数学が嫌いな人・苦手な人に……

「何から勉強して良いのかわからない」「さっぱり内容を忘れてしまっている」そんな受験生、あるいは高校1、2年生におすすめします。懇切丁寧な解説と、まるで先生が隣で指導してくれているようなわかりやすい説明に、苦手意識も吹っ飛ぶことでしょう。受験が迫った夏休み以降に使用することはおすすめしませんが、数学から目を背けている人には、真っ先に取り組んでいただきたい1冊になっています。

オールカラーで見やすさ良好

数学の参考書にしてはめずらしいオールカラーです。一度見て「わかりやすい!!」と思える参考書であれば、数学嫌いな人でも親しめるのではないでしょうか。数学が嫌いな人の特徴として「問題を見ただけでやる気をなくしてしまう」という傾向があります。数字や文字の羅列で、まったく頭に入ってこない、問題集を閉じたくなるといった人には、オールカラーのこの1冊は、非常に取り組みやすいものとなっているのではないでしょうか。また、文字による説明だけではなく図解もふんだんに取り入れられていて、視覚的に脳内に内容を焼き付けるような工夫もされています。キャラクターによるセリフ形式は、他の参考書にはない本書の特徴だと思います。

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苦手だった英語でほぼ満点を取って国立千葉大学医学部に現役合格した話。
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定期テスト対策にも一役かってくれる1冊

本書の章末には定期テストに出るようなレベルの問題も掲載されています。学校の授業レベルの基本問題を一通り解き終わった後は、章末問題に取り組んでみると良いでしょう。自分が今現在どの程度理解しているのか確認することができるので、足りていない知識や内容の復習に活かすことができるのではないでしょうか。普段の定期テストで平均点を上回ることができない人は、ぜひこの1冊に取り組み、上位層の仲間入りを目指してほしいと思います。

難関大学受験生には正直、向かない

難関大学や難関私大を目指す人には向かないと思います。説明のわかりやすさや、明瞭さなどにおいて、本書は大変優れていると思いますが、より発展的な思考力を身につけるための橋渡し的な問題が少ないように思います。というのも、基礎力を集合させた、各章の枠を超えた複合問題こそが応用への第一歩を踏み出すきっかけを与えてくれるため、受験勉強の早期にそのような問題を解く機会に触れておく必要があると思います。本書にはそのような問題が少なく、難関大学受験生にはおすすめしません。

授業と並行して、復習で使うとgood!

授業(教科書)と並行して進めていくと良いと思います。少しボリュームがあるので、授業→復習の復習の部分にこの参考書を使うと効果的です。また、教科書でわからなくなったところをこの参考書を読んで理解する、という使い方でもよいと思います。受験参考書としてだけでなく、普段の授業用として持っておくとよいのではないでしょうか