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受験にこそパーソナルトレーナーを。4年間、一次試験すら通過できなかった僕が『医学部合格』を勝ち取れた理由
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はじめに

大学受験を目指す方の中には、塾や予備校に通わずに独学で合格を目指している方もいると思います。恐らく書店で参考書や問題集を購入して受験に備えることになると思いますが、「あまりに数が多すぎて迷ってしまい、気がついたら何時間も経っていた」あるいは「買ってみたものの自分のレベルに合わなかった」「前に買った教材とほとんど同じような内容だった」など、情報を知らずにカバーやレイアウトだけで選んでしまい、後々後悔することになる人は少なくありません。

そこで、独学で大学受験の英語をマスターするために必要な参考書や問題集を紹介していきたいと思います。もちろん、一口に大学受験と言っても、国公立大学と私立大学では大きな入試問題の違いがありますし、同じ私立大学であっても、偏差値や学部によって大きな違いがあります。どんな参考書・問題集にも長所と短所があります。自分の目標と現在の実力を照らし合わせて、適切な参考書、問題集に取り組んでいただければと思います。

大学受験「英語」は独学でもOK?

これは、答えから言うとOKです。ただし、塾や予備校に通わないという状況で受験の準備をすることは、簡単なことではありません。

そもそも塾や予備校に通うメリットとは何でしょうか。

一つは授業でしょう。大手予備校ではプロ講師が教えていることが多く、難しい単元が一度で理解できたり、インパクトのある教え方で、記憶に残りやすかったりします。また、最近増加傾向のある個別指導塾では、自分の理解度やレベルに合わせた学習をすることができ、わからないことがあれば、すぐに質問することができます。

二つ目は情報です。予備校では、数多くの受験生を指導してきた受験のプロが的確なアドバイスをしてくれます。進路相談などは、独学の受験生(特に既卒者)はなかなか受けることができません。

三つ目はライバルの存在です。同じ受験という目標を持つ受験生が周りに大勢いるので、自習室に行けば気合いが入るでしょうし、情報交換もできます(雑談が多くなると、逆効果ということもあり得ますが…)。また、ライバルがいると模試に対するモチベーションも上がることでしょう。

ざっと確認しただけでもこのようなメリットがあるために、多くの受験生は塾、予備校に通っているのだと思われます。独学で受験を目指す人は、これらをカバーするように努めなければなりません。インターネットなどで積極的に情報収集をしたり、家だとだらけてしまう人は、市内の有料自習室や図書館を利用するなど学習環境を見直す必要があるでしょう。

苦手な人向け!100ページ以下の薄い基礎の参考書・重要問題集

それでは、英語が苦手な人向けに、薄い参考書、問題集を英単語、英文法、長文読解、英文解釈、英作文の5つに分類してご紹介いたします。

1. 英単語

・『システム英単語Basic』
『システム英単語Basic』
システム英単語シリーズの初級編です。厳選された単語ばかりで無駄が少ないのが特徴です。まずは、本書でセンターレベルまでの単語を定着させることが、リーディングやリスニングなどで得点を伸ばすことにつながるでしょう。

・『キクタン リーディング Entry2000』
『キクタン リーディング Entry2000』
単語を長文の中で覚えることができる構成となっています。単語の羅列だけを覚えるのが苦手だという人には合っているでしょう。付属のCDを繰り返し聞いたり、音読をするうちに、自然と単語を覚えることができるでしょう。

2. 英文法

・『レベル別文法問題集1』、『レベル別文法問題集2』
レベル別、かつ単元別に分かれた問題集です。短い分、短期間で一周させることができるので、一通り英文法をおさらいするのに適しています。ただし、問題量が少ないため、網羅性には欠けます。一通り学習したら次のレベルに進むか、別の問題集、参考書で補ってください。

・『高校英語の基礎―高校初級用(発展30日完成(3))』
非常にコンパクトで、すぐに解き終わることができます。これを2~3周して定着させれば、とりあえず文法の基礎知識は身につくでしょう。ただし、説明もかなりコンパクトなので、文法的説明が欲しい人は、疑問点を質問したり、文法参考書を読みながら進めることをおすすめします。

・『英文法・語法 SPEED攻略10日間』
『英文法・語法 SPEED攻略10日間』
完全に初心者向けというものではありませんが、受験生の盲点をついた内容になっています。100ページに満たないページ数ではあるものの、200項目に分類されており、コンパクトにまとまっています。

