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苦手だった英語でほぼ満点を取って国立千葉大学医学部に現役合格した話。
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1. 英検準1級のリスニング問題の特徴

英検準1級の問題は3つのセクションから構成されています。第1部や第2部はおなじみの傾向ですが、第3部の実生活の場面を想定した「リアルライフ問題」は英検に特有のタイプで、準備をせずに臨むと戸惑ってしまうかもしれません。

準1級と言っても、スピードはそこまで速くありません。例えば、TOEICやTEAPといった他の試験の方がスピード自体は速いです。

しかし、英検準1級のリスニングは、問題文が印刷されていなかったり、選択肢をよく読まないと間違えてしまったりしがちな傾向があり、聞き取り以外の点にも難しさがあります。全てのセクションにおいて、放送は一度しか流れません。

試験時間は約30分で、TOEICやTEAPに比べると短いので、そうした試験の対策をしておけば、途中で集中力が切れるという心配はいりません。

逆にそのように長い時間リスニング問題を解いた経験がほとんど無いという人は、まとまった時間リスニング問題を解くことに慣れておく必要があります。

この集中力というのはリスニングでは非常に重要で、初めの方は比較的よくできていても、途中で集中力が途切れてしまって最後の方がガタガタになってしまったという声を聞きます。

そのため、過去問を解く場合もできるだけ最後まで続けて解くようにしましょう。では、次に各設問の詳しい内容、攻略法を確認していきます。

2. リスニング第1部

第1部は会話形式の問題です。2者による会話が流れ、その後に流れてくる設問に答えます。質問は問題に印刷されておらず、選択肢が印刷されているだけです。

比較的ゆっくりとしたスピードなので、ナチュラル速度のリスニングに慣れている人であれば、スピードについて行けないということはほぼないでしょう。しかし、次の2点が原因でなかなか正解できないケースが見られます。

①記憶が保持できていない

問題文が印刷されていないため、会話を聞き取った後にならないと質問の内容がわかりません。そのため、会話の内容を覚えておく必要があります。内容を忘れてしまうと、選択肢を見ながら思い出す作業に時間を取られ、マークをし終わる前に次の問題に進んでしまうという悪循環に陥りがちです。

聞き取りはできても、すぐに内容を忘れてしまうという人は、リテンション力を上げる練習をした方が良いでしょう。

普通の長文問題集でも構いませんが、一文読んだ後に、本文を見ずに繰り返すRead and Look upというトレーニングや、1段落分音読をした後に、本文を見ずに内容を言ってみるといった練習をすることで、徐々に克服できるようになるでしょう。

また、内容を忘れてしまうという人によく見られるのですが、細かい部分まで正確に聞き取ろうとすると失敗する可能性が高まります。大まかな要旨をとらえることに意識を向けましょう。

②ひっかけの選択肢

放送中に出てくる単語は、ひっかけの選択肢として使われている可能性が高い傾向にあります。これは、よく聞き取れなかったにもかかわらず、何となくこの単語が聞こえたから選んだという受験生を不正解にするためだと考えられます。

したがって、放送中に聞こえた単語と全く同じ単語が含まれている選択肢は不正解の可能性が高く、正解の選択肢は放送中の内容を言い換えたものである可能性が高いと言えます。

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3. リスニング第2部

説明文を聞き、その後の質問に答える形式の問題です。一つの説明文に対して、設問が二つあり、こちらも第1部と同様に問題文は印刷されておらず、選択肢が印刷されているだけです。

こちらも放送の内容を覚えておかなければならないこと、さらに時々やや高めの語彙が使われること、正解の選択肢は放送中の表現を言い換えたものであることを克服することがポイントとなります。

事前に選択肢に目を通しておくと、全く放送中では述べられていない完全に的外れな選択肢が1つはあることがわかります。そのような選択肢を排除することができれば、解答しやすくなるでしょう。もちろん、選択肢に目を通すときに一言一句を正確に覚える必要はありません。大まかな意味を把握しておけば十分です。

4. リスニング第3部

第3部はリアルライフ形式の問題で、状況設定が問題に印刷されており、それを頭に入れた上で聞き取りを行います。このセクションは質問が問題に印刷されており、先読みが可能です。

質問内容をあらかじめ知っておくと各段に問題が解きやすくなるので、必ず質問に目を通しておきましょう。

また、問題数は1つの放送につき1問なので、その点も第2部に比べると解きやすいと言えます。

5. まとめ

以上にまとめたポイントを押さえた上で、繰り返し過去問を解いておきましょう。同じ形式の問題に慣れることはリスニングでは非常に重要で、かなり得点率に差が生じます。

問題量をこなしたい場合は、『英検準1級リスニング問題150』(旺文社)がおすすめです。解き終わった場合は、他のリスニング用教材や音源を活用してシャドーイングやディクテーションなどを通して総合的なリスニング力の向上に努めましょう。

シャドーイングディクテーションの詳しい方法については別記事でまとめられているので、参考にしてください。


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