adobestock_135450729皆さん、こんにちは。STUDY HACKER編集部です。

近畿大学あるいは甲南大学、龍谷大学、京都産業大学(まとめて産近甲龍と呼ばれていますね)志望者の方で、文系の方に、この9月から過去問演習が本格化するまでに取り組んでいただきたい編集部オススメの参考書・問題集を紹介したいと思います。

9月からはいよいよ多くの学校で2学期がスタートし、部活も引退して本格的に受験勉強を開始する方も多くいらっしゃることでしょう。しかし、受験本番まではあとわずか。短い時間で効率的に学習していくことができれば伸ばせるであろう実力も、闇雲にやるだけでは全く伸びないものです。有効な参考書を選び、適切な勉強法で進めていきましょう。

英語

1. (文法)アップグレード 英文法・語法問題
『アップグレード 英文法・語法問題』(数研出版)
文法問題は発展的な内容が出ることは少なく、問題集に登場する表現をきちんと押さえることができれば確実に得点源にすることができるセクションです。ここで挙げたのは、皆さんご存知「アップグレード」と言われる文法問題集「アップグレード 英文法・語法問題」。これ1冊で文法の基礎は確実にマスターできることでしょう。
なお、アップグレードには文法(Part.1)や語法(Part.2)だけでなく、イディオムや会話表現や注意すべき語彙(Part.3以降)も掲載されています。時間がない!という方は文法と語法だけで構いませんが、もう少し踏ん張ってPart.3以降も取り組めれば、読解問題にも波及効果が出てきますよ。

2. (長文)やっておきたい英語長文300
『やっておきたい英語長文300』(河合出版)
英語長文問題集といえば、もうすでに定番になりつつある「やっておきたい英語長文」シリーズ。各設問の解説だけでなく、段落ごとに英文の構造と意味の解説(時には文法内容の解説も)が与えられており、自習にはもってこいの教材になっています。赤本に載っている長文問題を解くだけでは、読み方のコツや細かい文構造など、不明点だらけのまま問題の解答にマルバツをつけるだけになってしまいます。
また、入試も近いこの時期には「時間を意識して解く」「同じ長文を何度も何度も読み返す」という2つのルールを守ってください。並行して入試問題の過去問も解くと思いますが、普段から時間を意識した演習をしておかないと、同じような時間の使い方ができません。また、解いたら解きっぱなしとなってしまっては一度で得られるものが非常に少なくなってしまいます。
類書は多く登場しており、「イチから鍛える英語長文300」(学研)、「大学入試全レベル問題集英語長文 3 私大標準レベル」(旺文社)なども同じレベルにあるので、おすすめできます。

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苦手だった英語でほぼ満点を取って国立千葉大学医学部に現役合格した話。
人気記事

現代文

1. (単語)読解を深める現代文単語〈評論・小説〉
『読解を深める現代文単語〈評論・小説〉』(桐原書店)
現代文は読む練習だけすればいいと思っていませんか? どうしても選択肢を絞りきれずに点数が伸びないあなた。実はそれ、単語の意味が正確に理解できていないからなんです。英単語と違って、現代文に登場する言葉は日常的にも触れているものが多いので、あまり辞書で調べようという気が起きないかもしれません。しかし少しの意味の違いが大きなが誤読を生み、結果的に問題文の意味を100%汲み取れないということが発生してしまいます。

2. (読解)入試現代文へのアクセス(発展編)
『入試現代文へのアクセス(発展編)』(河合出版)
現代文の参考書・問題集を選ぶというのは他の科目に比べて非常に難しいことかもしれませんが、迷ったらこの「入試現代文へのアクセス」シリーズを選んでください。今回紹介するのは発展編で、このレベルをこなすことができれば実際の入試で困ることはあまりないかもしれません。
読解問題集を使うときは「紹介されているテーマを理解すること」を心がけてみてください。自然と人口、身体と精神、具体と抽象、仮想と現実、など……。よくある二項対立的なテーマを事前に理解しておくだけで初見の文章の理解度が大きく変わってきます。聞いたことがある言葉や概念だとわかるだけで初見の文章を読んでいても安心感が違いますよね。
こちらのレベルが難しければ『入試現代文へのアクセス(基本編)』もありますので、そちらを利用してみてくださいね。

