college student girl studying for university exam worried in stress asking for help

中高生のみんな、こんにちは。
苦しく、長かった定期テストが終わりいよいよ夏休み……。

友達と遊びに行く?それとも部活に打ち込む?ひょっとして家族で海外旅行、なんて人もいるかもしれない。

だが思い出してほしい。毎回自分がテスト直前に何を思っているかを。
「もっと前から準備しておけばよかった……。」
そう頭を抱えていたんじゃないのか?

喉元過ぎれば熱さを忘れる。そう、苦しいことは終わればきれいさっぱり忘れる……それが人間というものだ。

定期テストが終わった今だからこそ、もう少しテストのことを考えてみようじゃないか。今日は学校の定期テストを乗り切るための方法を三つ、ご紹介しよう。

badge_columns_10017111 授業でやった問題が必ず出る

まずひとつ目。定期テストの目的から考えよう。
本番の入試は、受験者をふるい落とすためのテストだ。だから、全員満点では困る。

でも定期テストは、成績をつけるのが目的だ。もし全員満点だったら、全員の成績がAになるだけの話。だから、「解きやすい問題」「誰でも正解にたどり着ける問題」の割合が多くなっている。ただ、この点に関しては入試も同じ。「誰でも解ける問題」を難問の中に紛れさせておいて、取捨選択の能力を見る大学もあるくらいだ。

定期テストと受験で違うのが、その「誰でも解ける問題」がどこから出るかということ。
入試の場合、「誰でも解ける問題」=「難易度が低い問題」だ。解いたことがあるかどうかまでは保証できない。

でも定期テストは違う。「誰でも解ける問題」=「みんなが解いたことのある問題」=「授業で取り扱った問題」なのだ。授業で扱った問題を解けば、高確率でそれが出るということ。塾でもらった問題集をやる前に。学校のプリント、ノートを見直してみてほしい。

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看護学部を卒業後、医学部受験に挑戦。卒業後わずか1年で合格を勝ち取った「教科書レベル」からの挑戦
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badge_columns_10017112  魔法の一言「類題ありますか?」

次に二つ目。先生が出題者、というところに注目してほしい。

受験の場合、出題者・作問者は大学の教授。つまり名前も顔も知らないどこぞのおっさん(おばさん)が出している、ということだ。当然、何を考えているかなんてわかるはずもない。だが定期テストは出題者が学校の先生だ。顔も名前も、性格もよく知っている。

いつも、テスト勉強でわからないことがあったら誰に相談しているだろうか。
塾や予備校のチューター、講師という人が多いのでは?

これ、すごくもったいないと気づいてほしい。せっかく目の前に出題者がいるのだ。
先生に聞いた方がいいに決まっている。

「いやいや、先生は試験に出るとこなんか教えてくれないよ」と思ったあなた。ある程度は正しい。

だが、そんな先生から有用な情報を引き出す魔法の言葉がある。
それが「類題ありますか?」だ。

自分で勉強してわからなかったところ、詰まったポイントというのは、他の生徒にとっても難易度が高い。だからそのポイントを集中して勉強することになるのだが、そんな時、類題を自分でセレクトするのは危険だ。見当はずれの問題を選んでしまうかもしれないし、先生の好みでない問題をやってしまうかもしれない。

だから、先生に聞こう。先生が類題に選んでくれたものなら、重要な内容が含まれている可能性は大。ひょっとしたら、テストに丸ごと…なんてこともあるかもしれない。

Anxious student in front of chalkboard filled with math formulas

badge_columns_10017113  友達を使い倒そう

そして三つ目。競争相手のことを考えてみてほしい。
定期テストは、顔も名前も知っている友達が相手だ。そこを生かそう。

経験上、本番の受験会場で真っ先に思うことは、「うわー周りの奴ら頭良さそうだなー」である。
他の受験生は何を勉強してきたんだろう。ひょっとしたら自分の知らない最強の公式を知っているかもしれない。

受験本番ではこんな不安が胸をよぎるものだ。見知らぬ赤の他人に「すいません、何勉強してきましたか?」なんて聞くこともできない。

でも定期テストならそれができる。限られた範囲からしか出題されず、しかも相手は友達だ。テスト期間中、何度でも友達にこう。「ねえねえ、どこ勉強した?」と。もし自分が勉強していない範囲だったら、要チェック。重要度が低そうだな、と思ったらやらなければいい。逆に自分と勉強している範囲が同じだったら、自分の勉強に自信を持とう。

同じ授業を、同じ量だけ、同じように受けてきたのだ。全く見当違いの勉強をしているとは考えにくい。自分と友達の進捗状況を確認しあって、互いの勉強を補完し合おう。

***

中高生諸君。定期テストは対策が簡単なテストだ。少なくとも、受験に比べれば。
うまいこと試験対策を終わらせて、休みを楽しんでほしい。

※なお、この記事で紹介した方法を用いたのにテストで赤点をとってしまっても筆者は責任を負いかねます。ごめんなさい。


東京大学理科二類所属。県立浦和高等学校および駿台予備校出身。小さいころから自然や生き物に関心を持ち、高校時代に読んだ福岡伸一の「生物と無生物のあいだ」に刺激をうけ、分子生物学を志す。テニス歴6年。AKB48の大ファン。