bunto_book_badge授業内容把握のためのバイブル

難関大学を目指す高校1, 2年生が授業と併用して使用することをおすすめします。授業中わからない問題に出会ったとき、この一冊を開くことでいとも簡単に解決します。あの時先生が「大切なところだから、よく聞きなさい」と言っていた一言が、この参考書にはバッチリ載っています。難関大学突破に向けて、着実に実力を積みたいと考えている人は、早期の内に購入すると効果抜群でしょう。また、受験を控えた高校3年生が、頻出問題を確認するために、夏休み前に使用することも同時に推奨します。

bunto_book_badgeつまずいたところが一目瞭然

各章の扉のページにある例題マップが特徴的です。シリーズ全体として、教科書との併用を勧めているため、各例題が教科書上で、どのように繋がっていくのかがフローチャート形式でまとめられています。そのため、つまずいた例題があった際に、どの問題までさかのぼればいいのかが一目で分かるようになっています。また、各例題が教科書の予習復習に有効なのか、教科書学習後の実力UPに有効なのかといった問題の位置づけを明確にしており、使用する人のレベルや目的に沿った取り組み方ができるよう工夫されています。

bunto_book_badge急所を突く「アクション」を会得する

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看護学部を卒業後、医学部受験に挑戦。卒業後わずか1年で合格を勝ち取った「教科書レベル」からの挑戦
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各例題について、その例題の解法を端的にまとめた「アクション」を提示しています。問題の急所を突く「アクション」を身に付けることが、頻出問題を解く上では、非常に重要になってきます。したがって、まずは、例題の「アクション」を何も見なくても起こせるよう学習を進めていくことで、難関大学の2次試験で出題されるような、未見の問題に対する「アクション」も少しずつではありますが、見えるようになってくるのではないでしょうか。まずは、この参考書で頻出問題に対する「アクション」を確実に身に付けることが先決だと考えます。

bunto_book_badgeリラックスしながら高度な内容を理解する

少し発展的な内容ですが、学習しておくと便利なもの、身に付けておくと、より理解が深まるものとして、「Go Ahead」という項目が所々にあります。これは他の参考書にはない本書の良いところの一つです。発展した内容であるにも関わらず、生徒と先生の対話形式で説明されているため、肩の力を抜いて読めるのではないでしょうか。特にⅠ・Aについては、7章の場合の数の重複組合せに関する「Go Ahead」が、考え方の幅を広げることができる内容が書かれており、非常に役に立つのではないかと個人的に感じました。

bunto_book_badgeおすすめ使用方法

包括的な問題集であるため、掲載されている問題の数は極めて多いです。勿論それら全てに取り組めるのが理想ですが、それはあまり現実的ではなく、おそらく著者も、必ずしもそのような使い方を望んではいないはずです。前述したように、この問題集は、頻出問題に対する解法の「アクション」を身に付けることが重要なのであって、実際の試験に向けた演習に関しては、他の問題集や過去問で行った方が良いと考えられます。そのため、まずは、例題のみに取り組み1周することが大切です。時間がない人は、自分の苦手な単元のみでも良いと思います。その際、解法の「アクション」を自力で起こせなかった問題に関しては、教科書を復習したり、練習問題で再度「アクション」の確認をするなどして自分の理解を確認することで理解を深めることができます。2周目は間違った問題を中心に取り組み復習し、確固とした基礎力を築きましょう。


京都大学工学研究科原子核工学専攻。茨城県立水戸第一高校卒業。学部時代は、量子情報技術に関する研究を行い、現在はX線コンピュータ断層撮影装置への応用を目指した放射線検出器の開発を行っている。