古文

1. (読解)中堅私大古文演習
『中堅私大古文演習』(河合出版)
いよいよ過去問演習の時期も迫ってきて、これまでに培ってきた古典文法と古文常識の知識を使って本格的に読解演習をする時期を迎えます。これまでの知識の抜け漏れを確認しつつ、読み方のおさらいと実力の強化の2つを同時に図ることができるのがこの『中堅私大古文演習』です。源氏物語や宇治拾遺物語を含めた有名出典は残らず押さえることができるので、おすすめです。巻末にある修辞法、識別、助詞と助動詞の一覧も基本の確認に役立ちます。

2. (常識)速読古文常識
『速読古文常識』(Z会出版)
古文の文章を読解にするには、背景となるいろいろな知識を要求されます。登場人物のプロフィールや、人間関係、あるいは当時の文化や慣習といったものです。これを個展常識あるいは古文常識と呼びます。文法はしっかりやったのに、文章が全く読めない! という方はこの古典常識を押さえられていないということも原因として考えられるでしょう。
夏休みは文法を押さえることで精一杯だった……。という方は9月の1ヶ月でささっと終わらせてしまいましょう!

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世界史

1. (演習)センター試験への道 世界史 問題と解説
『センター試験への道 世界史 問題と解説』(山川出版社)
こちらは、センター試験対策の教材ですが、4択問題をしっかり演習していくには十分な量と質を兼ね備えています。これまで教科書や資料集(図説)あるいは学校の授業などで押さえてきた知識を活かすも殺すも演習次第。問題文の読み方、選択肢の吟味の仕方を研究しつつ、知識の再確認を行って、しっかり体制を整えていきましょう。

2. (一問一答)世界史B一問一答 完全版 2nd edition
『世界史B一問一答 完全版 2nd edition』(東進ブックス)
知識の総整理におすすめなのはやはり一問一答系の問題集です。通学時間や勉強の合間など、空いた時間を使って、知識の抜け漏れがないか各単元くまなく調べていきましょう。おすすめは上のリンクにある東進ブックスから出ているものです。中国王朝の変遷は大丈夫ですか? 戦後の各国の歴史は押さえられていますか? 心配になったらすぐ確認を始めてもう一度整理し直しましょう。

日本史

1. (演習)関西私大入試対策用 日本史問題集
『関西私大入試対策用 日本史問題集』(山川出版社)
本番に最も近いレベルの入試問題集です。関西私大の入試問題から厳選して制作された問題集です。読者の方にとってはまさにうってつけの問題集ですね。もちろん入試問題演習をやる時期である9月以降に本腰入れて取り組むことが最も効果的です。

2. (一問一答)日本史B一問一答 完全版
『日本史B一問一答 完全版』(東進ブックス)
世界史と同じく一問一答の紹介です。秋になってからあえて一問一答を紹介するとはどういうことか? 秋以降こそ基礎の確認は短いサイクルでやらなければならないからです。過去問を解きながら、抜け漏れの見つかった単元を教科書や図説、いままで使ってきた問題集を使用して腰を据えて振り返っていく時間はもうありません。穴が見つかったら即座に短時間で振り返って抜け漏れを埋め直し、再度過去問演習に挑む。これを繰り返していくには、短いスパンでの復習を可能にする一問一答がまさにベストな教材といえるでしょう。律令制度、太閤検地、松方財政といった特筆して重要な項目はもとより、外交、産業、貨幣などテーマ別にまとめられている点も嬉しいところです。

おわりに

9月以降に取り組みたい参考書・問題集について紹介させていただきました。もちろん9月以降は過去問演習にも入る時期ですから、両立させて効率的に実力アップさせていきましょう。