王道の万能参考書

難関大学を目指す高1生、高2生が授業と併用、または定期テスト対策などに使用することをおすすめします。高3生については、受験勉強に取り組み始め、日常学習としての入試対策をしていきたい人が、1学期~夏休みくらいの時期に取り組むと効果的です。

抜群の網羅性

名前だけは誰もが知っている有名参考書ですが、実際、なぜそこまで有名なのかと考えると、まず第一にこの参考書の網羅する範囲の広さが挙げられます。難関大学を目指す上で、解答必須な問題をほぼ漏れなく収録しており、この1冊を完璧に仕上げれば、超難関大学を目指すための土台も築くことが可能です。数多くの参考書・問題集が出回っている中で、昔からずっと受験生に支持されてきた最も大きな理由は、そのような扱う範囲の圧倒的な広さが生む、確かな信頼感ではないかと私は思います。

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苦手だった英語でほぼ満点を取って国立千葉大学医学部に現役合格した話。
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「チャート」を理解し、自信につなげる

チャート式の他のシリーズ同様、解答の指針としての「チャート」を丁寧に説明しており、受験生はこの「チャート」を自分のものにすることで、多くの入試問題を解くことができるようになるでしょう。それは、たとえ難関大学の2次試験問題と言えど同じです。一見解答の糸口が見つからない問題でも、その多くが、少し見方を変えるだけで、よくある頻出問題として扱うことができるようになります。そのため、この参考書で身に付けた「チャート」を使って、様々な問題に対処することが可能になります。本格的な演習用問題集や過去問に取り組む前に、入試必須問題の「チャート」を一通り自分のものにすることで、数学に大きな自信を持てるようになるでしょう。

自分のスタイルに合わせて使おう

前述した範囲の広さですが、この点に関して注意しなければいけないことがあります。それは、その分きちんと自分の力やタイプ、割くことができる時間に合った使い方をしないと、途中で挫折してしまうという点です。もちろん、チャート式は解法辞書としての使い方もできるので、最初からそのように割り切って使うのも一つの使い方ではあります。しかし、一通りやってみようと決心しても、全部の問題に取り組むことは、かなり無謀で、自分に合った使い方をする必要があると私は思います。最も王道的な使用方法は下に明示しますが、受験生のタイプ、状況により具体的な使い方は変わります。分量が多い分、その使い方を間違うと貴重な時間を無駄にしてしまう可能性もあります。特にⅠ・Aに関して、高3生は、第1章の式と計算は、入試にはあまり出ない(単独では出ない)ので、あまり時間をかけずに、素早く終了させたいところです。

おすすめ使用法

まず、教科書や各章の始めにある基本事項を参考に、基本例題を一通り解いてみます。その際、まずは各例題の下にある「チャート」や解説を一切見ないで、自力で取り組むことが重要です。10分程度考えても解答の糸口「チャート」が思い浮かばないようであれば、「チャート」を熟読し、再度アプローチしてみるか、解説を一通り読み、各ページ下の練習問題を解いてみます。そういった「チャート」が浮かばなかった問題には、印をつけておきます。練習問題は、自分の理解度に合わせ、取り組むかどうか決めれば良いです。基本例題と+αの練習問題で1周し、2周目以降は、印がついた問題、すなわち自力では、「チャート」が出なかった問題について復習していきます。