記述・論述対策の定番。難関大向け。

二次試験で記述問題を要する大学、特に難関大をめざす受験生向けの参考書です。文系はもちろん、理系で国語を得点源としたい人にもオススメ。ボリュームがあるので、これまであまり論述問題に取り組んだ人にとっては根気が必要になりますが、やり抜く価値はあると思いますよ。 使用時期は、過去問に取り組む前の時期、高校3年生の春から夏頃にかけてが最適でしょう。

パターン化で、パーフェクトな解答を。

本書は、論述問題で解答を作成するに当たって必要な問題文理解、問題文の対応箇所を本文からみつけ出すことをポイントとしています。問題文の対応箇所は「傍線部の前後にある場合」「分散している場合」「本文中から自分で工夫して説明しなければならない場合」などいくつかのパターンがあり、本書ではこれらのパターンのそれぞれに対応できるように問題が設定されています。また、小説問題でありがちな心情把握等にも対応できるようになっています。

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苦手だった英語でほぼ満点を取って国立千葉大学医学部に現役合格した話。
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採点基準を明瞭化し、不安を払拭

本書は、第一部「典型問題篇」と第二部「練習問題篇」から成っています。第一部は、問題文中の対応箇所のパターン別に5つの例題が設けられ、どのような点に注意して問題文と本文を読み、解答を出していけば良いかわかるようになっています。本文、問題、本文解説、設問解説の順で構成されていて、本文解説で本文の構造を把握した上で、問題文のパターン、解答すべき要素に着目している点が魅力的です。また、答案の例が複数掲載されており、正解だけでなく、減点ポイントもわかるようになっています。 第二部は、「社会」「文学」「小説」等10のジャンルからなり、それぞれ2つずつ問題が設定されています。ここでは第一部で学んだことを踏まえて、問題文を読み取り、全体の構成を掴んだ上での解答を要求されます。掲載されている作家も現代の評論家から小説家、近代の文豪まで幅広く設定されているため、一冊こなせば広範囲に渡って力をつけることができるでしょう。

自分に厳しく採点してみよう

記述・論述対策の参考書に取り組む上で最も難しいのが、自分の解答を採点することでしょう。第一部での丁寧な解答解説を飲みこめていれば自己採点をすることは、難しいことではありません。本書では、解答解説において、解答例を載せているだけでなく、問題パターンの説明、解答すべき要素が書かれており、さらにそれぞれに採点基準が載っているのが親切です。難関大のみならず、記述・論述では一題あたりの配点が大きいため、いかに要素を書き洩らさないか、説明しきるかが勝負の分かれ目となるため、自己採点はなるべくシビアに行うようにしましょう。

おすすめ使用方法

第一部に取り組む際、記述・論述に慣れていない受験生であれば時間のことは気にせず、満足いく解答が作成できるまで粘り強く取り組むべき。逆に、既に論述問題に自信がある人はすばやく終えて、第二部の練習問題に移りましょう。練習問題は時間を決めて時間内で。また、ノートにきちんと作成し、丁寧な字で書く習慣を身につけることも意識してください。本番いきなりきれいに字を書こうと思ってもなかなかできないものです。一通りやったあとはいよいよ過去問にとりかかりましょう。