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古文が苦手な方って多いですよね。今と見た目は同じでもまったく意味の違う古文単語や、果てしない活用に頭を抱えてしまう受験生も多いはず。今回はそんな古文がスラスラ読めるようになるお話です。

badge_columns_1001711STEP1 助動詞を覚える

まずは基本、助動詞を覚えましょう。助動詞はとにかく意味内容より先に、いったい何が助動詞なのかを覚えるところから始めます。私が習ったのは
「るらるるらる すさすしむ ずじむむずましまほし きけりつぬたりけむかし べしらむらし めりまじなり」
というのを、童謡どんぐりころころに合わせて歌うというものです。この覚え方をすると、大学受験から4年たった今でも助動詞だけはすっと出てきますし、助動詞の意味も同じようなものが固まって並べられているので、内容を覚えるときにも便利です。
助動詞にどのような意味があるかと、助動詞の活用・意味をなんとなく覚えたら次へ進みます。

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看護学部を卒業後、医学部受験に挑戦。卒業後わずか1年で合格を勝ち取った「教科書レベル」からの挑戦
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badge_columns_1001711STEP2 さっそく実践

とはいっても、助動詞の表を見て活用を覚えたり、単語帳とにらめっこして古典単語を覚えるのはなかなか大変なもの。こんな時は実際の文章を使って覚えましょう。
私がおススメするテキストは、「文法全解」シリーズ(旺文社)です。これには「竹取物語・堤中納言物語」「大鏡」「伊勢物語」などたくさんシリーズがあり、好きな物語をチョイスすることができます。はじめは短めの「竹取物語」などがおススメです。

まず、この本文を一行おきにノートに書き写します。そしてそれを語ごとに切って、一単語ずつ品詞と活用を書き込んでいきます。
例えば、
「今は昔、竹取の翁といふものありけり。」だったら
「今/は/昔、/竹取/の/翁/と/いふ/もの/あり/けり。」と分解して、
「今(名詞)/は(助詞)/昔(名詞)、/竹取の翁(名詞)/と(格助詞)/いふ(ハ四体)/もの(名詞)/あり(ラ変用)/けり(過去き終止形)。」と横に書いていくことになります。
ちなみにハ四体はハ行四段活用連体形、ラ変用はラ行変格活用連用形のことです。
これははじめは調べながらでもいいので、必ず正解するようにします。
このテキストには、赤字で品詞や活用形がかいてあるので、あとで答え合わせをすることが可能です。

品詞分解と活用形がかけたら、次はそれを一文字ずつ現代日本語訳していきます。
「今(名詞)/は(助詞)/昔(名詞)、/竹取の翁(名詞)/と(格助詞)/いふ(ハ四体)/もの(名詞)/あり(ラ変用)/けり(過去き終止形)。」は
「今/は/昔、/竹取の翁/と/いう/もの/いる/た。」となり、これを自然な日本語に直すと
「今となっては昔のことだが、竹取の翁というものがいた。」となります。

ここで、テキストの下半分をみると、日本語訳が一文ずつ書いてあるので、それで答え合わせをします。
ここで、文法の解釈で間違っていたものには黄色のマーカーを、日本語訳で間違っていたものにはピンクのマーカーを引いておきます。

プリント

badge_columns_1001711STEP3 毎朝TRY

このテキストは一項目が非常に短く、全部品詞分解していても1回あたり30分~1時間で終わらせることができます。ですので少し早起きして、ちょちょっと分解し、日本語訳してから学校に行くと、非常にコスパよく充実感を味わうことができます。
また、毎日前日の復習をするのも忘れないようにしましょう。
はじめのうちはまだ品詞の種類も意味も覚えていないと思うので、前日に間違えたものをもう一回赤シートで隠して考え、思い出してみるだけでも暗記の訓練になります。
また、独特な決まった言い回しなども多いので、それを何回か間違えて見直しているうちに覚えてしまえる、というメリットもあります。

badge_columns_1001711STEP4 慣れてきたら……

これに慣れてくるとだんだん見ただけで脳内でパッと品詞分解と、活用形の識別、意味の把握ができるようになります。古文を見た瞬間に、脳内で現代日本語訳ができるようになるのはもちろん、さらに慣れてくれば、古文を古文のまま理解できるようになります。
こうなればしめたもの。毎朝書き写す必要はなくなり、朝の勉強が10分程度で済むばかりか、古文の勉強を定期テスト前やセンター試験前に特別にする必要はなくなります。
だいたい慣れるまでに私はこのテキストを4から5冊読破しましたが、そこでみにつけた読解法のおかげで、今でもすらすら古文を読むことができます。

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この勉強法のおかげで、私は現役時も浪人時もセンター試験の古文では50点満点をとり、二次試験の国語でも高い点数を取ることができました。古文に悩む人は多いもの、ですがこんなに簡単な方法でその悩みは払拭できるのです。悩んでいる間に一日分の古文が読めますよ、ぜひぜひお試しあれ。


京都大学法学部所属。京都教育大学附属高校卒業。高校の頃は生徒会をやりながら模擬裁判選手権で関西大会三連覇を果たす。大学ではよさこい踊りを踊るサークルに所属し、1年中お祭りに参加するために全国を駆け回っている。