bunto_book_badge取っ付きにくい「確率」を得点源に!!

数学Aの単元であるため、高1生で習うことになる「確率」。この単元は、他の単元との学習上の結び付きが薄く、独特の知識や考え方を要する。その上、センター試験は勿論、数学Ⅰ・Aの中では、難関大学の2次試験でも頻繁に出題される。そのような難関大を目指す受験生は、しっかり学習し、得点源の一つにしたい単元である。しかし、この単元は、中々取っ付きにくい単元でもある。特に、最初の学校の授業がよく理解できず、苦手意識を持ってしまった人は、それを払拭することは、かなり難しいのではないだろうか。本書は、そのように確率に苦手意識のある全ての高校生におすすめできる参考書であり、苦手な人でも、この一冊にしっかり取り組めば、確率を入試における得点源の一つにできる。確率を習った人ならどのような時期に取り組んでもいいが、高3生の場合、夏休み終了前くらいには一通り取り組み終わるのが理想。

「ハッ確(はっかく)」の略称で長く親しまれている『ハッとめざめる確率』この問題集で実際にハッと目覚めた人も多い。

bunto_book_badge基礎の基礎から難関大で合否を分ける問題まで

どの科目、どの単元でも言えることだが、難関大を目指すと言っても基礎の基礎が一番大事であり、基礎を疎かにすると、結局その後、どこかでしわ寄せがくる。本書は、確率の基礎の基礎の考え方から丁寧に説明しており、全ての受験生が抑えなければならない事項をしっかりと習得することができる。また、最終的な目標を「難関校を含めた合否を分ける問題を解けるようにすること」と定めており、そこに至るまでの、多様な解法が掲載されている。参考書そのものの文体も非常に平易で、読みやすいものになっているため、堅苦しい文章が苦手という人にもおすすめできる。

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bunto_book_badge公式に頼らない!!考え方も言葉で書く

C(組み合わせ)やP(順列)の公式に頼らず、そこに至るまでの考え方を重要視しており、そういった考え方も言葉で記述できるようにすることを意図して書かれている。また、解説の導入を会話形式にしたり、図を使用したりと、確率が苦手で、「解答のやっていることが分からない」という人も十分な理解が得られるようにするための配慮が随所に見られる。

bunto_book_badge著者も数学が苦手だった!?だからこそ分かる、あなたの気持ち

著者は、自称数学が苦手であった。それが真実かどうかは分からないが、本書を見ると、少なくとも数学が苦手、確率が苦手な人のことをよく理解してくれているということが伝わってくる。それは例えば、題意の解析の仕方や、どの点に着目し、どのようにタイプを分類していくかといった考え方を丁寧に明示してくれているところに表れている。また、より具体的に、場合の数において、各対象を区別して数えるのか、区別しないで数えるのかといった、教科書では、やや曖昧な部分についても、詳しく丁寧な説明がなされているところも他の参考書にはない本書の大きな特徴である。

bunto_book_badge全問自力で解いても1〜2ヶ月で1周できる

初めは、自力で各例題に取り組んでみる。自力では解答できなさそうな場合は、解説を読み、問題へのアプローチの仕方や考え方を完全に理解し、再度自分の力で解答を作成してみる。その際、公式や計算式だけでなく、途中の考え方や、論理の流れなども意識して言葉でしっかりと解答を作成することが重要。個人差はあるが、おおよそ1か月~2か月程度で1周できる。間違えた問題を中心に何周か繰り返せば、苦手だった確率が得点源に変わる!!


京都大学理学部2回生。三重県立伊勢高等学校卒業。現在3回生での系登録を目前に、化学、地学など幅広い理系分野を学んでいる。小学生への指導も行っている。