このように読めば必ずわかる」読み方を別冊収録

現代文に苦手意識のある人の多くはそもそも文章を読むこと自体に抵抗がある人が多いですよね。いきなり現代文の問題を解くよう言われても、どう読めばいいのかわからない。本書では重要箇所をマークしながら読む解き方を、別冊としてページを割いて紹介してくれています。なんと全問題の問題文を再録し、一部には読み方をマスターしたら解けるはずの練習問題付き。読み方を徹底的に鍛えてくれますから、違う文章を読むときにも役立つ文章読解の基礎力が身に着きますよ。

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看護学部を卒業後、医学部受験に挑戦。卒業後わずか1年で合格を勝ち取った「教科書レベル」からの挑戦
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問題文の解説付きで問題文を理解できる

長い文章を読むのが苦痛な受験生の中で、問題文自体の意味がよく分からないという悩みを抱えている人は少なくありません。本書は問題の解説に入る前に問題文の解説がついています。ふわふわとした理解のままにせず、しっかり問題文を理解したうえで、問題と向き合うことができるようになっているのがポイントです。さらっと問題文の背景を説明した問題集はありますが、問題文自体をよくわかるものにしてくれる説明は文章読解に不安が残る人にとって本書は強い味方となるでしょう。

レベルに合わせたオリジナル問題

現代文が苦手な人がはじめから入試問題に取り組んでもまったく歯が立たないことになりかねません。本書では最終問題を除いて著者のオリジナル問題で構成されており、入門編に値する問題集となっています。ただし問題は難しくないのですが、詳しいからこそ長い解説や問題文を読み込むのは現代文が苦手な人には少し苦痛になるかもしれません。解説もしっかり読み込めば、現代文の基礎力は養えたも同然。得点もぐんと伸びますから、根気よくやるのを心がけましょう。

問題文まで理解しよう

全部で19題の問題が収録されていますが、文中からの抜き出し・空欄穴埋め・選択問題などで構成されており、効率の良い人や少し現代文が得意な人であれば10分程度で1題終えることができます。しかし、それでは本書の威力は発揮しません。別冊の重要箇所チェック問題文と併用して問題文の解説を熟読し、問題文をマスターしましょう。本書をきっちりとこなせば、現代文の文章との向き合い方がつかめるはずです。そのため、1日1題程度で丁寧に解いていくのをおすすめします。それでも1カ月以内に終えることのできる分量ですから、現代文以外にも時間を使いたい受験生にはもってこいですね。高校1年生や2年生であれば週1回現代文の日を決めてゆっくり解いていくのもいいと思います。