センター対策を要領よくこなす

センター試験で数学Ⅱ・Bを受験する高校3年生全てにおすすめします。最難関大学を志望する学生は、確認程度でさらっと目を通すだけでOKです。中堅大学から難関大学志望者の方は、数学の得意・不得意に応じて、センター数学の勉強を開始する時期を自分なりに設定し、取り組んでいただけると良いと思います。

センター数学の真髄をつく

センター試験は全ての単元から満遍なく出題され、その問題は至って標準的です。したがって、センター数学に求められることの1つは「普通の問題を普通に解く力」です。この参考書では、そのようなコンセプトの元、数学Ⅱ・Bの全ての単元について、センターの出題への取り組み方・基礎事項から始まり、例題、そして実際のセンター試験の過去問という手順で確実にセンター試験対策ができるようになっています。気づいたら点数が上がっていたなんてことを、きっとあなたは経験できるでしょう。

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看護学部を卒業後、医学部受験に挑戦。卒業後わずか1年で合格を勝ち取った「教科書レベル」からの挑戦
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センターだけじゃない

著者が「数学の原理」に強いこだわりを持っていることもあり、この1冊をしっかりマスターすることで、センター試験対策だけでなく、2次試験へ向けた基礎固めもできるようになっています。また、そのように「解法の仕組み」について丁寧に説明している点は、まだセンター試験を意識していない時期の日常学習で使用しても大きな効果があるのではないかと考えられます。

欠点:圧倒的問題量不足

内容が厳選されているため、集中して取り組めば、1週間程度で一通り学習することが可能です。また、この参考書をマスターすれば、センター試験の過去問で悪い点数をとることはほぼなくなると思われます。しかし、実際に本番のセンター試験で自信を持って数学Ⅱ・Bの試験に臨むには、圧倒的に問題量が足りません。より短い時間で、確実に正解を導きだすためには、過去問を使って演習量を稼ぐべきだと考えられます。この問題集の位置づけは、あくまで過去問への繋ぎとして捉えていただきたいです。

基本事項の熟読から始めよう

まず、センターで出題されるパターンについての解説、及びそれについての基本事項を熟読します。必要があれば教科書も確認します。その後、センター試験よりもやや難易度の低い問題となっている例題に取り組み、基本事項が身に付いているか確認します。仕上げとして実際のセンター試験で出題された問題に取り組み、最も標準的かつ応用の効く解答の仕組みを身に付けます。
基本的には1日何パターンと決めて毎日少しずつ取り組むと良いです(合計100パターンなので、1日10パターンなら10日で1周できる)。その際、自分の中で不安が残ったパターンや単元には印を付けておき、再度2周、3周と繰り返すとより効果的です。センター試験直前には印のついたパターンを確認していくことで、自信を持って試験に臨むことができます。過去問演習も確実に行ってください。