この問題集から始めよう

これから物理を勉強する高校1、2年生の普段使いや物理の基礎を固めたい人向け。この問題集で基礎的な問題演習をこなして受験に向けてより難易度の高い問題集に取り組むのがベター。もちろんセンター試験だけであればこの1冊でも十分に対応できる。

安定の受験入門書

学校で指定されることも多い本書の特徴は、なんといっても基礎重視ということ。しかしながら侮ることはできない。どの単元も、ムダのない公式集に続いて「基礎CHECK」→「基本例題」→「学習問題」→「応用問題」という構成になっており、問題の質も非常にいい。基礎から順を追って学習のレベルを上げることが出来るようになっている。

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苦手だった英語でほぼ満点を取って国立千葉大学医学部に現役合格した話。
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基礎を固められない人は応用なんてできないよ

「リードαなんて、余裕だし。」よく高校生から聞かれる言葉だ。難しい問題を解きたいという気持ちは誰しも抱くこと。ただ、本当にリードαをやり切るというのは実は難しい。応用問題のレベルは中堅大学の2次レベルに匹敵する。最低でも3周しないとこの本を使い切ったとはいえないだろう。実は京都大学に入学した学生もこの本を利用していた人は多い。この本で大学受験勉強に入門し、繰り返し演習をした後、より高度な問題集や過去問題集に移るというパターンは、どの大学を目指す受験生にとっても、もはやスタンダードだ。

設問分析&公式集はシンプル

物理を勉強するということは、公式を理解することである、といっても言い過ぎではない。公式を理解しないことには物理現象を肌で理解できないし、なにより問題を解くことができない。この本では公式の説明は極力省略していて、最低限の説明を記載してあるだけである。それは教科書を読んでくださいということだろう。ちょっと公式を忘れたときに復習に使う公式集という認識が適当だろう。

入門書としてうまく使おう

高校の授業で習ったところ、もしくは教科書や参考書を使って自身で学習したところはすぐにチェックして、学んだ公式を使えるものにしてあげよう。基本例題、学習問題で着実に演習力をつけて、週末などに応用問題をこなすと忘れにくく、受験戦争における自分の武器になってくれるだろう。
この参考書で基礎は十分固められる。そして、実は本書の応用問題は中堅大学の2次試験なら対応できるレベルである。これだけで満足できない難関大学を目指す受験生は、本書を完璧にした後より高度な問題集に移ろう。