有機化学の莫大な量の理解と暗記がこれ一冊で解決

「化学基礎・化学」の中でも有機化学といえば、莫大な量の暗記を求められる、相当高難度なセクションです。他方、難関大の入試に目を向けると、必須テーマとなる「合成高分子化合物」「天然高分子化合物」が扱われているため、有機化学をクリアできなければ、難関大化学の攻略はないと言っても過言ではないでしょう。
教科書学習だけでは暗記に陥ってしまいがちな単元が有機化学。そこを反応原理の部分にまで触れ、体系的に、かつ優しい語り口で解説してくれているのが本書の一番の特徴といえます。
高校3年の春頃からはじめて、夏までには一通り読み終えたいところです。その後はもう一歩上のレベルの問題演習時に復習するときに使用しましょう。
学校の授業では、とりあえず覚えるだけになってしまった有機化学を、原理の理解にまで押し上げて、難関大突破コースをさらにもう一歩進んでみませんか?

有機化学の原理を難関大定番のテーマにまで踏み込んで解説

そもそも有機化学の問題には、計算問題があまり多くはなく、知識を問う問題が中心となります。しっかり知識内容を整理して受験本番に臨む必要があることは誰の目にも明白でしょう。しかし、難関大学で問われるのは記述・論述問題や化合物の構造決定問題など、原理から理解できているかどうか。また、どうしても棒暗記になると、知識は入れては出て、入れては出てを繰り返すことになってしまいます。そういった問題を根本から解決してくれるのが本書の大きな役割の一つでしょう。
また、ジスルフィド結合など教科書学習ではなかなか触れることのないテーマにまで踏み込んでくれているのも魅力的です。こういった一歩先のテーマについて、問題演習の際に、解答・解説部分だけを読んで理解するには限界があります。きちんとテーマとして取り上げて解説してくれているというのはありがたいことですね。

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看護学部を卒業後、医学部受験に挑戦。卒業後わずか1年で合格を勝ち取った「教科書レベル」からの挑戦
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演習問題も充実

演習問題が細かく挟まれているので、知識と演習量の2つを1冊で得ることができます。扱われている問題の出典を見ると、東大や京大など難関大の問題ばかりが並びますが、知識を正しく定着させることができていれば、そんなに難しいと感じることもないはず。むしろ、有機って原理から理解するとこんなに簡単なんだ、と思うきっかけにしてもらえればと思います。

空き時間を利用して知識を拡充しよう

別冊付録として「最重要Point総整理」がついています。構造式や化学反応など細かい知識に関しては、通学・移動のスキマ時間は、ぜひ、この付録を用いて知識の確認をしていきましょう。机に向かっている以外の時間でも、積み上げれば意外にも大きな量になっているものですよ。

使い方

ノートやルーズリーフを用意して、赤字や太字、下線が引かれているところ、構造式や物質の名前を書き写すことで覚えましょう。解説は時間をかけて読み、理解を伴った暗記をしていきます。演習問題のところまで行ったら問題に取り組み、答え合わせをします。間違えたところがあれば、解説を読み、理解の不十分さがなくなるまで、その知識に関連する部分を読み直してください。そして、次の日などできるだけ早めにもう一度解き直してみるとより知識の定着を図ることができます。