3. 長文問題集

・『レベル別長文問題集』
『レベル別長文問題集』
レベル別に分けられており、また1冊が薄いのですぐに終えることができます。また、自分の実力に合った問題集を解くことができるので、挫折しにくいという特徴があります。英語が苦手な人は1と2、センターレベルの問題を解きたい人は3と4を選ぶと良いでしょう。

・『全レベル問題集 英語長文』
本書もレベル別に分かれているので、リーディングに自信のない人はまず本書のレベル1から取り組んでみましょう。レベル2はセンターレベル、3は日東駒専レベルとなっています。付属のCDを使い、英語だけでなく、リスニング力も磨くことができます。

4. 英文解釈

・『英文読解入門 基本はここだ!―代々木ゼミ方式』
英文読解の基本が書かれており、この本を一読すれば、たいていの英文は正しく読めるようになるはずです。ただ英文があって和訳をするだけというものではなく、全ての英文に当てはまる公式的なものを学ぶことができます。

・『入門英文解釈の技術70』
『入門英文解釈の技術70』
本書は、上のレベルに同じシリーズの本が出ていますが、いずれも英文解釈をするに当たって引っかかりやすいポイントがテーマとして与えられています。そのため、1冊を通して問題に取り組んでみると、自分が苦手とするポイントが見えてきます。

5. 英作文

・『よくばり英作文』
『よくばり英作文』
文法の問題集を一通りやっても、なかなか英作文を書こうとすると表現が出てこないという人にお薦めな一冊です。本書のような文例集でまずは正しい文をインプットし、実戦ではその知識を生かして書くのが英作文では効果的な対策になると思います。

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大学受験「英語」の参考書・重要問題集30冊

1. 英単語

・『システム英単語』
『システム英単語』
システム英単語Basicよりも一段高いレベルの単語帳です。本書を完全にマスターすれば、一部の難関大学で時々出てくるハイレベルな単語や医療系などの専門的な単語以外は網羅されています。

・『DUO 3.0』
『DUO 3.0』
短文が与えられていて、その中で単語やフレーズを覚えることができます。通常、例文というものは一つの例文の中に覚えるべき単語が一つしかなかったりするものですが、本書で紹介されている例文は数多くの単語や構造が含まれているので、例文暗記をすることの効率が高いと言えます。

・『キクタン リーディングAdvanced6000』
『キクタン リーディングAdvanced6000』
キクタンリーディングシリーズの上級編です。普通の単語帳のようなものではなく、長文を通じて単語を覚えたいという人は、本書がおすすめです。

・『速読英単語 1 必修編』
『速読英単語 1 必修編』
このシリーズも長文の中で単語を覚えていくコンセプトの単語帳です。必修編の下には入門編、上には上級編があり、3冊をやり込めば単語だけでなく、かなりの量の長文を読むことができます。

・『話題別英単語リンガメタリカ』
『話題別英単語リンガメタリカ』
一般的な単語帳ではカバーしきれないような専門分野について頻出の単語をまとめた単語帳です。政治、経済、戦争、医療、など入試ではごく当たり前に出てくるような、しかし単語帳には掲載されていない単語をしっかりカバーしてくれています。速読英単語と同様に題材となる1つの長文を与え、そちらに登場する単語を直後にリストで掲載する形式です。一通り単語帳をやり終えた人は、最後の仕上げに本書をやってみてはどうでしょうか。

2. 英文法

・『アップグレード 英文法・語法問題』
『アップグレード 英文法・語法問題』
豊富な問題量がそろっており、英文法だけでなく、語法、熟語から会話や発音問題まで含まれているので、この1冊をしっかりと習得すれば、たいていの大学入試問題に対応できます。ただし、問題数がかなり多いため、うまく使わないと途中で挫折してしまうかもしれません。

・『NEXT STAGE 英文法・語法問題 3rd Edition』
『NEXT STAGE 英文法・語法問題 3rd Edition』
こちらもアップグレードと似た文法問題集で、長所を挙げれば網羅性に優れている、短所を挙げれば問題量が多くて挫折しやすいといったところでしょうか。また、文法の解説は限られているので、一通り文法の説明を受け、授業を聞いた後で取り組むことをおすすめします。

