「教科書知識」の実践の場として。

受験生物の基礎的な問題が揃っているので、習った知識の腕試しがしてみたい、という方にぴったりの内容となっています。そのため、使用時期は特に制限されるわけではありません。基礎的な内容が多いことから、2年の後半から3年の夏前までには完成させておくとよいでしょう。学校や塾、予備校の授業と並行して取り組んでみてください。
ただし、基礎=簡単とは限りません。本書の扱う問題レベルはあくまで「受験生物の基礎」内容であり、しっかり考察問題・論述問題も含まれていますので注意をしてください。

受験生物、基礎の基礎。教科書のお供に一冊いかが?

生物という科目の性質上、どうしても勉強は暗記に偏りがち。まとめノートを作ってみたり、暗記カードを作ってみたり……。でも、それだけではダメですよね。特にレベルの高い大学の入試問題では、暗記事項がそのまま出題されることはほとんどありません。センター試験ですら、知識をピンポイントで聞くのではなく、実験考察問題として出題がなされるくらいです。普段の勉強から、実際に問題を解いて「知識を応用して考える」経験を積んでおく必要があります。この問題集は100題を超える問題が収録されているので、しっかりと知識を応用して考える経験を積むことができるでしょう。

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看護学部を卒業後、医学部受験に挑戦。卒業後わずか1年で合格を勝ち取った「教科書レベル」からの挑戦
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基礎問→精講→解説のサイクルをぐるぐる回そう

この問題集の特徴が「基礎問→精講→解説」という形式です。まず基礎問で実際の入試問題を解き、精講で基礎知識をおさらい、最後に解説で丁寧に振り返る。この流れに沿って展開しています。このサイクルの素晴らしい点は、インプットとアウトプットを一冊で繰り返せるところです。脳科学的にも、学習はインプットとアウトプットのバランスが大切だとわかっています。教科書を読むだけでも、ガムシャラに過去問を解くだけでも成長しない。皆さんにも経験があるはずです。「基礎問題精講」なら、バランスよく学習を進められるでしょう。

段階を追った丁寧な解説で疑問点ゼロへ!

この参考書の執筆者は有名生物予備校講師の大森徹先生。さまざまな参考書執筆に関わり、その丁寧でわかりやすい解説で人気を博しています。例にもれず、本書の解説も非常に丁寧でわかりやすく、「精講パート」で基礎的な単語・用語の説明をし、「解説パート」でそれをどのように応用すれば問題が解けるのかを説明してくれます。簡単に問題が解けてしまった方は「解説」だけを読めばいいですし、さっぱりわからん! という方は「精講」までしっかり読み込みましょう。使う人の段階に合わせ、適切な解説をしてくれる、まさに生物学習の個人トレーナーのような参考書なのです。

生物は、教科書内容の理解が最優先。

生物の問題集の中には、難関大の長文考察問題をやたらと載せるものも少なくありません。しかし、生物の入試で本質的に測られるのは「基礎的な知識や考え方をいかに自分のものとして運用できるか」という能力。いくら難しい過去問や長文問題を解いても、同じ形式、似た問題が出題されることはほとんどないのです。私たちにできる対策は、難問・奇問を解くことではなく、基礎的な知識を運用する能力をきっちりとトレーニングすることなのです。この一冊は、まさにそのための参考書といっても過言ではないでしょう。