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苦手だった英語でほぼ満点を取って国立千葉大学医学部に現役合格した話。
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1. 国連英検B級

国連英検には、特A級、A級、B級、C級、D級、E級まで、6つの級があります。特A級・A級のみ、2次試験が行われます。B級やC級は大学入試にも活用されています。

国連英検B級の試験は、リスニングテスト、客観テスト、課題エッセイの3つで構成されています。スピーキングを除いた、リスニング、リーディング、ライティングの英語3技能を測定する試験です。

大問1~4:リスニングテスト
40点満点です。

大問5~9:客観テスト
大問5と大問6に英文法、大問7に国連の知識問題、大問8に長文の空所補充と同義語問題、大問9に長文の内容一致・類推問題があります。全40問で、40点満点です。

大問10:課題エッセイ
20点満点です。

試験時間は大問1~10まで合わせて120分間となります。

2. リーディング

リーディングは客観テストの後半の、大問8と9で出題されます。

大問8は2つのセクションに分かれています。1つ目は空所補充問題です。2つ目が同義語問題で、長文内の下線部と似た意味の単語を答えます。

大問9では、内容一致・類推問題が出題されます。

リーディング問題の難易度は、おおむね英検準1級程度です。なじみのない文章が出題されるため、国連英検専用の対策をしていないと、難しいと感じるでしょう。時事的な内容が多いですが、それ以外にも環境や社会、経済などのジャンルから幅広く出題されます。

3. 空所補充問題

大問8の前半3問が、空所補充問題です。3つの文を、長文の中にある4つの空所のいずれかに当てはめます。選択肢となっている文の指示語や代名詞に着目することが、素早く正確に解くためのコツになります。

例えば、Thisがあったら、前に記述されている何かを受けている可能性が高いと考えられます。指示語や代名詞が指す具体的な内容を探し出し、見つけたら該当箇所を当てはめて、文意が通るかを確かめましょう。

答えを選ぶ際は、空所の前だけでなく、空所の後ろでも意味が通るかを確認してください。もちろん、前から文章を読んでいき、空所に当たったら、3つの選択肢のいずれかが入るか否かをチェックしていくと、だんだん候補を減らしていくことはできます。

しかし、空所は4つあります。空所の中のどれか一つに、どの選択肢も入らないところがあるのです。それに惑わされないように注意してください。

そのため、比較的難易度が高い問題だといえます。どれも正解に思えてきて、悩んでいるうちに多くの時間を使ってしまうこともあるかもしれません。そのような場合は、試験本番で、この問題を最後に回すのも手です(マークミスにはくれぐれも気をつけてください)。

4. 同義語問題

大問8の後半は、同義語問題です。英検準1級に匹敵する難易度の高い単語も見られます。しかし、心配はいりません。長文の前後の文脈から意味を推測することができます。

ほとんど同じような意味の単語が、選択肢に含まれていることに気をつけてください。微妙なニュアンスの違いをつかみ、正解を導かなければなりません。ただし、大部分の問題はそこまで難しくはありません。

また、あくまで長文の中で使われている意味に近いものを選ぶ必要があります。下線部の単語の意味を知っているからといって、本文を読まずに解答してはいけません。長文内では、別の意味で使われている可能性があります。

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5. 内容一致・類推問題

大問9で出題されます。700語程度の長文を読み、設問に答える形式です。

時事問題に加えて、様々なジャンルの長文が出題されます。そのため、どんなジャンルの英文でも抵抗なく読めるように対策しておく必要があります。英字新聞を定期的に読んでおくことを勧めます。

問題数は10問あり、内容一致問題と類推問題が主なものになります。

内容一致問題には、NOT問題(該当しないものを選ぶ問題)も含まれます。NOT問題は解くのに比較的時間がかかるので注意してください。

類推問題は、「~から推測されるのはどれか?」と問われます。解答の根拠は、間接的にしか書かれていません。難問となる傾向にあります。

長文の流れと設問の順番は同じです。前から順番に解くことができます。

センター試験のように、解答の根拠となる段落が指定されている問題もあります。長文の中から解答の箇所を探す手間は、それほどかからないでしょう。

ただし、長文の内容はあまり読みやすいものではありません。単語も難易度の高いものが含まれています。

国連英検の問題集は多くはありません。問題集を一通り解いた後は、英検準1級の長文問題を使って対策することをおすすめします。

6. まとめ

国連英検で出題される長文は硬い文章が多く、読みにくい印象を持つ人が多いでしょう。しかし、すらすらと読めない長文が出題されるのは難関大学でも同じです。

合格点を取るためには、ただ長文を読むだけでなく、設問を言い換えたり、なぜ他の選択肢が誤答なのかを理解することが重要です。そのために、英検準1級や難関大学の過去問を利用して演習量を積んでください。特に、内容一致問題が多い私立大学の入試問題は、国連英検の対策として適しているでしょう。

復習をするときには、まず自分が1回目に読んで理解できなかった部分の和訳を確認しましょう。その上で本文の音読を繰り返し、読解速度を上げる訓練をすると効果的です。

大問7の国連の知識問題は、『わかりやすい国連の活動と世界』という参考書の中から出題されます。試験前に目を通しておきましょう。