生物を一通り勉強した後に、もっと力をつけたい人向け

本書は駿台生物科講師陣の叡智を集結し、全100問すべてオリジナル問題で作成した、最高峰の記述・論述問題集です。国公立2次試験や難関私大医学部の生物受験生にとって記述・論述問題の対策は欠かせないものといえます。本書はそのようなより高みを目指すすべての生物受験生におすすめできる一冊です。
逆に言えば、難関大志望でなければ必要ないレベルであると言えます。即効性を求める人にも不向きです。じっくり腰を据えて1問1問、徹底的に考え抜き、自分の考える最高の解答を提出し、充実した解説を読み込む。この繰り返しの中で生物学全体に横たわる重要な考え方を身に付けることができます。

徹底的に考える問題集。思考力が鍛えられる

高校生物の範囲で解ける問題ではありますが、タイトルにあるように「生物を考える」ということにこだわった問題集であり、内容は非常に高度なものとなっています。暗記科目と思われがちな生物ですが、問題文・図や表などから読み取り、限られた時間内でポイントをしっかり押さえて、簡潔にまとめる力が求められます。解答用紙を眺めると国語の解答用紙かと思うほど。化学や物理と比べて圧倒的に記述量が多いのが生物論述問題の特徴です。このような問題を解けるようになるためには、考える力が不可欠。駿台予備学校の生物科講師が熟考を重ねて作成したオリジナル問題を解くことで、また解説をしっかりと読むことで確かな実力が養われます。生物に必要な思考力を鍛えるためにもってこいの一冊です。

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苦手だった英語でほぼ満点を取って国立千葉大学医学部に現役合格した話。
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熟考のための100問。1問も無駄にせず徹底的に考え抜こう。

答えのイメージはなんとなくわかるけれど、どうやって答えればいいのかわからない……。それは単純に「考える」ことが不足しているからです。わからないからといってすぐに解答を見るのではなく、一度自分の答えを完成させる癖をつけましょう。初めから完璧な答えを目指すとしんどいのでまずしっかり考えることに全力を注ぐ。しっかりと考えることができたら考えを書き出してみる。そして、わかりやすいようにまとめてみる。最後に削れる部分は削るというように、徐々に精査していきましょう。そのための良質な記述・論述問題がたくさん載っています。

解答・解説にも「考える」ポイントが!

問題を解くだけでもかなり達成感がありますが、そこで終わってしまってはまだこの問題集の半分も生かしきれていません。問題を解く過程でしっかりと考えたうえで、さらに解答・解説を読むことで「考える」ポイントを再確認し、より深く広く「考える」ことができます。別冊となっている解答・解説ページは問題ページとほぼ同じ分量あります。よくわからなかった問題はもちろんよくできていた問題でも、どこに注目すればよかったのか、何を考えればよかったのか、また関連した情報などを得ることができます。問題タイトルがついてるので復習もしやすく、解いてからも差がつく内容となっています。

自分なりの解答を作ってみることが大切

1問1問丁寧に解いていきましょう。わからないからと言ってすぐに解説を見てしまってはこの問題集の効果はまったくありません。わからなければ2、3日寝かしておくのもよし。必ず一度自分で答えを完成させてから解説を読むようにしましょう。これを心掛けるだけで解説から吸収できる情報量が大きく変わってきます。この問題集をやりきることができれば、どんな難関大の問題でも、さらには他の科目にも応用できる「考える」力が養われます。
おすすめの使用時期はセンター試験後から二次試験までじっくり解いていくこと。しかし、生物を一通り終えている人ならば開始時期はいつでも大丈夫です。生物が得意で、かつ他の科目も順調で生物に時間が割けるという人は、夏休みなどまとまって時間が取れるときに解いてみるのもいいかもしれません。