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1. 出題形式

IELTSには、アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールの2種類のテストがあります。前者は、大学や大学院に入学する人を対象としています。後者は、学業以外の研修や移住を考えている人が対象です。

両方の試験のリスニング問題は同じです。

リスニングテストは4つのセクションで構成されています。問題数はセクションごとに10問で、計40問です。試験時間は各セクションにつき6~8分で、合計約30分です。加えて、解答転記時間が最後に10分間与えられます。

記述式問題での表記の仕方については、リーディングと同様、イギリス英語でもアメリカ英語でも構いません。

日付に関しても複数の書き方が認められています。例えば5月30日であれば、the thirtieth of Mayでも良いですし、数字を用いて30(th) May、もしくはMay 30(th)としても問題ありません。

単位は、略称を用いることが許されています。スペルミスを防ぐためにも、略称や記号を積極的に使用することをおすすめします。例えば、10 kilogramsではなく10 kg、10 dollarsではなく$ 10で良いのです。

ドル($)はすぐに書けても、ユーロ(€)やポンド(£)の記号を知らないこともあるでしょう。もし覚えていなかったら、正確に書けるよう練習しておきましょう。

リスニングのスピードはそこまで速くはありません。しかし、ゆっくりという程でもなく、ネイティブが丁寧に話しているくらいの速度です。洋画や海外ドラマでネイティブスピードに慣れている人は、余裕を持って聞けるでしょう。

英検でいえば、おおむね準1級くらいの速度です。どちらかというと、リスニングスピードよりも記述式の解答方法のほうが難しいと感じるのではないでしょうか。

次の項目で、各セクションの詳細を確認していきましょう。

2. 各セクションの特徴

IELTSのリスニングテストでは、4つのセクションごとに特徴のある問題が出題されます。以下、各セクションの特徴を説明します。

・セクション1
2人以上の話者の会話を聞きます。日常的なやりとりなので、比較的聞き取りが簡単です。例題→プレビュー→前半のリスニング→プレビュー→後半のリスニング→解答の見直し時間(30秒)という流れです。

・セクション2
1人の話者が日常的な話題について、電話の録音メッセージなどの形式で話します。プレビュー→前半のリスニング→プレビュー→後半のリスニング→解答の見直し時間(30秒)という流れです。

・セクション3
2人以上の話者が、アカデミックな内容について話します。日常的な話題ではないので、セクション1や2より難しく感じるでしょう。プレビュー→前半のリスニング→プレビュー→後半のリスニング→解答の見直し時間(30秒)という流れです。

・セクション4
1人の話者が、アカデミックな内容について話します。全セクションの中で最も難易度が高くなっています。前半と後半に分かれていないので、一気に最後の問いまで答えなければなりません。そのため、先読みが大変です。ただし、問いの順序通りに音声が流れていくので、途中でリズムを崩さないように気をつければ順番に解答していくことができます。プレビュー→リスニング→解答の見直し時間(30秒)という流れです。

3. 各問題形式の特徴

各セクションでは、以下のいずれかの形式の問題が出題されます。1種類の形式だけの場合もあれば、2種類の形式が出題されることもあります。ペーパー試験のため、問題の先読みができます。先読みをする際、どのタイプの問題が出題されているのかを確認しておきましょう。

英文は、全てのセクションにおいて1度しか読まれません。やり直しがきかないので、一言も聞き漏らさないよう、常に集中して聞くことが求められます。

・記述式問題
リスニング試験にまで記述式の問題が含まれているのが、IELTSの特徴の一つです。名前や住所、日付のような紛らわしい情報を、正確に聞いて書き取る必要があります。そのため、一瞬の気のゆるみが失点につながります。

固有名詞に関しては、アルファベットが1文字ずつ読み上げられます。すかさずメモを取りましょう。

記述式には、メモや図表などの穴埋め形式の問題もあります。リスニング試験全体を通して、記述式問題の占める割合はかなり多くなっています。リスニングの最中は、今どの部分の説明をしているのかを追いかけながら聞きましょう。

・単語説明問題
こちらも、他の試験ではあまり見かけない形式です。まず、複数の名詞について説明がなされます。その後、それぞれの名詞の説明として正しいものを選びます。

今どの単語の説明をしているのかを意識して聞きましょう。気をつけないと、いつのまにか別の単語の説明に移っていたという事態になりかねません。

万が一答えが分からない場合は、気持ちを切り替えて別の単語の説明に集中しましょう。というのも、他の問題の解答がわかると、消去法が使えるからです。途中で答えがわからなくなっても、後から選択肢を狭めることで正答を選べることもあるのです。

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4. まとめ

記述式のリスニングという、特徴的な問題に戸惑う人も多いでしょう。聞くこと、読むこと、書くことのマルチタスクが要求されるので、万全の準備をして臨まなければなりません。

問題を解いてみると実感することですが、記述問題では、解答したときは正解したと思っても、実際に答え合わせをすると微妙に書き間違えていることがよくあります。特に、品詞やスペルのミスや、複数形のsをつけ忘れるケアレスミスが起こりがちです。

このようなミスを防ぐために、最後に10分間与えられている解答転記時間を活用しましょう。10分の間に、全問においてスペルや文法の間違いがないかを確認してください。少しの失点が積み重なると、スコアが大きく変わります。最後まで気を抜かずに試験に臨んでください。

試験の最後に解答転記時間があるので、各問題を解いている間に完璧な答えを書く必要はありません。きれいに正確に書こうとすると、どうしてもリスニングが疎かになってしまいます。一度聞き逃してしまったものは取り返しがききません。解答中は、書くことよりも聞くことに集中してください。

リスニングは、日々の習慣が大切です。毎日短時間でも良いので、英語を聞く習慣をつけましょう。さらに、余裕があればディクテーションシャドーイングに挑戦することをおすすめします。リスニング力を大きく伸ばすことができますよ。

特に記述式の本試験においては、ディクテーションは非常に効果的な学習法です。英語の音そのものを聞き取る力を磨けるだけでなく、リスニング内容の書き取りに慣れることができます。ぜひ、取り組んでみてください。