・『よくわかる英文法』
『よくわかる英文法』
説明を聞けばわかっても、いざ問題を解こうとすると解けないという問題を持つ人におすすめの一冊です。文法問題集の中には、ほとんど選択式の問題しかないというものもありますが、これでは、運用レベルにまで文法力を引き上げることが難しいと言えます。本書は記述式の問題が掲載されており、完璧に使いこなせるレベルにまで文法力を高めることができます。

・『英文法・語法のトレーニング 2 演習編』
『英文法・語法のトレーニング 2 演習編』
本書は文法問題集の中では最もレベルが高いものの一つです。早慶上智や私立医学部など、文法の難問が出題されるような大学を目指す人が取り組むべき一冊で、その他の人は、アップグレードやNext Stageを繰り返しやった方が良いでしょう。

・『英文法・語法 最終チェック問題集〔必修レベル編〕(ランダム総点検)』
文法問題集はかなりできるようになったのに、模試を受けると点数が出ない…という人は、問題集が単元別に分かれているため、無意識に答えを推測してしまっているからかもしれません。例えば、このセクションは不定詞だから、to+動詞の原形が答えだろう、このセクションは仮定法だからwouldが答えだろう、のような感じで解いてしまっているということです。もしそうだとしたら、本書に取り組んでみましょう。模試のように文法単元別に分かれていないため、実戦さながらの感覚で問題を解くことができます。また、このシリーズにはさらに上のレベルもあるので、難関大学を目指す人はこちらも解いておきましょう。

・『全解説実力判定英文法ファイナル問題集―文法・語法・イディオム・会話表現の総仕上げ(標準編)(大学受験スーパーゼミ)』
こちらもランダムで模試の形式になっているため、文法単元別の問題集を一通り解き終わった人は取り組んでみると良いでしょう。問題を解き終わったら、間違えた問題にチェックをつけるのを忘れないようにしましょう。自分でも気づかなかった弱点が見えてくるかもしれません。

・『総合英語Forest』
『総合英語Forest』
英文法の参考書です。解説が詳しく分量もそれほど多くはないので、受験生に定評があり、学校で配られたという人も多いのではないかと思います。このような参考書は、全てを読もうとすると挫折率が高まるので、授業で習った箇所だけ読む、あるいは文法問題集を解いて、正答率が悪い分野を解くといった使い方をおすすめします。
類書に『総合英語Evergreen』(いいずな書店)、『総合英語be』(いいずな書店)、『高校総合英語Harvest』(桐原書店)、『ZESTAR総合英語』(Z会出版)、などがありますが、お好みでご使用ください。

・『チャート式 基礎からの新々総合英語』
『チャート式 基礎からの新々総合英語』
Forestと同様に文法の参考書です。このような参考書は、ほとんど書いてある内容は同じようなものなので、一冊買えば十分です。書店で何冊かパラパラと読み、一番合っていると思ったものを購入するのが良いと思います。

・『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』
普通の文法問題集とは異なり、文法単元を使った例文をたくさん日本語⇒英語に変換することによって、英作文力、さらにはスピーキング力を伸ばそうという参考書です。2020年から始まる4技能入試に向けて、ライティングやスピーキング力を伸ばしたい方には必読の1冊です。同書は、同じコンセプトの本が複数出版されているので、そちらも併せて取り組んでみてはどうでしょうか。

3. 長文問題集

・『やっておきたい英語長文』
『やっておきたい英語長文』
本書は、語彙数で分類されている長文問題集です。まずはこのシリーズの300語レベルから、上級者になると、700や1000語水準の問題集があります。しかし、300と言っても一応過去問からの抜粋なので、高校初級レベルの人にはハードルが高いでしょう。問題や解説は良いのですが、CDが付属していないのが、残念なところです。

・『レベル別長文問題集』
『レベル別長文問題集』
初級編でもご紹介しましたが、中級レベル以上の人は、3以上のものを解いてもらう形になります。やっておきたい長文300がレベル別長文問題集の4より少し難しいくらいなので、やっておきたい長文300に入る前に、本書のレベル3や4をやっておくと良いと思います。

・『英語長文PREMIUM問題集』
レベル別長文問題集に似たコンセプトの本です。レベル別長文問題集を解き終わり、さらに演習量を積みたい人は、取り組んでみると良いでしょう。レベル別長文問題集ほど細かく分かれていませんが、Standard, Advanced, Topの3レベルに分かれており、音声CDも付属しているので、問題を解き終わったら繰り返し音声を聞いて定着させましょう。

