物理が苦手な人におすすめ

物理を苦手だと思ったり、学校の授業がいまいちわかりにくいと感じたりする高校1, 2年生、またセンターで物理基礎を使用する文系受験生にオススメの1冊です。
使用する時期としては、前者は授業と併行して、後者は10月頃から始めれば余裕を持ってセンター対策ができるでしょう。

イメージを大事に物理を理解

この参考書の長所の1つは物理のイメージを大事にしているところです。例えば、摩擦力の方向について。物理を学び始めたばかりの人は摩擦力の方向を間違えがちなのですが、2つの黒板消しをイメージします。片方を机の上において、もう片方をその黒板消しの上に置いて動かしたら、机の上にある黒板消しはどう動くでしょうか。実際には絵とともに解説されているので、より一層イメージしやすい作りになっています。このようにして、本書は、現象を正しくイメージし、物理基礎を理解していくことを重要視しています。

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看護学部を卒業後、医学部受験に挑戦。卒業後わずか1年で合格を勝ち取った「教科書レベル」からの挑戦
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本当に「はじめから」始められる1冊

本当に知識ゼロから始めることのできる入門書です。入門書と言っても大抵はある程度の知識を前提としていることが多いですが、本書は決してそんなことはありません。中学レベルから話を掘り下げることで不完全な理解や、曖昧なあるいは誤った認識を防ぎます。中学レベルの知識といえど侮ることなかれ、基礎中の基礎で、物理の土台となる部分です。間違いなく必要となる知識です。教科書の説明がわかりにくいと思う方にとって、本書は非常に心強い味方となりますね。

問題を解く「手順」を理解しよう

たとえ、原理やイメージを完璧にしていたとしても、実際に問題が解けなければ意味がありません。問題と対面した時に「なにをしたらいいか」を正しく導くことができるようになる必要があります。本書では例題・演習題を設けて、問題を解くための「手順」がきちんと紹介されています。「手順」を徹底して理解し、守ることができれば、実力がめきめきついていくことでしょう。

用途に合わせて、使い方を考えよう

16のセクションで構成されています。1つのセクションは大体15ページ程度で構成されており、1セクションを読み終えるのにそこまで時間はかからないでしょう。
高校1, 2年の理系志望の方はまだ時間がありますので学校の授業と並行して使用し、じっくりと理解を深めてください。一方、物理が苦手な理系受験生やセンター試験のみでしか物理基礎を必要としない文系受験生はあまり時間をかけたくないところですね。

①長期的にコツコツ理解する(時間のある高1, 2)
1週間に1日、曜日を決め、1セクション学習します。もちろん、演習問題も解きましょう。そうすれば、112日、つまり4ヶ月かからずに終えることができるので、9月から始めても12月中に終えることができ、そのあとセンターの過去問に取り組んでも十分お釣りが来るでしょう。

②夏休みに一気に終わらせる(センターで物理基礎を使用する文系受験生、苦手な理系受験生)
1日1時間程度かければ、1日で1セクション終えることができるでしょう。そうすれば2週間前後で本書を終えることができるので、そのあとは模試や予想問題集、過去問を1、2週間に1回解く習慣を持つことができれば、