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1. 出題形式

IELTSには、アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールの2種類のテストがあります。前者は、大学や大学院に入学する人を対象としています。後者は、学業以外の研修や移住を考えている人が対象です。

リーディングは、その2種類のテストで問題が異なります。より難易度が高いのは、アカデミック・モジュールです。ただし、得点は偏差値換算されます。そのため、必ずしもジェネラル・トレーニング・モジュールのほうが、高い点数が出やすいというわけではないようです。

ここでは、大学入試で有利になることが多い、アカデミック・モジュールの試験内容と攻略法を紹介します。

リーディングテストは、3つの長文(パッセージ)で構成されています。問題数は、それぞれ13問、13問、14問の計40問です。試験時間は60分になります。1つの長文につき、20分前後で解答する必要があります。

長文の長さは、それぞれ900語程度です。これに13~14問ほどの問題がついているため、かなりの速読力が要求されます。

IELTSには、記述式の問題があります。大文字で書くか、小文字で書くかは自由です。例えば、DO/Do/doのどの形で書いても結構です。単語の綴りに関しても、イギリス英語でもアメリカ英語のどちらでも構いません。しかし、スペルミス、3単現や複数名詞のsの付け忘れなどの文法ミスや、読み取れない文字は減点対象になります。

また、他にはあまりない特徴として、TRUE/FALSE/NOT GIVENで解答する形式や、図表を完成させる形式などがあります。出題形式が多岐にわたるため、各設問の解き方や注意点を知った上で、試験に臨むことが大切です。

次に、各問題形式の詳細を紹介します。

2. 設問タイプ

IELTSのリーディングには、実に様々な形式の問題が出題されます。順に確認していきましょう。

・記述問題
設問に対する答えを記述します。Choose NO MORE THAN TWO WORDS from the passage for each answer.「それぞれパッセージから2語以内で答えを書きなさい。」のように問われます。パッセージに出てくる語句を埋める問題なので、文章に目を通して該当する箇所を特定してください。

解答の際は、品詞がどのような形になるのかをよく考えて書きましょう。スペルや文法のケアレスミスが命取りとなります。書き終えた後に必ず見直しをしてください。

・内容一致問題
よくある文章の内容一致問題です。ただし、TRUE / FALSE / NOT GIVENの3択で答える問題は、注意が必要です。NOT GIVENは、文章中に設問と関連する情報が無いときに選びます。そのため、解くのに時間がかかります。

・要約問題
パッセージの一部を要約した文中の空所を、適切な語句で埋める問題です。前後のキーワードに着目すれば、比較的短時間で記述箇所を特定できます。ただし、本文で出てきた形がそのまま空所に入るとは限りません。必要に応じて、文法的に正しい形に直して入れましょう。

また、各段落の要約として正しい選択肢を選ぶ問題もあります。いずれにしても、段落の大意を把握しながら素早く読む力が重要になります。

・図表完成問題
パッセージに関連した図表の空所を埋める問題です。図表の種類は、表やフローチャート、イラストなど、いろいろなものがあります。問題の順番と、関連する文章の位置は必ずしも一致しません。前後する場合もあるので、注意しましょう。

・分類問題
説明文に合致する単語や段落を分類する問題です。パッセージの中に出てくる各キーワードの説明をよく読み、違いを整理しておきましょう。

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3. リーディングの対策

IELTSのリーディングは、上記の通り、出題のパターンが多岐にわたります。その上、制限時間が厳しい試験です。TOEFL iBT®も時間内に終わらせるのが大変という声を聞きますが、IELTSはそれ以上に時間内に読み切るのが難しくなっています。

TOEFL iBT®は700語前後のものが多いのですが、IELTSは900語程度あります。読む量が格段に多くなるのにも関わらず、大問1つに使える時間はほぼ同じです。

そこで、まず試験が始まった直後に、問題すべてにざっと目を通すことを勧めます。どこの設問でどのような問題が出題されるのかをあらかじめ把握しておきましょう。その際、固有名詞や数字、キーワードとなりそうなその分野特有の単語に目をつけておくと、さらに効果的です。必要な情報を本文中から早く見つけることができるようになり、解答時間の短縮を図れます。

英文を読む際には、じっくりと読んでいる時間はありません。スキミングスキャニングを活用した読み方が有効です。

本文中には、かなり難易度の高い単語も見られます。しかし、パッセージ内の全ての単語を知っておく必要はありません。難度の高い単語まで覚えようとすると、単語学習だけで膨大な時間を取られてしまいます。他にも準備するべきことはたくさんあるので、全体の学習効率の低下につながります。多少知らない単語があっても、正解を導くことはできます。安心してください。

余裕があれば、あらかじめアカデミックな内容に少しでも慣れておくことをおすすめします。文章のテーマについて背景知識があるだけで、格段に解きやすくなるものです。文系の人は理系雑誌を、理系の人は歴史に関する雑誌を読んでみると、役に立つでしょう。

4. まとめ

IELTSのリーディングは、時間の割に分量が多い試験です。しかし、決して満点を狙う必要はありません。点を取れるところで取れればいいのです。

40問中30問正解できれば、スコア9.0のうち7.0程度がとれるはずです。35問で8.0、23問で6.0が目安となります。日本人のリーディング平均は6.0程度です(ただし、そのときのテストの難易度によって得点調整が行われるので、必ずしも毎回この点数になるとは限りません)。

全部の問題を解こうとせず、比較的短時間で解ける問題を素早く解くことが、高得点への鍵となります。もちろん、それだけではなく、普段のリーディング練習が一番重要であることはいうまでもありません。問題を解くときに特に時間がかかったり、正答率が低かったりするジャンルの文章を、日頃から意識してたくさん読んでおきましょう。