・『全レベル問題集 英語長文』
本書もレベル別に分かれており、詳しい解説とCDが付属しており、自分のレベルに合ったものを選んで演習することができます。英語長文で得点を伸ばすためには、ある程度の演習量がどうしても必要になるので、本書を含め様々なレベルの長文問題集を解いてください。

・『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス』
長文問題集ですが、どのような大学入試問題にも対応できるような題材の英文が掲載されており、解説が間違いの選択肢にまで誤りの理由が書かれている点が分かりやすいと定評があります。3レベルに分かれているため、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。また、音声のダウンロードをすることができます。

『大学入試英語長文ハイパートレーニング』
本書は長文の問題集でありながら、速読のトレーニングページがついているのが特徴です。ある程度正確に読むことができても、速く読めないために模試などを受けると時間が無くなってしまうという人にはおすすめです。

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4. 英文読解

・『ポレポレ英文読解プロセス50』
『ポレポレ英文読解プロセス50』
英文読解の問題集ですが、ページ数はあまり無いので、比較的早く一周することができるでしょう。本書の特徴として、難問にライオンのマークがついており、難関大学を受験しない人は、この問題を飛ばして次に進むことができます。

・『英文解釈の技術100』
『英文解釈の技術100』
先ほどご紹介した『入門英文解釈の技術70』と同じシリーズの本です。この中間のレベルには『基礎英文解釈の技術100』があり、難関国公立大学を受験しないのであれば、そちらで十分対応できるでしょう。一度訳し終えた文は、付属のCDを何度も聞いてインプットしてください。

・『ライジング英文解釈』
『ライジング英文解釈』
本書は『英文解釈の技術100』と同様に難易度の高い問題集ですが、解説がシンプルで演習量を積みたい人に合っています。英文構造の視覚的な分かりやすさを求めるのであれば、『英文解釈の技術100』をおすすめします。

・『構文解釈のプラチカ』
『構文解釈のプラチカ』
本書はそこまでの難問が揃っているわけではないので、偏差値60前後の大学を狙う場合に適していると言えます。英文のレベルや質が良いのと、文法単元別に分かれているのが特徴です。

・『英文読解の透視図』
直訳と意訳の両方が掲載されているため、理解しやすい内容となっています。また、解説が非常に詳しいのが特徴です。ただし、問題の難易度が高いので、難関国公立大学受験生以外はここまでやる必要は無いでしょう。

5. 英作文

・『ドラゴン・イングリッシュ基本例文100』
『ドラゴン・イングリッシュ基本例文100』
実際の英作文問題で出てきそうな問題が出題されており、実践的な問題集です。文法単元別の英作文など、英作文の入門書を一通りやり終えた人は、本書に取り組んでみましょう。

・『減点されない英作文』
『減点されない英作文』
英作文は自分で学習するのが難しいと思いますが、本書では受験生が間違えやすいポイントが解説されており、参考になる知識がたくさんあります。また、たいていの英作文問題集の模範解答はレベルが高すぎて参考にならないという人も、合格するために最低限何をしなければならないかがわかるようになるでしょう。

・『「京大」英作文のすべて』
『「京大」英作文のすべて』
数十年分にわたる京大の過去問の解説があり、京大を目指している人は是非解いておきたい一冊です。模範解答はレベルが高いですが、これをもとに表現集を作成することによって、京大の英作文対策をすることができます。

6. リスニング

・『大学入試 関正生の英語リスニング プラチナルール』
リスニング問題を解くためのルールが解説されており、初心者向けの1冊です。聞き取りが難しくなる理由を知ることで、リスニングを効率よく伸ばすことができます。

・『大学入試パーフェクトリスニング(Volume1)』
リスニングの実践問題集で、ある程度基礎ができている人に向いている本です。逆に、まだ基本が定着しておらず、ゆっくりとした音声でなければ聞き取れないという人は、まだ手をつける必要はありません。

最後に

大量に参考書を紹介しましたが、自分に合ったものを選んで徹底的に使い込んでください。もちろん紹介したものをすべてやる必要はありません。あれこれ色々なものに手を出すよりも、1冊を完璧に仕上げた方が力になります。参考書に関しては、内容ももちろん重要ですが、同じくらいレベルというものも重要な要素なので、まずは実際に書店に行き、手に取って自分のレベルに合うかどうかを確かめてみましょう。

英語は大学入試の4技能化が進み、今までよりもリスニングやライティング、スピーキングに対する重要度が高まっています。適切な参考書を選択してバランスの取れた英語力をつけてください。