計算をなめてるすべての受験生に告ぐ

「計算は誰でもできる」「解法・解き方の方が大事」……。決して間違っているとはいいません。しかし、自分に計算力があるかどうかというのはなかなか客観的に判断できないもの。解法さえあっていればあとの計算は間違ってたって大丈夫と思っている方すら見かけます。

私立大学を第一志望にしている人は、きっとマークシート式の試験を受けることになるでしょう。途中過程は評価されず、最後の計算結果で一発勝負。ここで少しでも計算間違いをすれば、計算が遅くて試験が解き終わらなかったら、1年まるごと台無しに……。そういった世界にいることを忘れないでください。

理系生だろうが、文系生だろうが、医学部受験生だろうが、計算力の強化はもはや常識。この『合格る計算Ⅰ・A・Ⅱ・B』は数学で受験するすべての学生に基本的かつ本質的な計算力を授けてくれます。計算問題集というジャンルでは網羅性という点において他の参考書を圧倒します。

「あとは計算するだけ」と思って最後の計算をせずに答えを見ている受験生は、本当に本番で計算をやりきれる保証があるのでしょうか? 少しでも不安になったら1周やり通してみてください。

89のITEMで全単元を徹底網羅

あなたは「ある2次方程式が整数解をもつかどうか」を瞬時に判断できますか? この問いに少しでも揺らいだら、あなたには「計算力が足りない」と言わざるを得ません。

計算力というのは四則演算をゴリゴリやり通せる力のことじゃないの? 高校数学では、本質を見通す力を含めて「計算力」と呼んでいます。計算力の強化はもはや本質的な理解と切り離せない考え方であり、必要不可欠なもの。単なるテクニックを身に付けるのではなく、数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bの全単元に関して、本質的な理解度を高めながら計算力を強化していきましょう。

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苦手だった英語でほぼ満点を取って国立千葉大学医学部に現役合格した話。
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「計算力向上のメリット」「Q&A」が高クオリティ!

多くの参考書の冒頭に「はじめに」という項目がありますが、本書ではそれよりも前にまず「計算力向上のメリット」というコーナーで、タイトル通りの説明をマンガテイストで解説してくれています。著者は大手予備校で最難関クラスで講義を重ねてきたベテラン中のベテラン。本質を捉えて簡潔かつわかりやすく説明してくれています。

その後、本編に入る前に「Q&A」というコーナーで具体的な取り組み方を学生の目線に立って説明してくれているところもGOOD。気張り過ぎな学生に肩の力を抜くことを優しく教えてくれます。

「重要ポイントチェック」に現れる本質的な数学の捉え方

各ITEM(各章)で学習した重要ポイントを巻末で一気におさらいしてくれます。赤シートで隠してチェックできる形式ですので、入試直前だけでなく、1周終わったあとなら定期的に読み直して、忘れないように何度も振り返りましょう。毎日手を動かしていても、少し時間が経つと前の内容を忘れてしまうのが人間の定め。何度でも繰り返し読んで常に最高のコンディションに整えておきましょう。

毎日コツコツ手を動かして、数学を自在に操ろう

著者は毎日しっかり1章ずつこなしていかなくても、疲れているときは寝る。無理をせずにコツコツ続けることが大事と著者は言います。1日20分、学習時間のどこかに計算だけの時間を作ってみましょう。その時間が来たらすべてのタスクを一旦保留にして、計算に集中する。数学の基本に立ち返って解法暗記や問題演習ばかりの時間から、基本的な能力の向上に努めてみましょう。受験勉強の1年間の中で最低3周行い、数学のベースを作っていくことが本質的な理解への最速の道となるでしょう。