唯一の市販で解答付き教科書傍用問題集!

生物に限らず数学や化学、物理など理数系科目を学習するときに強い味方となるのが教科書傍用問題集です。教科書の目次に沿って構成されており、要点のまとめから始まり、用語の確認、基本問題、応用問題、と1冊でカバーできる範囲があまりに多く、受験対策まで1冊で済んでしまうほどの効用があります。しかし、多くの教科書傍用問題集は解答・解説が学校の先生を通じてしか入手できないようになっておりますので、独学で勉強したい方、医学部再受験の方などは別の市販問題集に頼るしかないというのが現状です。

この『エクセル生物総合版 生物基礎+生物』はそのような状況に大きな一石を投じました。珍しく解答・解説までセットになっており、誰でも入手できる貴重な教科書傍用問題集です。生物をこれから学習始めるという方、記述模試などでうまく点数が取れない方、定期テスト対策をしたい方、万人に役立つ教材として、紹介させていただきます。

要点のまとめが優秀! ノートに写して

まずは各章の冒頭にある要点のまとめが非常に秀逸な出来です。教科書掲載の用語を漏らさずまとめあげ、教科書の文章ではわかりにくい項目があったとしても、何が大事か一目でわかるようにまとめられています。さらに、2色刷りの印刷ですが、細胞小器官や減数分裂、発生など重要なイラストは、鮮明でわかりやすく描かれています。重要な情報はコンパクトに整理して理解し、頭に入れておきましょう。この要点のまとめをノートに写すだけでも相当な価値がありますよ。

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苦手だった英語でほぼ満点を取って国立千葉大学医学部に現役合格した話。
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一問一答付きで基本のキホンを再確認

普通の教科書傍用問題集は、要点のまとめから例題、基本問題と早速問題演習に入ってしまう構成をしているのが常です。しかし、エクセル生物は、問題演習に入る前に一問一答を用意してくれており、簡単なレベルではありますが、要点を正しくインプットできているかどうかを簡単なレベルで確認できます。ここできちんと確認できていれば、基本問題にいきなり挑んで沈没なんてことも減るので、地味にモチベーション維持をすることにも役立ってくれています。

発展問題まで極めれば入試標準レベルまで到達可能

問題部分は「基本問題」「発展問題A」「発展問題B」に分かれています。初学者は「基本問題」をまず完璧に解き切りましょう。そこが完璧にできたら、その後に待つ「発展問題A」については私大標準レベル、「発展問題B」に至っては国公立標準レベルまで収録されており、骨太な実験考察問題、論述問題の演習を行うことができます。このセクションもしっかり取り組めば、入試標準レベルまでこの1冊で到達でき、志望校によってはもうあと過去問だけでよいという場合もあるでしょう。1冊をやり込むことの価値を正しく教えてくれる一冊です。
ただし、遺伝計算については少し収録問題数が少ないので、『大森徹の生物 遺伝問題の解法』(旺文社)などで補いましょう。

論述・作図特講で難関国公立の準備をスタート

通常の教科書傍用問題集にはない、エクセル生物ならではのもう一つのポイントは、巻末に論述問題と作図問題をまとめてくれている点です。発展問題A/Bにも論述・作図問題は含まれていますが、レベルはバラバラで一貫して問題対策ができるというわけではありません。しかし、巻末にある「エクセル論述特講」「エクセル作図特講」というコーナーでは、それぞれの解答のポイントを冒頭にまとめ、その後単元ごとに頻出テーマの問題を掲載してくれています。もちろん解答・解説に詳しく説明が載っていますので、ここをしっかり押さえてから、難関国公立の対策をスタートしてください。

繰り返し取り組み1冊を極める

解答・解説の手に入る貴重な教科書傍用問題集にして、相当なクオリティを持っています。生物の受験勉強をしている人のほとんどの方におすすめしたい1冊です。その分問題数は非常に多く、基本、発展A、発展B、論述、作図と合わせると440題ほど収録されています。自分の現在の実力に応じて、取り組む問題を選んでくださいね。定期テストで高得点を取りたいという方は、要点のまとめ、一問一答、基本問題だけを何回も繰り返してください。記述模試などでもっと高得点を取りたければ基本問題、発展問題Aまで頑張ってみましょう。生物を受験の得点源にしたいという方は、発展問題Bまで取り組めれば、相当な実力がつきますよ。いずれにしても、どのフェーズにいても繰り返し取り組める1冊になっています。