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看護学部を卒業後、医学部受験に挑戦。卒業後わずか1年で合格を勝ち取った「教科書レベル」からの挑戦
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1. はじめに

ケンブリッジ英検FCEは、全5種類あるケンブリッジ英検の中で、ちょうど中間のレベルにあたります。難易度としては、英検準1級、TOEIC 650~750点、IELTS 5.5~6.5などに相当します。近年では英検準1級の代わりとして多くの大学入試で活用できます。試験時間は約3時間29分です。

リスニングテストは約40分間です。4つのパートから成り、合計30問で構成されています。音声速度はネイティブが普段話すナチュラルなスピードです。試験の名前の通り、すべてイギリス英語で話されます。イギリス英語の発音やアクセントに慣れておくと有利です。

2. Part 1

問題1~8にあたります。留守番電話などの録音された音声あるいは会話文を聞き、3択の内容一致問題に答えます。放送1つにつき、設問は1問です。

放送内容は長く、またくだけた話し方で会話が展開されます。試験用に作られた、不自然なほどきれいで分かりやすいリスニングに慣れている人は難しいと感じるでしょう。

ケンブリッジ英検FCEは、一般的には英検準1級レベルだと言われています。しかし、リスニングのスピードは英検準1級よりもはるかに速いです。

3択なので、4択や記述式に比べると一見簡単に見えるかもしれません。しかし、実際に解いてみると、かなり紛らわしい選択肢があることに気づくはずです。リスニング内容を正確に聞き取ることができないと、誤答を選んでしまうでしょう。

ですので、英検準1級の会話文問題よりも、難易度は上がります。放送は2度繰り返されるので少しは解きやすくなりますが、速度の速いリスニングに慣れていないと、何度聞いても勘で答えることになってしまいます。

ナチュラルスピードの会話についていけるよう、イギリスの洋画やドラマの視聴を勧めます。

3. Part 2

問題9~18にあたります。長めのアナウンス問題です。問題用紙にリスニングの要約が書かれており、10か所の穴埋めを記入していきます。空所の前後のキーワードをもとに該当するセリフを聞き取って、書き込まければなりません。

音声は2度繰り返されます。しかし、リスニング中に答えを書くと、聞き取りが疎かになりがちです。2度繰り返されるからといって安心はできません。

リスニングの最中は、答えがわかっても略字を使ったり、単語の途中まで書いておくことを勧めます。ただし、後から完全な解答を完成させる際は、よく似た単語と間違えないように注意が必要です。なるべくリスニングに集中できるよう、自分に合った形で工夫しましょう。

解答は記述式です。単語の綴りや単複の間違いなどの、ケアレスミスに気をつけましょう。最後に見直しをすることが大切です。

4. Part 3

問題19~23にあたります。5人の短いアナウンスを聞き、それぞれに合致する選択肢を選びます。選択肢は8つあります。ダミーの選択肢が3つあることに注意しましょう。

情報を混同しないように正確に聞き取る力と、リスニング内容の要旨を把握する力が求められます。ケンブリッジ英検FCEでは、精読する力よりも大まかな意味をつかむ力が試される傾向にあります。

この傾向は、リスニングだけでなく、リーディングにもあてはまります。普段からある程度長さのある英語を読んだり聞いたりして、その要約をする練習をしておきましょう。

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5. Part 4

問題24~30にあたります。長めのインタビューを聞いて、設問に答えます。設問は7問あります。それぞれ3択の内容一致問題です。

英検やセンター試験などでも、1つの放送を聞いて、関連する複数の設問に解答する形式はあります。しかし、1つの放送につき、3つ程度の問題がついている場合がほとんどです。

7つの問題に答える形式はあまりないでしょう。普段解き慣れている形式に比べると、リスニング力だけでなく、記憶力と集中力も試される問題です。

インタビューなので、口語的な言い回しが多く使われます。また、インタビュアーの質問が次々に変化していきます。話の流れについていくことが重要です。

聞きながら設問に答えるのは簡単ではありません。まずは問題だけを先読みをすることを勧めます。リスニングの最中に、今話されていることがどの設問と関係しているのかが分かると、正答率を上げることができるでしょう。

動画サイトなどで有名人のインタビューなどを聞いておくと、この形式に慣れることができます。まずは自分の興味のある分野で検索し、聞いてみてください。

6. まとめ

実際にリスニング問題に取り組んでみないと、自分がどのくらいできるのかがなかなか分からないものです。一度、ケンブリッジ英検のサンプル問題を解いてみましょう。無料でダウンロードできます。

解いてみると分かりますが、ケンブリッジ英検FCEのリスニングは、英検準1級よりも長く、スピードも速いです。ただし、英検と違って、ケンブリッジ英検では音声が2度繰り返されます。そのため、最終的にどちらが難しいかに関しては意見が分かれるところでしょう。

ケンブリッジ英検FCEの問題を一度聞いただけで解答できるリスニング力をつければ、他の試験ではかなり余裕を持って臨めるようになります。逆に、2度聞いてから答える癖をつけてしまうと、英検のように1度しか放送されないリスニングで戸惑ってしまいます。

普段ケンブリッジ英検FCEの勉強をする際は、1回だけ聞いて解答する練習をしておきましょう。ケンブリッジ英検の試験本番で余裕が生まれ、高得点を狙うことができます。また、その他の英語4技能試験のリスニング問題でも、リスニングスピードが遅く感じられることでしょう。格段に聞き取りやすくなりますよ。