bunto_book_badge教科書の補填はこの一冊。タイトル通り「これでわかる」

数学Ⅱ・Bを学んでいる高2生が、授業の補填や家庭学習で理解の浅い部分を復習するのに使用するのがおすすめ。基礎的な内容で、一人で読み進めていっても良く分かる丁寧な説明がなされている。学校の授業と組み合わせて使うことで最大限の効果が得られ、上手く使えば、定期テスト対策にも力を発揮するだろう。全体を通して、入試対策用という色は薄い参考書であるが、タイトルにある通り、数学Ⅱ・Bの基本的なことは全て、「これでわかる」ため、数学に強い苦手意識がある受験生が夏前に復習で使用するのも効果的。

bunto_book_badgeオールカラーで親しみやすい

堅い文体・図表、味気ないデザインが少なくない数学の参考書の中で珍しいオールカラーの参考書。授業で習いたてのフワフワした知識を定着させるには、授業を再現するような丁寧な説明・解説があると非常に有難いが、本書は実際の問題に入る前に、その単元の導入事項を丁寧におさらいしてくれるため、誰でも自分一人で授業の復習ができるようになっている。掲載されている問題も基本的なレベルで教科書の補填には最適である。

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bunto_book_badge視覚に訴える図や表が満載

前述したオールカラーに加え、図や表などをふんだんに使い、視覚に訴える説明がなされている。この参考書がターゲットにするのは、授業でならったことの復習をその日のうちに自宅で行うような初学者だ。そのような初学者が新たなことを身に付けたり、習得したりする上で、視覚的に取り込まれる情報は、学習の大きな手助けとなる。特に、数学Ⅱ・Bに関しては、定積分の図形的な意味やベクトルの図示といった入試で重要な部分の図解が秀逸。参考書全体の「わかりやすさ」を追求した特徴を踏まえると、所々あるキャラクターのセリフ形式の説明を見て、子供っぽいなどと、一概にこの参考書を切り捨てるのは、非常に勿体ないのでは?

bunto_book_badge例題中心に授業の復習用途で使おう

章末問題は、学校の定期テスト対策として使用できるレベルの問題であるが、一つ注意したいのは、本書は類題や章末問題の解答が、かなり簡潔なものになっているということ。ある程度固まった実力がついた上で取り組むにはいいが、単純に初学者が問題演習をするという目的に合っているかと言われれば、そのような使い方はあまりおすすめできない。例題を中心に授業の復習をするのがベストだろう。

bunto_book_badge授業併用で使うのがベスト

ボリュームがある参考書であるため、やはり基本的には高2生が授業と並行して取り組んでいくべき。その日の授業の内容に関する例題に取り組み、理解を深めるていこう。受験生になり入試を意識した学習を始める際、盤石な基礎力が備っているはずだ。間違った例題は印をつけ、定期テスト前などに集中して勉強すると良い。また、教科書では分かりにくい部分を本書で確認するという使い方をすることもできる。くどいようであるが、本書は受験用ではなく、授業用として使用するのが最も効果的。