短期間で応用力の素を獲得

青チャートもやった、1対1対応もやった、入試問題集だって何周もやったのに過去問になるといきなり解けなくなってしまう……。こういった経験がある人は一人や二人ではないはず。「数学ショートプログラム」は、そんなあなたに、短期間で応用力、発想の素となる手法や考え方を与えてくれます。扱われている範囲はⅠAⅡBが中心なので、文理問わず使用可能です。一部数Ⅲの問題が含まれますが、それらを飛ばしても問題数はほとんど変わりません。ただし、難易度は高めなので、ⅠAⅡBの教科書内容を一通りマスターできていない人は手を出すべからず、です。

短い問題に発想のエッセンスを凝縮

公式を組み合わせたり計算で強引に解き進めることによって解ける問題なら手が出るけれど、柔軟な発想が求められる問題には手が出ないという人はごまんといます。しかし、柔軟な発想にも実はコツがあるようです。本書はそのコツである「発想のエッセンス」を約100題の問題に凝縮して紹介してくれています。
2部構成のうち、第1部では主に「短答問題」が扱われます。ここでは、シンプルで短い問題文が与えられるのみ。解答も、煩雑な計算は一切必要なく、本当に発想のエッセンスになるものだけが詰め込まれています。他の数学の問題集とは違い、1問1問が手軽なので、復習も非常に楽にできます。解説部分にも図がふんだんに盛り込まれており、直感的に理解しやすいデザインになっているのも嬉しいところです。
ちなみに、問題が掲載されているページの下部には、ざっくばらんなコメントやヒント、情報、さらには著者のつぶやきなどが箇条書きで並んでいます。語り口調のくだけた文体で書かれていますから、ずらっと固い文章で書かれるよりも一つ一つの情報が頭に入ってきますね。

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看護学部を卒業後、医学部受験に挑戦。卒業後わずか1年で合格を勝ち取った「教科書レベル」からの挑戦
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「準公式」をマスターして、天才になろう

問題を解き進める前に、「準公式」というコーナーで先に発想のエッセンスのヒントを与えてくれています。ここに掲載されている内容は、例えばax+byを2つのベクトル(a, b)と(x, y)の内積とみなしてしまう、といった学校の教科書にはないようなテクニックが目白押しです。数学の得意な人なら自然に思いつける内容でも、苦手な人にとっては至難の業。この「準公式」を徹底的にマスターすれば、あなたも天才の発想を手に入れることができます。

最高レベルの対応力を

第2部では東大・京大の過去問や月刊誌「大学への数学」の有名なコーナー「学力コンテスト」の過去問など、大学入試では最上級の問題が掲載されています。第1部とは打って変わって、重厚で一筋縄ではいかない問題ばかりとなっています。エレガントな発想に続いて、どのように問題を解決していくか。第2部の問題がクリアできれば、最難関の大学でも数学を得点源にすることができるでしょう。

使用方法

基本的には第1部に取り組むだけでも十分な効果が得られます。数学に自信のある人や数学で得点を稼ぎたい人は第2部にもぜひ挑戦してみましょう。
以下、第1部についてのみ使用方法を提案します。
1章が大体5〜6問で構成されていますので、1問につき15分程度、向き合ってみてください。そのあと解答編を通読してください。1週間に2章程度取り組めば、2ヶ月で第1部の問題はすべて終えることができます。一通り終えたら、問題を見直し、問題の意味を考え、解答の骨組みを思い浮かべましょう。理解が不十分なところがあれば再度解いてみてください。