解法の基礎を網羅。受験物理の最初の一歩

学校の授業や教科書傍用問題集には触れて定期テストの勉強はしていたけど、いよいよ受験物理の勉強を本格的に開始したい。あるいは、物理が苦手だったり、あんまり勉強してこなかったので基礎からやり直したい。そのような方にうってつけの問題集です。入試によく出る基本的な解法を絶妙な問題数で網羅的に解説したものです。問題の解説だけでなく、単元内容の説明をしてくれる「精講」部分が丁寧に書かれていますので、教科書を横に置きつつ、1問ずつ着実に吸収していってください。
最難関大志望者は、高校3年生から総合演習に入ることができるように、本書は高校2年生のうちに終えておきましょう。

入試レベルへの橋渡しに

旺文社から出版されている有名な「精講」シリーズの基礎編。基礎を固めるための問題集ですが、掲載されている問題は過去問ばかりであるので決して「易しい」問題が収録されているわけではありません。しかし、過去問を入念に分析した結果、基本解法をマスターするにふさわしい、学習効果の高い問題が収録されています。教科書レベルから入試レベルへの橋渡しとして最適。これらの問題を解くことで、基礎的な解法は網羅することができます。基礎問題で理解を深め、演習問題で実戦力を養いましょう。

admin-ajax
看護学部を卒業後、医学部受験に挑戦。卒業後わずか1年で合格を勝ち取った「教科書レベル」からの挑戦
人気記事

段階を踏んだ解説で着実な理解を

「精講」ですばらしいのは、段階を踏んだ解説です。まず、「精講」という項目で基礎事項と問題を解くのに必要な単元内容を確認します。いきなり問題の解説ではなく、そもそも教科書では何を学習したのかということ、また問題を解く上でその中の何が重要だったかを解説してくれます。続いて、「解説」で問題の解答を確認します。解説はには目立った点はありませんが、きちんと図解があり、わかりやすく書かれています。余力があれば「発展」や「参考」という項目に書かれている内容に目を通してみましょう。

最小限の問題で最大限の効果

この問題集のおすすめポイントの一つは絶妙な問題量です。問題は基礎問題として105題と演習問題として44題の計149題が掲載されています。一見、網羅性が低いように思えてしまうかもしれませんが、実は1題1題が長文であり、複数の着眼点を必要としている問題ばかり。つまり、1問で様々な知識を確認することができて、さらに物理学の視点を伴った長文の読解力を養うことができます。この問題集は最初に述べたとおり、教科書レベルから入試レベルへの橋渡しにふさわしい問題集です。ぜひ、本書で長文問題に慣れたら入試問題にどんどん挑戦してみてくださいね。

使用方法

授業と併行して使用する場合は授業で終えたところをできるだけ解答を見ないで取り組みます。取り組んだあとは解説部の基礎事項や着眼点を確認し、問題をもう一度読み直すことで、その分野に対する理解をさらに深めていきましょう。
3年になって本書を使用する場合は取り組み方は、授業と併行して使用する場合と同じでいいのですが、ぜひ1日に2問以上は取り組んでください。問題もそんなに重くはないので、テンポよく解き、物理を得意分野にしていきましょう。
また、この問題集の全ての問題を自信を持って解けるようになったならば、ぜひ同社の「物理[物理基礎・物理]標準問題精講」にも挑戦しましょう。入試最高レベルの物理を体感できます。